過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2008年11月30日放送

特集

儲かる場所第3弾!東京駅

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、山里亮太さん

番組内容

今日のテーマは、儲かる場所第3弾、東京駅!!
乗降客数は、1日80万人以上!切符の収入は、ナント2億6000万円!
正に桁違いの超儲かり駅!
東京駅に行ったことがある人もない人もビックリ!!
今東京駅がとんでないことになってる!

そこで今日のがっちりマンデー!!は、儲かる場所第3弾!
東京駅の裏側を大公開しちゃいます!!

■放送内容をシェアする

儲かる場所【東京駅】大繁盛地下街でがっちり!

東京駅の誕生は、大正3年。
ホームはまだ4本しかありませんでした。
翌年には、日本発の駅上ホテル、東京ステーションホテルが開業。

そして、東京駅を一躍儲かり駅にしたのが…新幹線!
東京〜大阪間を3時間10分で結ぶ東海道新幹線の開業で、東京駅の利用者が急増!
今では全部で13路線が集中する、超儲かり駅になったのです。

そんな儲かる場所、東京駅。
まずは…大繁盛地下街、グランスタ!
昨年10月、丸の内側と八重洲側を結ぶ地下中央通路にオープンした巨大地下街。
47店舗が軒を連ねるグランスタに、スイーツやお惣菜などを求めて、連日2万人が集まっちゃう儲かり通路なんです。
絶好調のグランスタにあって、特ににぎわっているのがこちらのお店。

お店に入りきらなくって、はるか遠くにまで並んでる!で、皆さんのお目当ては?

鉄道会館グランスタ店長 渡邉雅之さん:かりんとうの専門店です。

こちら、日本橋錦豊琳は、きんぴらごぼう味のかりんとうや、七味唐辛子味のかりんとうなど、ユニークなかりんとうで大人気のお店。

やっぱり本店は日本橋に?

錦豊琳専務 直井實さん:元々私どもはお菓子の卸売り業なんです。

え?それってどういうこと?

直井専務:小売の直営店というのは、今までやってませんでしたから。
スタッフ:お店がなかったということですか?
直井専務:そういうことです!

実は、日本橋錦豊琳、小売のお店ではなく、お菓子の卸売りを専門にしていた会社。
しかし今回、グランスタ側からの強〜い要望で、初めて自前のお店を出したのです。

スタッフ:儲かってんじゃないですか?
直井専務:エヘへへへ!まぁそれは…多少はですね!

儲かり地下街グランスタを歩いてみると、聞き慣れないお店が多い…。

渡邉店長:日本全国北海道から沖縄まで、自分たちの足で色々探して見つけてきたものです!

そう!有名無名にこだわらず、「おいしい!」と思ったものだけを選んで出店のお願いをしたのです。そのため、47店舗中31店舗がエキナカ初出店!
こちらの富士見堂さんも…

富士見堂 佐々木章子さん:(声をかけられて)驚きました!よく見つけて下さったと!

黒米せんべいが大人気の富士見堂。本店は、東京葛飾区にある小さなお店。

スタッフ:今本店とこちらのお店、売り上げはどちらが?
佐々木さん:こちらです!

東京駅の方ががっちりなんだとか!
今や儲かり通路となったグランスタ!

…でも、2年前までは人もまばらな寂し〜い通路でした。

渡邉店長:ちょっと薄暗くて、丸の内側から人が通過するだけの空間であったと。

丸の内側と八重洲側を結ぶ、単なる抜け道状態…。
しかしその真上には、東京駅のメインストリートとも言える中央通路が!
ここは、山手線、中央線をはじめ、5つの在来線からの乗降客で連日の大賑わい!

これを逃す手はな〜い!!
そこで、通路の真ん中にエスカレーターを設置し、ホームからのお客さんをどんどん地下街へ送り込むことに成功!

あっという間に寂し〜い通路から、お客さんが集まる儲かり通路に大変身したのです!
そして、グランスタが成功したもう一つのヒミツは…
駅構内であったか〜いお惣菜を販売したこと。
47店舗中27店舗が厨房付き、作りたてのお惣菜を毎日提供している。
まるでデパ地下!

でも、何で厨房を?

渡邉店長:オーダーが入って作り出せば、当然そのまますぐお渡しできますので。そのつど作ってお客様に提供となれば、当然在庫を多く持たなくていいということですね。

そう!売れ行きを見ながら調理できるので、売れ残りが少ない!
2008年度の売り上げ見込みも、ナント91億円!儲かり地下街グランスタでがっちりです!

儲かる場所、東京駅。続いては…やっぱり駅弁の売店!

東京駅構内には、43もの駅弁のお店が!
ズラ〜っと並んだお弁当、どれにするか迷っちゃう!
東京駅の駅弁の売店は、大きく分けて2種類。
オレンジ色の看板に「駅弁屋」と書かれているタイプと、

赤の看板に商品の名前だけ書かれているタイプ。

何で2種類あるか知ってますか?
実は、「駅弁屋」はJR東日本、赤の看板はJR東海と、経営している会社が違うからなんです!
お店の数はJR東日本が21店舗で、JR東海が22店舗。
こちらは、JR東日本の小田部さん。

スタッフ:どれくらい売れてるんですか?
JR東日本グループ日本レストランエンタプライズ 小田部しのぶさん:平日ですと大体2万個ぐらい、週末忙しい時期になると3万を越す量を販売しております。

一方、JR東海の平島さんは…

JR東海グループJR東海パッセンジャーズ 平島麻子さん:1日に1万食販売しております!

あれ!?JR東日本の半分!?でもこの数字が実はすごい!
東京駅にある地上10ホームのうち、JR東海が運営しているのは、東海道新幹線が発着する3ホームだけ。

たった3ホームなのに、1万個も駅弁を売っちゃう!そのため、

平島さん:22店舗中17店舗が東京駅のホーム上にあります!

JR東海は、新幹線に乗るお客さんがターゲット。だから、ホーム上に売店を集中させてるんです。
JR東日本とJR東海。会社が違うので、売っている駅弁の中身も違う。中には…

あら?両方とも深川めし?値段もまったく同じなんですが…

小田部さん:同じ商品ではないです!
スタッフ:中身が違ったりするんですか?
小田部さん:そうですね、多少は違います。

お弁当を開けてみると…JR東日本には煮物が入ってたり、

JR東海にはあさりがまんまのってたり、

うん、確かに違いますね。やっぱりお互いの駅弁って気になります〜?

小田部さん:出かけたりとかする時には見ます!
平島さん:とても気になりますね!旅行に行く際は買わせて頂いております!

お腹がグーっと鳴った加藤さんに、後で3800円の豪華駅弁を持っていきますから、楽しみにしててね!

ヒミツの儲かり場所に潜入!

儲かる場所、東京駅。
続いては…ん?動くもの?
そう、車内販売!
新幹線のホームを歩くのは、車内販売16年の達人、斎藤さん。

1日の最高売り上げは?

JR東日本車内販売員 斎藤泉さん:40万ぐらい売り上げました!
スタッフ:えっ?これ(ワゴン)だけですよね?
斎藤さん:そうです。このワゴンと、あと腕力ですね!

売り子さんの1日の売り上げは、平均15万円。なのに40万円はすごい!!
斎藤さんいわく、東京駅の地下には、売り子さんの売り上げを左右する場所があると…今回特別に見せて頂くことに!

斎藤さん:今ですね、B1に。
スタッフ:地下?
斎藤さん:はい。新幹線の通ってる真下になります。

エレベーターを降りると、何やら地下通路が。さらに扉を開けると、そこはワゴン商品の補充倉庫!

レジに、飲み物に、お菓子!ちょっとしたスーパーみたい!
あれ?斎藤さんレジ打ってる。…何をしてるんですか?

斎藤さん:自分たちで数を決めて、商品をワゴンに詰めていきます。
スタッフ:数って、自分で決めてるんですか?
斎藤さん:そうなんです!お客様の客層が全く違うので、乗務員一人ひとりに任されています!

同じ新幹線でも、曜日や時間帯によって客層はてんでバラバラ。
だから、売り子さんは自分の判断で責任を持って商品を選んでいるんです!
売れると思う商品と個数をレジに入力して積み込むわけですが…この時、売り子さんたちが必ずチェックしているデータがある!それは…

斎藤さん:私たちは残席情報っていうものも見ることができるんですね。

残席情報とは、車内の空席情報のこと。
事前に空席数を確認できるので、どういった商品が必要か把握しやすいというわけ。
40万円売れた日はどうだったんですか?

斎藤さん:(残席数が)ゼロだったんですよ!満席!

満席ー!そして、

斎藤さん:時間帯も(夕方)5時半ぐらい。

そこで達人は、他の商品には目もくれず、お弁当をありったけ積んで勝負!
187個もの弁当を売っちゃいました!さすがに給料が上がったんじゃないですか〜?

斎藤さん:多少はありますけれども、基本的には時給です!…時給です!

東京駅は車内販売でもがっちり!

▼スタジオにてお話を伺いました。
加藤:へぇーなるほどねー!自分で(売る)量を決めて乗ってくっていう!

森永さん:ワゴンには、80種類ぐらいの商品しか乗せられないんですね。だから、大体10万円分ぐらいを乗せて押してるんですけれども、どういう風に積むかっていう、あれは一人ひとりの勝負ワゴンなんですよ。

加藤:だからやっぱり、あれが売れるか売れないかはその人のさじ加減一個ということですよね。

森永さん:感性なんですよねー。

加藤:あとねーあれ!地下! 地下すごいですねー!

進藤:地下街の変わりよう!

森永さん:私ね、駅の中の店で大行列ができるっていうのを、初めてあそこで見たんですよ!

加藤:ねぇー!?VTR見たら並んでんのはかりんとうですよ!

森永さん:あれだけの人通りがあるからー。あんまりかりんとうってしょっちゅう食べてるわけじゃないと思うんですよ。でも、「あっ、かりんとうにこんなに種類がある!」って思うから、人が来るんですね。

進藤:そして!駅弁ですが、3800円の駅弁を今日はご用意いたしました!

一同:うわーっ!すっごーい、これ!!

加藤:うわっ、これは豪華だわ!まいっちゃうよー、これ!笹だもん、米を包んでるのが!

山里さん:えっ!?これビニールの笹じゃないんですか!?

加藤:違う!笹、本物よー!3800円でビニールなわけないでしょー!!

(試食中)

加藤:今米食べてみたんだけど…米うまい!!

進藤:えー!?…ちょっと違う!

森永さん:おいしい!おいしい!

加藤:3500円ぐらいにしてくれればねー(笑)

意外な儲かりビジネスが登場!

儲かる場所、東京駅。続いては…3つの高層ビル!
大丸が入っている、43階建てのグラントウキョウノースタワー。
有名企業も多く入居している、42階建てのグラントウキョウサウスタワー。
ホテル施設が入っている、35階建てのサピアタワー。
東京駅と隣接する場所に、JR東日本が中心となって、商業用ビルを3つも建てちゃいました!
JR東日本、大規模開発部門の鈴木さん、どのくらい入居しているんですか?

JR東日本大規模開発部門東京駅開発プロジェクト 鈴木秀治さん:ほぼ満室です!

スタッフ:結構がっちりですか?

鈴木さん:(笑顔)

現在八重洲側では、サウス・ノース両タワーを結ぶ、歩行者専用通路を建設中。
工事ってどのくらいかかるんですか?

鈴木さん:約2000億円です。

さすが超儲かり駅!ハンパない!!
そして、3つの高層ビルの中で最も注目されているのが…サピアタワー!
レストランや高級ホテルに、大企業のオフィスなどが入っている超儲かりビル!
そんな儲かりビルにとーっても意外なところが入居中。それは…大学。
北海道大学や立命館大学など、14もの有名大学がオフィスをかまえているんです。

その中の一つ、関西大学を訪ねてみると…

スタッフ:おはようございます、がっちりマンデーです!
関西大学東京センターセンター長 石山博康さん:あぁーよく見てますよー!
スタッフ:ネクタイすごい派手ですねー。
石山さん:派手?あぁーそうですか。モテるようなものっていったらネクタイぐらいしかないので(笑)

茶目っ気たっぷり!関西大学の石山さん。ところで、なぜ東京駅にオフィスを?

石山さん:大きな窓口なんですよ!東京駅そのものが!

首都・東京の玄関口・東京駅に、窓口となるオフィスをおくことで、首都圏に集中している受験生を、大阪の関西大学へ引っ張りこもうという狙いが。

石山さん:東京の大学軍と東京以外の大学軍の、戦争が始まってると理解してますね。

東京駅に窓口をおくことで、大学は新たな学生獲得を目指しているのです。

ビジネスマンから観光客まで…バスターミナルでがっちり!

儲かる場所、東京駅。続いては…バスターミナル!
こちらは、八重洲側にある高速バス専用のバスターミナル。

北は青森県から西は山口県まで、全国34府県に運行している高速バス。

スタッフ:1日の発着本数は?

JRバス関東営業部 小西彦晴さん:1日1000本です。

ナント1000本の高速バスが、ここ東京駅で毎日発着してる!
発着本数が一番多いのはどこ?やっぱり大阪?それとも仙台とか?

小西さん:茨城県の鹿島です。

なぜ一番鹿島が多いのか?

小西さん:鹿島は臨海工業地帯ですので、都心方面からのビジネスでご利用される方が非常に多くいらっしゃいます。

そう、鹿島は住友金属や旭硝子など、およそ160社が集まる臨海工業地帯。
従業員数もおよそ2万2000人!
その鹿島に、東京から高速バスを運行しているのは東京駅だけ。
都内に住む従業員にとって、鹿島への高速バスは大事な通勤手段。
だから、一番本数も多いってわけ。
八重洲側には高速バスターミナル。で、反対の丸の内側にあるのは…幅広〜い層のお客さんに人気のはとバス!

発着本数は1日50本。ツアーの数は100種類以上!東京都内を中心に運行中です。

はとバス広報室 山田歩さん:東北方面や上越、関西方面からの新幹線の玄関口ともなっておりますし、改札を出てすぐにはとバスの乗り場があるというのも、地方から来た方にとってはとても安心感があると思います。

東京駅にバスターミナルがあることで、新幹線で来る地方のお客さんはもちろん、成田エキスプレスでやってくる海外の旅行客もゲットできちゃう!だから、バスターミナルでもがっちり!

そして、開業100周年を迎える2014年には、新しく生まれ変わった東京駅が誕生!
さらにお客さんが集まる儲かり駅になりそうです。

▼スタジオにてお話を伺いました。
加藤:へぇー、2014年にまたさらに変わるんだって!

山里さん:僕人生でこんなにへぇーって言う日が来るとは思いませんでした!

加藤:東京駅だけでねー!でも何であんなに鹿島に?

森永さん:列車で行くとやっぱり時間がかかっちゃう。

進藤:バスだと大体2時間半ぐらいで、40人乗りのバスが1日87往復もしているんですって。

加藤:きっとバスからしたら電車が通ると「チッ!」って思ったりするんでしょうね(笑)まぁその辺のせめぎあいもあるんでしょう。

進藤:そして、東京駅の高層ビルの中に母校が!

山里さん:はい。だから僕関東出身で関西大学に行ったんで、関東の高校で言うと関西の大学の資料とかがまったく手に入らないんです!ちゃんと自分で申し込んだりとかしないといけないから、面倒くさいんです!だからああいう窓口があると、すぐ手に入るんで楽なんですよ。

加藤:まぁそれを利用してやってるんだろうね。

森永さん:それからね、地方自治体、県とか大きな市は、東京事務所を東京駅の周りに結構配置してるんです。それは、出張に来た時に楽なんですよ!

加藤:楽ですよね、動かなくていいんですもん。

森永さん:そうなんです。

進藤:それでは最後に森永さんにうかがいたいことがございます。東京駅の次に来る儲かる場所はどこでしょうか?

森永さん:それは、埼玉県の春日部なんです!なぜ春日部かというと、今アニメキャラクターの「らき ☆すた」っていうのが大ブームになってるんです!春日部がすごいのはですね、その「らき☆すた」のふるさとであると同時に、「クレヨンしんちゃん」のふるさとでもあるんです!つまり、二重に盛り上がるんです!これはねーもう、世界の春日部になると私は見ているんです!

加藤:しんちゃんとらき☆すたって世界的なものですか!?

森永さん:そうです!だって今日本中で、アニメをネタにした街づくりっていうのが行われてるんですよ。例えば、鳥取県の境港っていうのところで「水木しげるロード」っていうのがあって、今年のゴールデンウィークに20万人以上来たっていいます。

加藤:そうですか!へぇー!「らき☆すた」っていうのはテレビでやってるんですか?

山里さん:DVDとかでめちゃくちゃ売れてますね。またYouTubeとかが今あるから、世界の人たちが見てますし、「らき☆すた」の格好をするコスプレが海外の人にも流行ってて、世界のコスプレの大会でも「らき☆すた」の格好ってが結構上位にいくんですよねー!

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.