過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2008年10月19日放送

特集

エスビー食品

ゲスト

エスビー食品(株) 江戸龍太郎 代表取締役社長

番組内容

スタジオには、江戸龍太郎社長が登場!

エスビー食品の儲かるヒミツをじっくり聞いちゃいます!

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スパイスの儲かるヒミツ!

驚きのシェアを誇る、エスビーの食卓の名脇役たち。
おなじみ、小さな赤い缶に代表される家庭用カレー粉のシェアは、ダントツの80%!

国産カレー粉誕生の歴史は、エスビー食品の歴史でもある。
大正時代、まだ高級料理だったカレーを口にしたエスビーの創業者、山崎峯次郎氏は、「なんてうまいんだ!日本でも作れないものか!?」

しかし、当時の日本では"スパイス=食べ物"ではなく、売っていたのは薬屋さん。
で、薬屋でスパイスを片っ端から購入した峯次郎氏は、輸入品のカレー粉と香りをかぎ比べ、どんなスパイスが使われているかを独学で研究していったのです。
そして大正12年、ついに日本初の純国産カレー粉を発売!
全国的な大ヒットとなりました!

そんな峯次郎氏は、エスビーのカレー粉をアピールするため、カレー粉の工場を国会議事堂そっくりに建て替えちゃった!

今もその名残りが、赤缶カレー粉のパッケージに残されています。
さらに…

ナレーション:インド人もビックリ!エスビーカレー新型!うまいっ!

このCMが話題となり、ルウタイプのカレーも次々大ヒット!
エスビー食品の名を、不動のものにしたのです。
国内シェア80%を誇るエスビーのカレー粉。
一体どうやって作られているのか?

ヒミツを探るべく、がっちりマンデー!!経済予報士見習い岡村は、東京都板橋区にあるスパイス中央研究所へ。

岡村仁美(TBSアナウンサー):うわっ!すごいスパイスのいい香りがしてますよ!

第1商品開発ユニットマネージャー 小島和彦さん:いい香りでしょ?

迎えてくれたのは、商品開発部の小島さん。

岡村:ご出身は?

小島さん:色々言われるんですけれども、最近言われるのはインドですとかパキスタンですとかインドネシアですとか。
だんだんそういう顔になってきちゃっているのかもしれませんね。
毎日何十本も何百本もスパイスを見るんですから。
そうするとこういう顔になってっちゃうんですね。

小島さん、そんなわけないでしょ…。
小島さんいわく、エスビーのカレー粉には、創業から80年以上ずっと守られてきた鉄則がある!
それは…「カレー粉の味や香りを少しも変えてはいけない!」

岡村:なんで同じじゃなきゃいけないんですか?

小島さん:やっぱり、エスビー食品のカレー粉は、日本のカレーの原点だと思うんですね。
つまり、カレーのスタンダードです。
だから、絶対に変えてはならないんです!

エスビーのカレー粉は、シェア80%!日本全国のお店や家庭で、様々な料理に使われている。
だから、その味や香りが少しでも変わると、全国で作られているカレー風味の料理の味が変わってしまうのだ。
そのため、

小島さん:創業当時から調合比率をまったく変えていないんです!
何.何%まで決まってます!

カレー粉は、ターメリックやナツメグ、クミンなど、30種類以上のスパイスをブレンドしたもの。
そのすべての割合は、小数点以下まで細かく決まっているというのだ!

小島さん:ですから、このレシピにつきましては、エスビーの社員といえどもほんの一握りしか知らないんです!

そして、カレー粉の調合比率と同じくらい大事なのが、香り。
その香りを守り続けているのが、商品本部分析センターの鳥居由美さん。

岡村:どうやって香りを調べてるんですか?

鳥居さん:こちらの機械で香りを分析しております。

こちらが香りを分析する機械、その名も「ガスクロマトグラフ質量分析計」!

香りはいくつもの成分から出来ている。
ターメリックの場合、なんと200種類もの香りの成分が!
それをこの機械にかけると、200種類それぞれの香りの成分が、どれくらい強いのかを分析してくれる。

ここで満を持して香りのスペシャリスト・鳥居さんが登場!
機械が当てた200種類すべての香りを、1つ1つかいでチェック!
集中力が必要なので、記入しながら記録していく…。
この分析ができるのは、社員の中でもごくわずか。
鳥居さんは、その中の選ばれし1人!

岡村:今「甘い」って書きました、甘い。
「花のようだ」、「さわやかな」。

機械から出てくる香りの特徴を次々と判別!
ここで!時間のムダだとは思いますが、岡村も挑戦!
…岡村?今、香りが通過したんだけど…岡村さん?岡村さーん!!

岡村:え〜!?ほんとに分かんない!

鳥居さん:人間の鼻って、疲れてしまうのが最大の欠点なんですよね。

はぁ…、岡村の鼻は疲れちゃったのねー…。

カレー粉のこだわりは、その製造工程にもあった!
企業秘密でほとんどお見せできないのが残念ですが、なんとも年季の入ったこちらの機械。
ここ!ここにご注目!

杵と臼のようなもので、スパイスの実をすりつぶしてる!

第1商品開発ユニット 鈴木直幸さん:
これはもう、創業当初からうちの方でこだわり続けている製粉の方法になります。
高速でガーッと製粉する機械もあるんですけど、やっぱりどうしても熱が出てきちゃうんですね。
そうするとスパイスの香りっていうのは、すごい熱に弱いんですよ。
スパイスの命は香りなんですよね!

だからエスビーでは、昔ながらの製法でじっくりすりつぶしている。
そして、カレー粉製造の最終工程、焙煎。
焙煎とは、カレー粉に熱を加えて香りを出す作業。
ここで一番大事なのは、温度調節。
温度調節名人の松本さんに、特別に、焙煎したてのカレー粉を見せて頂きました。

東松山工場スパイス製造担当 松本輝之さん:震えが来ますよ!震えが来ますコレは!

スタッフ:おぉ〜!おぉ〜っ!!これが…

松本さん:これがカレーの香りです!

こちらが、出来立てホヤホヤのカレー粉!

松本さん:匂いも色もここからカレー粉になります!
たかがカレーじゃありません!ものすごいです!奥が深いです!

こうした、カレー粉に見せられた男たちのおかげで、80%という驚異のシェアをキープしているんですね。

スパイスの儲かるヒミツ!その2

続いては、テーブルコショーに代表されるコショーのシェア!ダントツの60%!

テーブルコショーが登場する前、日本人はこしょうの存在さえよく知りませんでした。
つぶ状のこしょうをどうやって使っていいのか…ほとんどの人がわからなかったんです。
そこでエスビーは、こしょうの実をすりつぶしてパウダー状に。

そして、黒こしょうと白こしょうの区別もわからなかった日本人のために、2つを程よくブレンド。
こうして発売されたのが、テーブルコショー。
これが大ヒットし、コショーは日本中に広まったのです!

コショーから始まった日本のスパイスの歴史。
今では、スパイス関連商品も1000種類に!
でも、どうやってスパイスを集めてるんですか?

供給本部 大倉賢さん:世界中から調達してますから。

そう!インドやベトナムなど、エスビーはスパイスの実を世界中から輸入!
港の倉庫には、うず高く積まれたスパイスの袋の山が!
中にはスパイスの実がザックザク!

しかし、エスビーはスパイスを輸入するだけじゃない!
山梨県忍野村にある忍野試験農場では、日々新しいスパイスを開発しています!
で、一体どんな品種が誕生したのか?

第1研究開発ユニット 角達好さん:SBカプマックスという、唐辛子の品種になります。

名前も形もちょっと変わった唐辛子ですが、ひっじょ〜にすごい記録を持っている!それが…

角さん:世界一辛いスパイスという事で、ギネスで認定を受けた事がある。

スタッフ:食べても大丈夫ですか?

角さん:いやいや!あの…ほんとに辛いですから!
やめて頂いた方が、賢明かと思います。

このSBカプマックス。
辛さが通常の唐辛子の10倍と、超激辛!
なんでそんな辛い唐辛子を作っちゃったんでしょう?

角さん:カプサイシンを生産するという意味では非常に有効な品種になります。
要は1個の果実で、10個分になりますんで。

カプサイシンとは、ダイエット食やサプリメントなどに使われる儲かり成分。
それがSBカプマックスなら、1個で唐辛子10個分とれちゃう!
完成までに10数年、ギネスにも世界一辛い香辛料として登録された、SBカプマックス!ところが…

角さん:今は一番ではないです。

あらー…もっと辛いの作られちゃったの?

スタッフ:抜かれちゃった?

角さん:抜かれて…

エスビー食品の高い技術力で世界一目指して頑張って下さい!

▼スタジオにてお話を伺いました。
加藤:へぇ〜!あのカプマックスっていうのは初めて見ましたねぇ〜。

江戸社長:最近作ったんですけれども、やはりあのー…記録は破られるもので。

加藤:抜かれたっていうのはどこから聞いたんですか?

江戸社長:風の便りというか…

加藤:風の便り!?ギネスって風の便りできたりするんですか?

江戸社長:言いたくない…ですよね…

加藤:周りは言いづらいですよね、社長にはね。

江戸社長:そういう事だと思いますね。

加藤:あとあのカレーですよね!

小島さんは自分では、カレーで香辛料に携わるうちにこういう顔になったと言ってましたけど…

江戸社長:スタジオの中にいると思うんですけども…(笑)

加藤:えっ、そうですか!?どこにいます?

加藤・進藤:ああ〜!!

加藤:入社何年目ぐらいからこう…インドっぽくなってきましたか?

小島さん:まぁ今から大体10年ぐらい前からですかね。

加藤:(笑)ノリのいい社員さんですね!
当時はやっぱり全然違ったわけですね?

江戸社長:まぁ、そこそこダンディーだったと思います。

一同:(笑)

進藤:先ほどのカレー粉なんですけれど、未だに手作りという。

江戸社長:あそこの場所だけは、われわれは「どんつき」と言っておりまして、杵と臼の考え方を使って、昔ながらの製法を取り入れていると事です。

進藤:江戸社長、こんな感じでとてもダンディーでスマートな雰囲気でいらっしゃるんですけれど、聞くところによると、「スパイスダジャレ」がお得意だと…

加藤:マジですか社長!?
なかなかいませんよ、「スパイスダジャレ」のスペシャリストは!
いきましょう、「スパイスダジャレ」!!
タイムなんていいじゃないですか!

江戸社長:急に言われても…ちょっとタイム。

一同:(笑)

進藤:面白い!

加藤:どんどんいきましょう!
ジンジャーなんていいんじゃないですか、ジンジャー!
社長、ジンジャーで!

江戸社長:じゃあ、しょうがないです。

加藤:しょうがない!ジンジャーだけにしょうがない!
社長、ターメリック!

江戸社長:ターメリックはちょっと厳しいと思いますね(笑)

ハーブの儲かるヒミツ

エスビー食品もう一つの柱フレッシュハーブ。
サラダやハーブティーなど、健康食として注目されているフレッシュハーブ。
その数、およそ47種類!
中にはちょっと変わったハーブも…。

ハーブ事業室 大前雅彦さん:日本名は「ういきょう」と言います。ういきょう。

この超デカいハーブ、一体どんな料理に使われるのか?

大前さん:上の方は魚の料理ですとかに使いますし、下の方は煮込み料理等に使いますね。

現在フレッシュハーブでトップシェアを誇るエスビー。
年間売り上げも、なんと20億円以上!
この大躍進を支えているのが安定供給。
エスビーでは沖縄から北海道まで、全国各地にハーブの生産地を確保。
寒い冬になれば暖かい沖縄で栽培、暑い夏になれば涼しい北海道で栽培する。
こうして、季節に関わらず安定供給が可能になったのです!

そして今回特別に、発売前の新商品を見せてもらえる事に!
それが…

大前さん:こちらです。SBキッチンハーブでございます!

スタッフ:鉢がついてますけど、まだ試作段階ですか?

大前さん:いえ、実はですね、ポット付きタイプのまま発売するという事でございます。

なんで鉢までつけてるんですか?

大前さん:ご家庭のキッチンの所に置いて頂いて、摘み取って楽しみながら使って頂くという事でございます。

このキッチンハーブがスーパーの売り場に並ぶ日も近いかも…!

そうそう、スーパーといえばよく見かけるのが、エスビーの商品がズラズラズラズラーッと置かれた棚。

なぜエスビーはこれだけのスペースを確保できるのか?

営業本部の浅田智之さんに直撃!

スタッフ:がっちりいってますか?
浅田さん:がっちりいってます!

それもそのはず!棚には100種類以上のスパイス商品を陳列。
月の売り上げ本数は、なんと2000本以上!で、売れ筋は?

浅田さん:やはり一番はブラックペッパーのあらびき。
一つの売り場だけで50〜60本売れる事もあります。
次に多くて一般的なのは、パセリ。

でも、100種類全部売れてるわけじゃないですよね?

浅田さん:月に1本、ないしは2本売れればいいかなというような商品もあります。

何で売れ筋商品だけ置かないの!?
その方が無駄がなくて効率的でしょ?

浅田さん:いや!それがエスビーのこだわりとしては違うんです。

そう!これこそエスビーの"小瓶ずらっと戦略"!
回転率のいい売れ筋の小瓶だけでなく、月に1本しか売れない小瓶でも棚に並べておく。
こうする事で、お客様に「スパイスならエスビーの棚に行けば何でも揃う!」という安心感を持ってもらえる。
さらに、探していたスパイスの小瓶1本が見つかる事で、お店への信頼感もグ〜ンとアップするというわけ。

なので、スーパーの方も…

サミット(株)一般食品部バイヤー 尾崎貴宏さん:そういう商品を置いてく事で、ここに来たら必ずあるよねとリピートしてもらえるお客様になって頂けると思いますので。

エスビーの"小瓶ずらっと戦略"のおかげで、お店もリピーターを獲得!
そりゃ〜棚のスペースもしっかり提供するわけだ!

今発売しているスパイス商品だけでも1000種類以上!
そのすべてを把握するのは、エスビーの敏腕営業マンとはいえ大変!
そこで…エスビーには、営業マンを支える凄腕助っ人たちがいる!
人呼んで…スパイス&ハーブマスター!

社員1100人の中から、毎年選ばれるのはたったの2人!
一年間すべての仕事から外れ、スパイスとハーブに関するあらゆる知識を習得。
営業マンをはじめ、様々な人にその知識を伝えているのです。
難関を突破したマスターの方々は時に、スパイスを求めて海外の人跡未踏の奥地まで出向くという!

スパイス&ハーブマスター 伊藤一樹さん:とんでもないジャングルに入って…。
実際スパイスとかって、そういう人が踏み入れない所で自生してたりするので。

スパイス&ハーブマスター 山田かず美さん:予防接種を受けて海外研修に行ったのを思い出しました!
お尻にまで注射を打って、ヒルに怯えながら!

1年間の厳しい研修を経て、マスターの資格を取得!
体で覚えたスパイスの知識を伝えるため、日本全国を飛び回っているのです!

▼スタジオにてお話を伺いました。
加藤:ハーブマスターというのがいるんですねー!

江戸社長:海外研修も含めた、丸一年の研修をしてもらってます。

加藤:でも社長、一年間研修に行ってる間にトンズラする奴とか出てこないですか?

江戸社長:…よく考えて選んでおりますので。

加藤:今までトンズラする奴は現れなかったですか?

江戸社長:はい、おかげ様で。

加藤:社長でもね、S&BのSはスパイス(SPICE)でいいんですけど、Bはハーブ(HERB)で最後のB…ちょっと無理がある感じが。
S&Hな感じがするんですけど。

江戸社長:おっしゃる通りです。
ただ最初は違っておりまして、サン&バードでございました。
その場合には頭文字&頭文字になっておりまして。
ところが、ハーブも入れたいわゆる香辛料トータルで、私どもはお役に立っていこうと。
それを新しいシンボルに掲げながら今進めていると。

加藤:うまい事なりましたねー!
でも今みんなの家に浸透はしていますけど、1本200円ぐらいですか?

江戸社長:大体そのぐらいの値段で。

加藤:そうなるとやっぱり、儲けの量というのが随分少なくなってしまうような気もするんですけど。

江戸社長:大体はスーパーさんだとか、デパートさんだとか、ああいう所で売らせて頂いているんですが、他に売っている商品と比べまして、重さ当たりの単価が比較的高いんですね。
ですから、スペースもそんなに取らない割には儲かるという事で。
売り場の効率からすると、比較的優秀な商品になっています。

加藤:なるほど!かさばる物だと場所をとっちゃうから!
場所をとると、その分の利益率も変わってきますもんね。
このスペースでこんだけの利益率というのは高いという事ですね?

江戸社長:はい。

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