過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2008年9月7日放送

特集

日清食品

ゲスト

日清食品(株) 安藤宏基 代表取締役社長

番組内容

今日のがっちりマンデーは…
今年50周年を迎えた即席めん業界の王様、日清食品!
1971年発売の「カップヌードル」は、カップ麺の売り上げナンバー1!
「U.F.O.」も、カップ焼きそばの売り上げナンバー1!
「どん兵衛」だって、カップうどん・そばの売り上げナンバー1!
そう、日清食品は2007年度の年商3855億円!
即席めん業界ぶっちぎりのナンバー1企業!
その内部はやっぱりすごかった!!

スタジオには、日清食品を率いる二代目・安藤宏基(こうき)社長が登場!!
業界のトップであり続けるヒミツをずずずずっと聞いちゃいます!!

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即席めん業界ナンバー1 日清食品儲かりのヒミツ

即席めん業界の巨人、日清食品が今年めでたく50周年!
8月25日に行われた50周年記念パーティーに、がっちりのカメラだけ特別に潜入が許されました。
なんと司会は、大物キャスター・福留さん!
まるで有名芸能人の豪華結婚式のような雰囲気…。

スタッフ:50周年おめでとうございます!

安藤社長:どうもありがとうございます。
消費者の方が支持して、うまいと言ってくれるから元気なんですよ。
ほんとに感謝してます!がっちり!!

おっ〜と社長自らがっちりポーズ!おめでとうございます!

日清食品の創業は、今からさかのぼる事50年前の1958年。
この年、安藤社長のお父さん、安藤百福氏が開発した日清即席めん「チキンラーメン」を発売しこれがヒット!

さらに1971年、カップ麺「カップヌードル」を発売。

すると、世界中で大ヒットに!百福氏が開発し大ヒットした2つの商品を柱に、日清食品は即席めん業界での不動の地位を獲得したんです。

ちょうどその頃、日清食品に入社した安藤社長。
社内がカップヌードルの成功に沸き立つ中、社長は一人だけ満足していなかった!
20代でマーケティング部長になると、次々と新たなヒット商品を世に送り出します。
当時まだなかった皿型容器を使用した焼きそば「U.F.O.」、初のどんぶり型カップ麺となった「どん兵衛」。
安藤社長は新たな商品展開を進めていったのです。

こうした「既存の商品に頼らない」という安藤社長の考えから、日清食品には他のメーカーとは大きく違う制度が生まれました。

それが…ブランドマネージャー制度!
これは、日清食品の製品を「カップヌードルグループ」、「どん兵衛グループ」、「チキンラーメングループ」など、ブランドごとに9つのグループに分け、それぞれが独立して経営全般を任せるというもの。

でも、これってただ部門ごとに分けただけじゃないの?と思うかもしれませんが、日清食品の徹底ぶりはハンパじゃない!
その証拠に、「どん兵衛グループ」の大倉さんにライバル商品を聞いてみると…

第2グループ主任 大倉龍一さん:私のライバル、それはもちろんカップヌードルです!

え?同じ会社の商品がライバル?

「チキンラーメングループ」・青山さんのライバルは…

第3グループ 青山昇平さん:今はカップヌードルを倒すための秘策を会議で考えています!

カップヌードルを倒す?
そう、人気ブランドが多い日清食品では、ライバルは他社ではなく、社内の商品なんです!
中でも「カップヌードル」は発売以来、ずっとナンバー1の売上高を誇る、日清食品のキングブランド!!

そんな「カップヌードルグループ」の伊地知さんにライバル商品を聞いてみると…

第1グループブランドマネージャー 伊地知稔彦さん:カップヌードルのライバルはカップヌードルしかないんで。
今のカップヌードルを越えるカップヌードルというものを作り続けていく事が、最終的には常にトップであり続ける事だろうと思ってます。

さすが、キングブランドの責任者は言う事が違う!

スタッフ:余裕な感じがただよってますけど?

伊地知さん:いや全然ないですよ。
もうほんと、追われてますからね。
他のグループが何をしようとしているのか、常々わからないですからね。

スタッフ:わからないんですか?

伊地知さん:わからないですね。

そう、9つのグループは互いがライバル!同じ社内にもかかわらず、情報も簡単には渡さないという徹底ぶり!
こうした社内競争の成果が、新商品開発に表れています!

例えば、「チキンラーメングループ」はカップタイプの「チキンラーメンどんぶり」を新たに発売。

これが月平均40万ケースを売る大ヒットに!
一方、「U.F.O.グループ」は一気にお湯が捨てられる"ターボ湯切り"を開発して対抗!

「ラ王グループ」は、生タイプめんという最新技術がうけて、発売当初、王者カップヌードルの売り上げを下げちゃった事も!
そして現在、王者カップヌードルに立ち向かおうとしているのが「どん兵衛グループ」。
ブランドマネージャーの山田さん、調子はどうですか?

第2グループブランドマネージャー山田孝和さん:残念ながら2番です。

スタッフ:まだ(カップヌードルとの)差はあるんですか?

山田さん:カップヌードルを10としますと、まだ4か5くらいの力しかないです。

スタッフ:2位でも?

山田さん:はい。

その割には明るい表情の山田さん。その訳は…

山田さん:実は…「ぴんそば」を発売しようと考えていて、これでカップヌードルを超えていこうと思っています。発売はまだしておりませんけれども…。

山田さん入魂の新商品「ぴんそば」って、一体どんなものなのか?なんと今回、特別に開発中の試作品を見せてもらえる事に!
これが山田さんのとっておき、ぴんそば!

これまでどうしても縮れていた麺を、お蕎麦屋さんのそばと同じようにピンとまっすぐな麺にする事に成功!!
現在発売中のものと比べると一目瞭然!

山田さん:この麺ですと、すすり心地、のど越しが良い麺に仕上がってますんで、打倒カップヌードルを今年は実現したいと思っています!

しかし、その前に山田さんには富士山より高い難関が待っていた!
何やらものものしい雰囲気の中、なぜか白衣を身に付けて緊張した感じの山田さん。
作っているのは、さっきのぴんそばどん兵衛。
一体、何が始まるのか?

日清食品儲かりのヒミツ!その2

…と、そこへ安藤社長がにこやかに登場!
実はこの日は、月に1度行われる新商品の試食会議。
社長自らが試作品を最終チェックするのです!

安藤社長:最後はね、全品チェックします。
中途半端な物ならやめろと。

何とも厳しいお言葉…。
そう、「ぴんそばどん兵衛」を発売するためには、安藤社長のOKが必要なのです!

いざ、試食!果たして、安藤社長の評価は…?

安藤社長:うん、うまい!

山田さん、ホッと一安心。

安藤社長:いいじゃないか、行こう!

山田さん:ネーミングもぴんそばで。

安藤社長:ぴんそばか!何でぴんそばや?

山田さん:ぴんと真っ直ぐに…

安藤社長:あ〜そうか。てっきり、ゴルフの「ピンそば」かと思った(笑)

あらら社長〜、お上手ですね!!
山田さんの「ぴんそばどん兵衛」は、9月29日にめでたく発売決定!!

スタッフ:もっと厳しい会議もあると噂で聞いたんですけど、そういう会議があるんですか?

安藤社長:解剖会議なんていうのがね。

何とも恐ろしい名前の会議ですが、一体どんな会議なんですか?

安藤社長:まぁ大体ね、組織というのは誰がどうしたっていう責任がわからなくなる傾向があるんですけれども、それをはっきりしましょうという事なんですよ。

この解剖会議、失敗した商品や企画を議題にあげ、問題点を分析。
例えば、1億円の損失が出た場合、責任の度合いによって、ブランドマネージャーは5000万、販売担当者は3000万など、個人に損失金額を振り分けるというもの…。

実際に払うわけではありませんが、失敗を具体的な金額にする事で、責任の重さがより明確になるというわけ。
こちらもかつて解剖されちゃった方…。
あっ!ぴんぞばの山田さんだ!!

山田さん:あまり解剖会議には出たくないなぁと…。
被告人席みたいです。
例えば、50%なら50%の割り当てが振られていきます。

こうして会議では、失敗が細か〜く解剖されちゃう!
でも安藤社長は…

安藤社長:だけどね、失敗して「誰々が失敗だ」と言ったら「私の責任じゃない」とかいっぱいがたがた言うんだよな。
成功するとね、私も貢献しましたって山ほど、10名ぐらいくるからね。かなわんな。

社員の皆さん、そのお気持ちよーく分かります!

▼スタジオにてお話を伺いました。
加藤:例えば、「がっちりラーメン」をこの3人で開発しました。
それで、「がっちりラーメン」が全く売れなかった。
それで、僕が5000万円背負うとします。
そうしたら、僕はどうなるんですか?

安藤社長:退職するまで、ずっ〜と5000万円の借金を抱えているんですよ。

加藤:本当ですか!?

安藤社長:払えとは言わない。
50万でもいいから、退職するまでの間に貢献しろよと。
僕の携帯端末に全部入ってるんですよ。

加藤:何が入ってるんですか?

安藤社長:個人個人の負債金額が…。

一同:笑

加藤:じゃあ、先ほどの山田さんのも入ってる訳ですね?

安藤社長:あぁ、入ってる入ってる。見ようか?

加藤:見ていいんですか?見たい!

安藤社長:これ全部、山田孝和氏のプロファイルなんですけど、彼は子だくさんなんです。
1、2、3、4、5人いるんですよ。なかなかやめられない。

加藤:絶対頑張らないといけないですね!

安藤社長:冷やしぶっかけ江戸・京うどんの解剖会議で、50%分の2500万円の負債。
あと、チキンラーメンたまごポケット…

加藤:あれ、すごいでしょ!

安藤社長:あれで彼は、48%分配の1億1280万、日清食品に貢献したという事です。

加藤:すごい社員じゃないですか!
チーム分けしてプラス・マイナスをちゃんと出すというのは、面白いやり方だと思いますね。

安藤社長:ハッキリする事は恥ずかしくないと。
それよりも取り戻してこいと。

加藤:この話を聞いていると、すごいいいと思います。
最初は鬼のような社長だなと思いましたけどね(笑)

進藤:新商品を開発する時は、たくさん試食をするんでしょうね。

安藤社長:しますよ。大体5000食くらいはしますね。

商品開発の最前線 日清食品の研究所に潜入

日清食品の開発を支えているのが、滋賀県草津市にある日清食品中央研究所。
ここでは、一つの商品を一気に開発するのではなく、麺・スープ・具・容器の4つのグループに分けて開発を担当。
例えば、麺グループの皆さんは、来る日も来る日も麺の試食。

スタッフ:試食って毎日あるんですか?

麺グループの皆さん:毎日午前午後と、多い時には夕方もあります。
家でもカップ麺を食べますし、帰りにラーメン屋に寄って帰る事もありますし。

さらに、がっちりのカメラは、普段入る事のできない奥深くへ潜入。

スタッフ:こちらは何をされてるんですか?

具材グループ次長 加藤正孝さん:カップ麺の具材を研究している所です。

皆さん、焼きそば「U.F.O.」のキャベツ、進化していたって知っていました?

加藤次長:昔は2センチ×2センチで切っていました。
今は4センチ×4センチで切っています。

何と、キャベツの面積を4倍に!
以前のキャベツと比べても、確かにビッグサイズになってる!

でも、大きくした事である問題点が…。
それは、非常に壊れやすいという事。

せっかく大きくしたのに、輸送する時などにガサゴソ壊れてまた小さくなっちゃう。そこで…

加藤次長:乾燥の時に丸めると壊れにくくなります。

いやぁ〜、知りませんでしたね!

加藤次長:最初こう開けた時は小さく見えましても、お湯を注いだ時に広がっていればお客様も「おっ!」てしていただけるかなと思います。

そして、この研究所には、日清食品が誇るスペシャルな開発者が存在するという!!

新規開発グループ部長 小山元一さん:それぞれの分野のマイスターというのがおりますので。

マイスターとは、専門知識や技術を持った開発者たちの中でも、特にものすごいスーパー開発者たちのこと!
現在は、麺マイスター、スープマイスター、容器マイスターがいる!!
スープグループの部屋には…

社員:スープの神様って感じですね。

スタッフ:神様?

社員:神様です!

この方こそ、スープの神様と呼ばれているスープマイスター、吉村昭博さん!

吉村マイスター:すべての商材に対する味付けをやりますので、少なくとも私の舌を全ての商品が流れていっております。

何と吉村マイスターは、リニューアルも含め、年間300種類以上の新商品、全てのスープを一人でチェックしているんです!すんごい!!

社員:マイスターの舌はベロメーターです。

そのベロメーター、一体どれほどすごいのか…。
無理を言って、試させて頂きました。
用意したのは、塩の量が微妙に違う6つの塩水。
塩の量は、水1?に対して0.3グラムしか違いません。
吉村マイスターには、6つのコップを塩分が薄い順に並べ替えて頂きます。
微妙な塩分を感じ取る事は、おいしいスープ作りの大事なポイント。でも、こんなの見分けられるの?

さっきまでの笑顔が一変!真剣そのもの!
次々と並び替えていくマイスター。

吉村マイスター:多分こうですか?

果たして結果は…おみごと!全部正解!!
こんな凄腕…いや、凄舌の人たちが、日清食品のヒット商品の味を支えていました!

創業者・安藤百福氏は、戦後間もない日本で「庶民的な食べ物で空腹を満たしてあげたい」との思いから、チキンラーメンを発明しました。

そこで、50周年を迎えた日清食品は、原点に戻る活動として「百福士(ひゃくふくし)」プロジェクトを開始。

その第1弾として、アフリカ・ケニアにチキンラーメンの製造方法を伝えました。
今後、ケニアの人たちが、自分たちでチキンラーメンの製造ができるよう、今回はその土台作り。
世界中でチキンラーメンが作られる日がくるといいですね、社長〜。

▼スタジオにてお話を伺いました。
加藤:いい事をしてますね〜。

安藤社長:まず自分たちの食糧を確保して、それから町へ売りに行けばいいじゃない。

進藤:あの吉村さん、すごい舌ですね〜。

加藤:社長は塩利きができるんですか?

安藤社長:ああいった形でやった事はないけれども…

加藤:できますよね!?

安藤社長:そりゃー…できますよ!

加藤:じゃあ、やって頂きましょうか!!

(水1Lに対し、塩0.5g、1.0g、1.5gの塩水で挑戦!)

加藤:おぉ〜!!社長、素晴らしい!!

安藤社長:そりゃ、そうだよ!

加藤:社長、今「そりゃ、そうだよ!」って言いましたけど、「いやぁ〜良かった…!」って思ってたんじゃないですかぁ〜!?

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