過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2007年10月28日放送

特集

スイカ&パスモ

ゲスト

森永卓郎さん(経済アナリスト)、松井絵里奈さん、イジリー岡田さん

番組内容

駅の改札でも、売店でも、そして自動販売機でも!
皆さん、最近この「ピッ」という光景よく見かけますよね?
その正体は、とっても便利なこのスイカとパスモ!
現在では、2つあわせて3000万枚以上を売り上げるオバケカードなのです!

今日のがっちりマンデーは今大注目のスーパーカード、スイカとパスモの驚きのヒミツを大公開します!

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スイカ・パスモの驚くべきヒミツ

かつては駅員さんが「パッチン」としていた切符が、いつの間にか自動改札になり、いちいち切符を買わなくて済むプリペイドカードが導入されました。

そして、今や気が付けば「ピッ」とカードをかざすだけで改札をラクラク通過!周りを見れば、スイカとパスモの人ばかり!
プリペイドカードのように簡単に電車に乗れて、しかもお金を払ってカードの残高を増やせば何度でも使える地球に優しい便利なカードなのです。
それがスイカ&パスモ!

では、最近突如登場したこのカードは一体どのくらい浸透しているのでしょうか?
まずは首都圏のJRをスイスイ通過のスイカを販売しているJRで聞いてみましょう!

東日本旅客鉄道(株)の椎橋章夫さんにお話を伺いました。

椎橋さん:現在では2200万枚を超えていまして、まもなく2300万枚になるような状態です!

2001年の登場からわずか6年で2300万枚!
首都圏の人口4000万人の半分以上の人が利用している計算になります。これはスゴイ!

スイカに遅れること6年、首都圏の私鉄各社が発売したのが、パスモ!
では早速、パスモの売れ行きについてPASMO協議会幹事会社である西武鉄道(株)営業課課長の渡我部宏之さんにお話を伺いました。

渡我部さん:正直申しまして、これ程パスモをご購入頂けるとは思っていませんでした!

首都圏の鉄道だけでなく、バスでも使えるパスモは今年3月に導入するや否や発売中止になる程の大人気になりました!
販売枚数は半年で500万枚以上にもなり、2007年ヒット商品ナンバー1の有力候補と言っても過言ではありません!

ところで、今や当たり前のように使われている2枚のカードですが、なんで改札機に触れていなくても通過できるのでしょうか?

そのヒミツは、なんと「磁気」だったのです!
切符やプリペイドカードには磁石のようなものが貼り付けられていて、そこが料金や残高などの情報を読み取り記憶しています。

スイカやパスモもデータを読み取るのはこれらと同じ磁気。
ただし、カードへの記録の方法が以前とは全然違うのです!

スイカの中を見てみると、入っているのはICチップ。
このチップがパソコンのようにデータを記録しているのです!
でも、ICチップだと動かすのには電気が必要なはずですよね?

実は、改札機のかざすところからは常に磁気が出ていて、カードがその磁気に触れることでカード内に電気が発生して、この電気がICチップを動かします。
これにより、データを記録すると同時に改札機に向かって情報を送り返しているのです!
つまり、電気は改札機から貰うという仕組み!

ICチップを内蔵したことで、スイカやパスモはこれまでのカードとは比べ物にならない量のデータを記録できるようになりました。
その量はクレジットカード・プリペイドカードが最大72文字分だったのに対して、スイカやパスモならなんと8000文字分も記録が可能なのです!
データがたくさん入ることで1枚で様々なことが可能になりました。
たとえば、カード1枚あれば駅の売店で「ピッ」とお買い物が出来てしまいます!
自動販売機だって「ピッ」でOK!

コインロッカーはもう古い、今やスイカで料金を支払うことができるスイカロッカーまであるんです!
スイカやパスモ1つで何でもできる便利な世の中になりました。
私たちにとって、かなり便利なスイカとパスモ。
でもJRや私鉄にとってはどうなんでしょうか?

新しい改札機の導入などで結構お金も掛かってしまうのでは?
東日本旅客鉄道(株)の椎橋さんにお話を伺いました。

椎橋さん:最初にスイカを導入したときは約130億円くらい掛かりました。

それって大変な出費なのでは?
いえいえ、スイカとパスモは鉄道会社にとってはかなりおいしい金のなる木なのです!

儲けのからくり

▼儲けのからくり その(1)〜さわらないから壊れない〜
椎橋さん:従来の改札機は非常に高速で「ビュッ」と切符が改札機の中を走って出てくる仕組みですので、磨耗する部分が非常に多かったんです。
そのために昔はメンテナンス費が非常に掛かりました。

このように「カパッ」と改札機を開けて直しているところを皆さん見たことがありますよね!
かつて、自動改札機では毎日大量の切符がものすごいスピードで飲み込まれていました。
実はこれのせいで壊れる頻度が増して、直すのにもかなりお金が掛かっていたのです。

でも、スイカやパスモならほとんど改札に触れないので壊れる割合も激減!
年間数十億円も経費削減に繋がったのです!
それのおかげで、スイカが登場してから6年が経った現在では、スイカ用の改札機導入費用はすでに回収済みだとか。

▼儲けのからくり その(2)〜ちりもつもれば山となる〜
スイカとパスモの場合、お客さんが現金を支払ってチャージするため企業には先にお金が入ってきます。みんながチャージすればするほど、お金が先に入ってくるので企業はそのお金を運用できるというワケなんです!

椎橋さん:ご利用される前に一旦預かっている、その期間が企業にとっては事業運営に使われるのでプラスになるのです。

利用者が増えれば増えるほど、おトクな計算!
企業にとってもなんとも儲かるスイカとパスモなのです!

ところで、ここで気になるのが2つのカードのライバル争い!
JRでパスモも使えるし、私鉄でパスモも使えるということはお互い仲が悪いのかと思いきや、それは全く逆!スイカとパスモは超仲良しなのです!

<スイカがオイシイ理由>
パスモのシステムはJR東日本製。このためお客さんがパスモを「ピッ」と使うたびに、JR東日本には手数料が入るのです!
パスモがさらに広がってお客さんが使えば使うほどJRも儲かるというワケ!

<パスモがオイシイ理由>
スイカやパスモのこの「ピッ」というシステム。
このシステムや装置を開発するのにJR東日本は莫大なお金を掛けました。
しかし、パスモはJRの仕組みを丸々使っているので開発費はタダなんです!
1から作ることを考えれば、手数料を払ってでもスイカのシステムを使った方がかなりおトク。
しかも、圧倒的な発行枚数を誇るスイカを私鉄でも使ってもらうことにより、利用者増加にも繋がってさらにおトク!

スイカが増えればパスモも儲かる!
パスモが増えればスイカも儲かる!
だからお互いとっても仲良しなんですね!

さて、ここからがお待ちかねのスイカ・パスモで得する方法を大公開です!

スイカ&パスモでトクをする方法

▼スイカ&パスモでトクをする方法・スイカ編
まずは、スイカ編。スイカでおトクな生活をしている佐藤さんにお話を伺いました。

番組スタッフ:スイカでどんなおトクなことされていますか?
佐藤さん:こちらのビックカメラスイカがおトクなんです!
実はこのカード、普通にクレジットとして使うよりもスイカにクレジットカードとしてチャージすることで3倍のポイントが貯まるようになっているんです!

スイカ機能を持っているこのカードで例えば1000円の買い物をするときにクレジットカードで買うと2ポイントが貯まります。
一方、スイカでお買い物をする場合、一旦クレジットカードから1000円分をスイカにチャージします。
この時点で6ポイントが付きます。
同じ買い物でも3倍のポイントゲットはかなりおトクですね!

番組スタッフ:なんでそんなにポイントに興味があるんですか?
佐藤さん:このカードで買い物をすれば3倍もポイントが付くと考えると、普通に現金で買うのがバカらしくなってしまいました。知ってしまうと現金で払うのが無理ですね。

▼スイカ&パスモでトクをする方法・パスモ編
続いてはパスモ編。
パスモの場合、私鉄各社が独自のパスモカードを販売しているため、そこには様々な儲かり技がありました!

まずは、小田急電鉄の場合。小田急電鉄の方に伺いました。
小田急の方:乗れば乗るほどポイントが貯まる仕組みを作っております。
小田急OPカードを作り、パスモで小田急の電車を利用すると、乗車するたびに買い物で使えるポイントが貯まるという仕組みなのです!
乗車回数に応じてポイントが増える、乗れば乗るほどがっちりおトクな小田急です。

続いて、東京急行の場合。東急の方に伺いました。
東急の方:東急ストア・東急百貨店・東急ハンズ・東急プラザ・東急ホテルチェーンなど、そういったところでカードをご利用されますとポイントが貯まります。
そのポイントをパスモにチャージして頂きますと、電車やバスにタダで乗れます。
買えば買うほどがっちりおトクな東急です。
こちらの「東急トップカード」では、東急系列のお店で買い物をするとポイントが貯まり、そのポイントがパスモにチャージでき、タダで電車に乗れてしまうのです!

それでは最後に、東京メトロの場合。
しかし、東京メトロは自社デパートを持っていません!

東京メトロの方に伺いました。
東京メトロの方:東京メトロの最大の商品は1日590万人のお客様にお乗り頂いている鉄道そのものだと考えております。
やはり、鉄道を使って頂くお客様には鉄道でサービスをお返ししようと考えております。
乗って貯めて乗る、東京メトロです。
こちらの「To Me CARD」を持つとパスモでメトロに1回乗るたびに2ポイント貰えます。
そのポイントをまたパスモにチャージすればまた乗れるという仕組みなのです!

パスモの場合、とにかく自分が1番利用する路線のカードを持つのが儲かりの鉄則!
しっかり調べてがっちりトクしちゃいましょう!

▼スタジオでお話を伺いました。
進藤:JR側のメリットは何ですか?

森永さん:スイカやパスモで買い物ができるようになりましたよね。そうすると同時にJR東日本には電車をどのように乗って、どこで何を買ったかなどのデータが入ってきます。つまり、このデータを活用して新たな事業展開に結びつける可能性があるということです。
この分野はまだ充分活用されていない部分なので、駅の中に物凄いビジネスモデルが出てくるかもしれませんよ!

フェリカでがっちり儲けるソニー

スイカやパスモでがっちり儲けている会社といえば、JR東日本や首都圏私鉄各社ですが、実は一番がっちり儲けているのは全然違うこの会社!
なんとその会社とはソニーだったのです!

実は、スイカやパスモだけでなく、ナナコ・ワオン・イコカ・トイカなど、このような交通乗車券や電子マネー全てにソニーの技術が採用されているんです!
そして、そのほとんど全てのカードはフェリカを採用しています。
スイカやパスモの「ピッ」は、フェリカというソニーが独自に開発した技術!

では、早速スイカやパスモを作っているところを見たいと交渉してみると…

ソニーの方:お見せすることは可能なんですが、セキュリティーが非常に高い工場になっているので来て頂いてもほとんどお見せできませんが、それでもよろしいですか?遠いですよ?

と、このような反応でしたが、早速そのICカード製造工場へ向かいました!

がっちりマンデー経済予報士見習いの川田は、はるばる工場のある宮城県登米市豊里町までやって来ました!
そこにはソニーのフェリカ工場「ソニーケミカル&インフォメーションデバイス」がありました。

フェリカカード事務局の西條俊文さんにお話を伺いました。
川田:こちらでフェリカを作っていると聞いたのですが…
西修さん:お見せできるのは、ほんの少しですよ?

セキュリティーがかなり厳重で、行動は全てカメラで監視!
アリ一匹でさえ簡単に工場へは入れません。
そして3回目のセキュリティーを通過して、ようやく工場内に潜入できました!

川田:ここがフェリカ製造の心臓部ですか!西修さん、これ何ですか?
西修さん:これは撮影しないで下さい。

国内ではソニーいか持っていない超極秘技術のフェリカ!
少しでもカメラに写ってしまうと情報が漏洩する可能性があるので工場内の撮影はあちこちにNGが連発です。

この工場で作られたカードの合計枚数はなんと2億4000万枚だとか!

川田:パスモが売り切れになったときはすごかったですか?
西修さん:24時間フル稼働でやっていました!

フェリカを作っているのは世界でもここだけ!
現在も工場はフル稼働しています。
もちろん、完成したスイカ&パスモは鉄格子の中で厳重に保管されています。

川田:パスモやスイカが物凄く売れていますが、その他にナナコなど違うカードも出てきていますよね?
西修さん:そういうカードは全てフェリカのチップを使っていますので、カードの種類が増えれば増えるほど儲かるんです!

ソニーのフェリカ技術を使ったICカードの利用額は、2006年で1821億円、今年2007年は6894億円、そして5年後の2012年には2兆8000億円になる予定だとか!
これは今後も儲かること間違いなし!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:ソニーがこの事業をやっていることを知っている人はあまり多くないですよね。カードを見てもどこにもソニーなんて書いてないですもんね。
実は、携帯電話のお財布ケータイもこのフェリカなんです!
ところが、携帯電話はソニー以外のメーカーもいっぱいありますよね?だから、そこに「ソニー」と全てに書いてしまうと他のメーカーから嫌がられるので、あえてそこは黒子に徹してそっと入り込んだんです。

進藤:JRがさっきはすごいとのことでしたが、実はソニーが1番安泰だったりしますか?

森永さん:フェリカという技術はスイカというシステムがあって初めて技術が生きるんですよ。
なかなか日本が相手をしてくれない間に、香港でこの電子マネーが大ブレイクしました。
だったら日本でも、ということで日本の企業も採用して爆発的な普及に繋がったんです!

進藤:では、スイカとパスモのとっておきのトクする技教えて下さい!

森永さん:実はこのビックカメラのスイカカードなんです!
これはビックカメラのポイントカードも兼ねていて、ビックカメラで商品を購入すると、10%のポイントが付きますよね?そうすると1万円買って、1000円のポイントが付くので、その1000円をスイカにチャージ出来るんです。それでビックカメラはスイカでも買い物が出来るんです。普通のポイントカードで買い物をした場合、ポイントは付きません。
しかし、このビックカメラスイカの場合はポイントを一旦スイカにチャージして、それを使ってスイカで買い物をするとまた10%のポイントが付くんです!1万円の商品を買いますよね、1000円のポイントが付く、それをスイカにして今度は1000円の物を買うと今度は100円のポイントが付く…と、このように無限連鎖が出来るんです。

セコいけどすごい!

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