過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2007年9月16日放送

特集

餃子の王将

ゲスト

王将フードサービス(株) 大東隆行 代表取締役社長

番組内容

ハンバーガーのNo.1チェーンと言えば、マクドナルド。
牛丼と言えばもちろん、吉野家。

では、中華料理の日本No.1チェーンと言えば…餃子の王将!!
今年創業40年目にして、全国500店舗突破の超儲かり中華チェーンなんです!
でも、餃子の王将には同じ外食チェーンでも、ハンバーガーや牛丼とはまったく違う儲かり戦略があるのです!

そこで今日のがっちりマンデーは、大東隆行社長をゲストに迎えて、餃子の王将の驚きの儲かり戦略に迫ります!!

■放送内容をシェアする

餃子の王将儲かり戦略その1

餃子の王将は、今年500店舗突破で年間売り上げは614億円!
これは、中華料理のチェーンとしてはぶっちぎりの売り上げNo.1なのです!

でも、中華料理のチェーン展開は他の外食チェーンに比べると、とても難しいのだとか…。
メニューの数も多く、一品ごとに調理の技術が問われる中華チェーンは、料理人の育成が大変で簡単には店を増やせないのです。
そんな中華料理のチェーンで、餃子の王将がどうやってダントツのNo.1になれたのか?

餃子の王将の創業は、今からちょうど40年前の1967年。
京都四条大宮に開店したのが一号店でした。

下の方が、創業者の加藤 朝雄さん。

20年以上前の従業員との会話が残っていました。
その中身とは…

加藤さん:40万給料もろうてる!大体お前食べ物屋の商売してるのに、無精ヒゲを生やして店に出てるという事はね、やっぱり君はこの店に対してのね、数字が悪いという事を表現している。気合い入れてやれよ!お前!

う〜ん…厳しい!!

王将と言えば…餃子!
創業者の加藤さんは、どうして餃子に目をつけたのか?

王将が開店した昭和40年代前半、関西では「みんみん」という餃子屋が最盛期でした。
そこで王将は、「みんみん」に負けない餃子を作ろうという事で、餃子にスポットを当てたのです。

これがその王将の餃子。

一人前6個で189円(関東210円)と激安なのです!
餃子の仕込みは機械ではなく、各お店のスタッフによる手作業。
1店舗で1日に大体2000個位餃子を包み、それが簡単に売れてしまうのだそう!

それもそのはず、全国の王将で食べられている餃子の数はナント、120万個!!
この餃子だけで1日4000万円を売り上げている計算になるのです!

▼餃子の王将儲かり戦略その1 餃子無料券
今ではファーストフード業界を中心に当たり前の、ドリンクやサイドメニューの無料引換券。
これを業界で最初に始めたのが、王将の餃子無料券だったのです。

王将が目をつけたのは学校の前。
お金に余裕のない学生の間で、餃子の無料券は大評判に。
餃子の王将の知名度は一気にアップしたのです!
この餃子無料券は今も配っています。

そして、これを配っている人たちにはある共通点が。
それは…正社員である事。
餃子無料券は金券と一緒なので、社員が心を込めてお客様に手渡しする。
これが創業以来の暗黙の掟となり、アルバイトではなく社員が配っているのです。

しかも、配る餃子無料券の枚数がハンパじゃない!
1日に2万枚、ナント1日400万円分の餃子無料券が、日本中でばらまかれている事になるのです!

餃子の王将儲かり戦略その2

創業してから3年、京都で4店舗までお店が増えた頃、持ち上がった大問題、
それが…売り上げがさっぱり伸びない!!
業績悪化を原因に、廃業まで考えました。

そこで、創業者の加藤さんはある決断を下しました。
それは…
「廃業するなら儲けなくていいに等しいので、儲かった利益を全部社員に分配する!」というもの。

これにより、3ヵ月後には同じ店で売り上げが倍になりました!
儲かった分はそっくりそのまま従業員に還元!
つまり、やればやるだけ稼げる!それで、あっという間に売り上げが2倍に!

この精神は、全国チェーンになった今でも健在でした。
頑張って売り上げを上げたお店には、ご褒美として月に1度報奨金がもらえるのです!

先月のNo.1を獲得したのが京都府左京区北白川店で、売り上げ2300万円!!
報奨金の金額は40万円。
ナント、この現金を本部のマネージャーから店長へ、そのまま手渡し。
もらった報奨金は、バイトも含めた店のスタッフと分けます。
その金額は店長が決めていて、みんなバラバラ。
7万円の人もいれば1000円しかもらえないバイトちゃんも…。

▼餃子の王将儲かり戦略その2 マニュアルなしの店長経営
外食チェーン最大の売りと言えば、厳し〜いマニュアル化によって、どの店でもまったく同じ味・同じサービスが受けられる事。

しかし餃子の王将は、「全国画一化された店でロボットのように運営すると無味乾燥で、飲食店としての面白味がない!答えが一つという事は絶対にありえない!答えは店の数だけある!」と真っ向から否定!!

餃子の王将にマニュアルはなく、店のイベント企画からパートの採用、報奨金の分配まですべての采配をふるうのは、現場の店長!会社のホームページにも、「本部はあれこれ口出ししません」と書いてあります。
中でも1番わかりやすいのは、メニューの設定。
様々なセットメニューを決めるのは、お店の店長なのです!

例えば、大阪府堺市深井店の「エビアンSet」!

エビチリとチャーハンの絶妙なハーモニーを堪能できます。
さらには、愛知県春日井市春日井店は、「モーニングセット」(※8月31日で一旦終了)!

餃子はもちろん、中華料理とま〜ったく関係なし!
これが餃子の王将のすごさでもあるのです!!

その他、店長の判断でちょっと変わった試みをしているお店もあります。
京都府上京区出町FC店では、食後30分皿洗いをすればタダでおなかいっぱい食べられる!

お金のない学生のために20年以上も続けているサービスで、1日に2〜3人来るのだとか。

京都府北区御薗橋店のサービスは…デカ盛りのチャレンジメニュー!

3人前のラーメンを15分以内に完食したらタダというもの!
これも学生にはたまらないサービス!
失敗すれば750円支払いますが、このボリュームで750円は安い!

他にも、餃子5人前を90秒で食べきったらタダなんていう無謀な企画も、店長のアイディア。
失敗した人に次回のサービスチケットを渡すのも、店長の戦略なのです。

最後に、石川県金沢市イオン金沢示野店。
このお店、全国500店舗の中で唯一の…女性店長!
この店のこだわりは、店の内装と照明。

まったく王将っぽくないオッシャレ〜な雰囲気で、女性が来やすい店造りになっています。
実際、イオン金沢示野店には女性客やカップルが多い!
普通の王将よりも、女性の比率は5割増しなのだとか。
この店では一月1100万円の売り上げを出し、ガッチリ儲かっちゃってます!!

▼スタジオでお話を伺いました。
大東社長:メニューに和食を入れようが、洋食を入れようが何でもいい。
基本は中華だが、店長の持ってる特徴を生かしながら自由にやっていい。
画一化された金太郎飴は嫌いなんです。
王将は、500店あっても1軒ずつ違う。
外食で異質なんですね。

加藤:売り上げ1位の店には報奨金という事ですが、現金を持っていくんですね。

大東社長:利益・売り上げを上げた時に、150万とった店もあります。それを店長が3〜4割取り、残りは分配します。

加藤:店長によっては、8〜9割を自分で取る人もいるのではないですか?

大東社長:本部で配分を見て、8割取る店長がいれば本部が怒ります。
みんなの協力がなかったら売り上げ1位はない。主役というのは脇役がいて初めて主役になるんです。

餃子の王将 餃子工場に潜入

餃子の王将は、ほとんどのメニューをお店で一から作っています。
でも、そんな王将も専用の工場で作っているものがありました。

それが、餃子のあんと皮。
一皿189円(関東210円)という激安餃子でもちゃんと儲かる。
そこには、500店舗分の餃子のあんと皮をまとめて作る、餃子工場の存在があったのです!

そこで、王将の「餃子のセントラルキッチン」、京都にある久御山工場に潜入しました!
まずは、キャベツをしっかりと水洗いしてから、みじん切りにします。

このマシン、もちろん王将のオリジナル。
この工場では、1日に約1万個ものキャベツを消費しているのだそう!

続いては、お肉。

王将で使うお肉は、値段が高くても上質の国産豚のみなのです!

次は、あんの練り工程…ですが、秘中の秘という事でした。

今度は、餃子の皮作り現場に潜入!
この工場では毎日5.1トンの小麦粉を使って、100万個分の皮を作っていました。
この大規模生産が、激安餃子を可能にしていたのです!

食材の配送センターも、工場に併設されています。
大根にピーマン、キャベツなどまるごと野菜がオンパレード!

加工済み食材や半調理品を使わず、店で調理する餃子の王将にとって一番重要なのは、食材の毎日配送なのです。
千葉・京都・福岡の拠点からの毎日の配送にこだわるため、まだ拠点のない東北・北海道への出店はゼロという訳なのです。
毎日豚肉10トン、卵7万個、キャベツ2万個、玉ネギ3万個を配送。配送は、道の混まない夜のうちに行われます。
新鮮食材の毎日配送が、餃子の王将チェーンを支えているのです。

そして今、餃子の王将が進出を図っているのが…中国市場!
でも、餃子の本場中国に逆輸出って、結構大変なんじゃないですか?

▼スタジオで社長にお話を伺いました。
大東社長:2005年から大連市内で3店舗を展開しています。

加藤:餃子の本場の中国は大変ではないですか?

大東社長:王将は焼き餃子だが、中国では焼き餃子より水餃子の方が一般的。
焼き餃子が水餃子に勝てるかという記事で新聞に載った事もあります。
出店した時より餃子の出方が3倍になり、大連では王将の餃子の人気が出てきました。

加藤:今後の野望はありますか?

大東社長:野望は、創業以来の目標である全国1,000店舗出店です。

加藤:社長の代に中華・餃子の王将プラス違ったものへのチェレンジはないのですか?

大東社長:今は全然考えていません。
中華レストランですが、店長・個々の店の独自性を出しながら、もっともっと強くやっていきたい。

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2020, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.