過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2006年5月14日放送

特集

コカ・コーラ

ゲスト

日本コカ・コーラ 魚谷雅彦 代表取締役社長

番組内容

ヒマラヤでも北極でも、今や世界200ヶ国以上で販売されているコカ・コーラ。
ところで、今年2006年はコカ・コーラの生誕120周年なのです。
そこで今回は、120年の歴史で築かれたコカ・コーラの儲かる謎とその伝説を徹底解明します!

■放送内容をシェアする

コカ・コーラ

▼薬屋さんが作った!?コカ・コーラ120年の歴史
世界一の儲かりドリンク、コカ・コーラ。
その誕生のヒミツに迫るべくやってきたのは、アメリカ!コカ・コーラ生誕の地であるジョージア州アトランタにあるのは、1892年に創業されたザ・コカ・コーラカンパニー。
年商は約231億ドル(約2兆6千億円)!!

早速コカ・コーラの全てが分かる博物館、ワールド・オブ・コカ・コーラへ。
貴重なプレミアグッズが目白押し、世界各地のコカ・コーラ社製品の試飲コーナーもあります。
コカ・コーラが生まれたのは今から120年前、1886年。
生みの親は、薬剤師のペンバートン博士。
自ら独自の薬や飲み物を開発していました。
ある日、博士は今までにない甘い茶色のシロップを完成させました。
試しに薬局の中の喫茶コーナーで販売してみると、大人気に!
ところがある日、いつもは水で薄めて売っていたこのシロップを、間違えて炭酸水で薄めてしまったのです。すると、お客さんの間で意外にも大評判に!
コカ・コーラは、ペンバートン博士のひらめきと店員さんのうっかりから生まれたのです!

突然ですが、ここで

▼ウソ?ホント?コカ・コーラ伝説(1):コカ・コーラの作り方は世界で二人しか知らないって本当?
ペンバートン博士が開発した原液のシロップは、今も最大の企業秘密。
そのせいか、ドリンク業界には「原液の作り方を知ってるのは地球上に二人だけ」「ヒミツが途絶えるのを防ぐため、二人は一緒の飛行機に乗らない」といった噂が出回っているのです。

そこで、コカ・コーラの歴史に一番詳しいこの方、ザ コカ・コーラ カンパニーアーカイブ部のフィル・ムーニさんに直撃してみました。

Q:原液の作り方は二人しか知らないって、本当なんですか??
A:詳しい人数は言えませんが、限られた数人しか知らないというのは本当です。

Q:一体誰が知ってるんですか?
A:それは、企業秘密なんです。

そう、噂は本当だったのです!!
ヒミツはそれだけではありませんでした。何と、コカ・コーラ原液の極秘レシピは1919年からアトランタのある銀行の金庫に保管しているとのことなのです!

さて、そんなコカ・コーラが日本に伝わったのは大正時代のこと。
文豪の芥川龍之介や高村光太郎も大ファンでした。
高村光太郎の代表作『道程』の中にも、「コカコオラ」の文字が!

日本で本格的に販売が開始されたのは1957年。
それからわずか8年で、国内生産量No.1に躍り出たのです!!
なぜそこまで急成長したのでしょうか?

その秘密を探るスタッフの前に現れたのは、ザ コカ・コーラ カンパニー国際部門社長のムーター・ケントさん。お話を聞くと…

「我々が成功できた最大の理由は、コカ・コーラ発展に尽くしてくれる何百というボトリング・パートナーがいたからなんです」

コカ・コーラ最強のカラクリ、それはボトラーシステムだったのです。
国内のコカ・コーラは、二つの会社に分かれます。
マーケティングを始め、コカ・コーラの原液を製造する日本コカ・コーラ社、原液を買い取り工場で製品化、ボトル詰めをして販売するボトリング社です。
ボトリング社は、日本全国に全14社あります。

もともとこのビジネススタイルは、アメリカ本社で始まったもの。
地方の有名企業にボトリング会社を設立してもらい、ドリンクを作ってもらいます。
地方の企業はコカ・コーラがNo.1商品だからますます儲かり、一方のコカ・コーラ本社もコスト減により短期間で販売網を拡大できる、という訳なのです。
世界200ヶ国以上にコカ・コーラがあっという間に広まったのは、ボトラーシステムのおかげなんです。

▼ウソ?ホント?コカ・コーラ伝説(2):コカ・コーラのビンの形は女性のカラダがモデルって本当?
これは…ウソ。フィル・ムーニさんによると、モデルにしたのはココア豆だったのだとか!

1900年代初め、コカ・コーラにまつわる重大な問題が起こりました。
それは、ソラ・コーラ、コケ・オーラなど、1000種類以上もの偽コーラが出回ったこと!
そこで、一目見てこれと分かり、しかも真似できない複雑な形のボトルに変更。
こうして、1915年にココア豆モデルのボトルが誕生したのです。
コカ・コーラ社の製品は、全世界で1日13億杯も消費されています。

つまり、1秒で1万5千杯が儲かっているというコカ・コーラの秘密について、スタジオで魚谷社長にお伺いしました。
Q:コカ・コーラについて知らないことがまだまだいっぱいあるんですね。コカ・コーラ原液の作り方は、社長は本当にご存知ないのですか?
A:はい、実は私も知りません。社長だからといって教えてもらえませんね。コカ・コーラしか出せない唯一の味を守り続けていくことが大事ですから。

Q:ボトラーシステムについても知らなかったですね。
A:コカ・コーラ社に日本コカ・コーラや東京コカ・コーラなどいろんな会社があることは、あまり知られていません。アメリカで操業されてから、この考え方を理念にして世界中に進出していったんですね。進出する時にも現地の国のパートナーを見つけてボトラーになって頂き、現地で原材料を調達して地域に貢献するやり方をずっと貫いてきました。

▼儲かる魔法の赤いハコ!自販機ビジネスのヒミツ
街を歩けば必ず見かける赤いハコ、自動販売機。
この自販機こそ儲けの柱。現在、コカ・コーラの自販機のシェアはダントツのNo.1。その数98万台!

1日の利用者数は、何と約2000万人!!
1人一本買ったとしても…120円×2000万人=24億円の売り上げ!

自販機のメリット:人件費をかけず24時間営業
自販機のメリット:安売りナシの定価販売


さらに、他のメーカーにはないあるこだわりで売上げを伸ばしています。通常は搬入業者に任せることの多い自販機の詰め込み作業ですが、コカ・コーラ社では…

コカ・コーラ社のこだわり(1) 営業社員が詰め込む
コカ・コーラ社のこだわり(2) 営業社員が商品を陳列


さらに…
コカ・コーラ社の鉄則:売れ筋商品は左上!!
それは、客が左上から商品を見ていくからなのだとか。
商品の陳列は売上げデータに基づき、営業社員が一台ごとに変更。
例えば、飲食店の近くでは、お茶が左上。
待つ人が多い場所では、コーヒーが左上になっています。
営業社員一人ひとりのこだわりが、自販機の売上げを支えています。

コカ・コーラ伝説

▼ウソ?ホント?コカ・コーラ伝説(3):ドリンクがタダになる自販機があるって本当?
はい、本当です!
地震などの災害時に役所から無線信号が送られ、掲示板に災害情報が流れます。
それと同時に、自販機も無料に切り替わり、被災者の救援物資に。
(ただし、学校や役所など一部の自販機のみ)
他にも、携帯電話で買える自販機も導入。自販機の進化は、とどまるところを知りません!

▼ここがスゴイ!日本のコカ・コーラ!!
現在飲料業界で、日本コカ・コーラのシェアはダントツの1位!
売上総額の推定は1兆5千億円!!

この好調な日本の業績に、アメリカ本社のムーターさんも…
「日本はトップクラスの成功を収めています。200カ国の中で売上は5位ですが、利益はアメリカに次いで2位なんです」日本コカ・コーラグループは、とても儲かってるんです!

そのヒミツが、コカ・コーラ以外の商品もスゴイということ!
ドリンクは、コーヒー、機能性飲料、果実飲料、炭酸飲料、茶、紅茶、水の7つのカテゴリーに分類されますが、その全てでコカ・コーラグループは1位か2位なんです。
コーヒーでダントツNo.1のジョージアをはじめ、機能性飲料トップのアクエリアス、果実飲料1位のQooなど。

こうした飲料の開発が行われているのが、主に日本向けの商品を開発しているコカ・コーラ東京研究開発センター。
人気コーヒーのジョージアを開発した第一製品開発部の平野正洋さんに、テレビ初潜入の現場を案内して頂きました。

開発室にはミニ工場があります!
そして、ドリンクの味を決める1000種類以上の香りの要素であるフレーバーもあります。
また、コーヒー豆の選定を行う部屋も。例えば、男性には強い香りが好まれるなど、ターゲットに合った豆を選べるかが勝負の鍵なのだとか。
平野さんは年間400種類以上も開発しますが、製品化されるのはわずか数十種類。
数多くの失敗作があるからこそ、飛びぬけたヒット作が生まれるのです。

▼世界一のブランドコカ・コーラの広告は、一味違う!!
それは、さわやか戦略!
「コカ・コーラ=さわやか」のイメージを植え付けることで、スカッとさわやかになりたい人は皆コカ・コーラを飲む、という訳。

≪さわやか戦略1 スポーツ支援≫
さわやかといえばスポーツ。そこで、コカ・コーラは古くから、様々なスポーツイベントに協賛しています。1930年第一回大会からFIFAワールドカップを支援しています。オリンピックも、1928年の第9回大会からずっとスポンサー。
スポーツを通して、さわやかさを強く印象づけました。

≪さわやか戦略2 テレビCM≫
コカ・コーラのCMは、いつの時代もさわやか重視!
出演するタレントも、その時代の「さわやか」を象徴する人物を起用しています。
ちなみに、初代CMタレントは加山雄三さんでした!

▼ウソ?ホント?コカ・コーラ伝説(4):サンタさんが赤いのはコカ・コーラが広めたって本当?
はい、本当です!
サンタの衣装は昔は赤ではなく、茶、紫、青などバラバラでした。
ところが、1931年にクリスマス広告で企業カラーである赤と白のサンタを発表しました。
それ以来毎年同じサンタの広告を出し続けたところ、今やすっかり世界中に赤白サンタが定着したのです!
コカ・コーラの影響力、恐るべし!

コカ・コーラにまつわる様々な伝説やヒミツを知ったところで、スタジオで引き続き魚谷社長にお話を伺いました。
Q:確かにコカ・コーラのCMはさわやかですよね。うまいなと思うのが、CMを見た際にタレントの印象ではなく、コカ・コーラの印象が最後には残ることなんですよね。
A:コカ・コーラは120年間同じ味で売れ続けていますし、ブランドのロゴもほとんど変わっておりません。ですが、コカ・コーラのブランドが消費者の方にどうとらえて頂くかということは、時代に合わせて広告の表現などで変えてきました。変わらないものと変わるものとのミックスで、コカ・コーラを新しく取り入れて頂くように工夫してきましたね。

Q:飲料の主要7カテゴリーを見てみますと、炭酸飲料の「コカ・コーラ」、コーヒーの「ジョージア」、茶系飲料の「爽健美茶」、機能性飲料の「アクエリアス」、果実飲料の「Qoo」、紅茶の「紅茶花伝」、水の「森の水だより」がありますが、特に一番売れている商品は何ですか?
A:それは、缶コーヒーのジョージアです!ちなみに、このレシピは知っています(笑)コーヒーを飲んで頂く時にはいろんなニーズがあると思うのですが、それに応じてどういうコーヒー豆を使い、砂糖の量をどうするかなど、かなり微妙な組み合わせをしております。社内でテストを重ねたり消費者に意見を聞いたりなど、綿密に開発をしているのが味の決め手だと思います。

Q:コカ・コーラ株式会社の社長として、今後どのようなことに取り組んでいきたいですか?
A:コカ・コーラの世界のネットワークを使って、日本から発信して世界に出せるような商品をもっと出していきたいですね。今、アクエリアスがスペインで発売されました。Qooについても世界7カ国で売れております。特に中国やシンガポールなどで人気ですね。

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2020, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.