過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2006年4月30日放送

特集

世界の億万長者 TOP50

ゲスト

デーブ・スペクターさん・パトリック・ハーランさん(パックン)

番組内容

今回のがっちりマンデーは、あっと驚く世界の億万長者TOP50です!
経済誌『Forbes』による「世界の億万長者番付」を見てみると、資産1兆円を超すボロ儲けの達人が。
その数50人!何をしたらそんなに儲かるのでしょうか。
そこで、全世界注目の億万長者をご紹介します。

■放送内容をシェアする

世界の億万長者 50位から11位まで大注目の大金持ち

▼44位:イタリアの伊達男、レオナルド・デルベッキオ(70)…1兆1000億円

儲けのタネは、何とメガネ。世界最大手のメガネメーカー、ルクソッティカの会長さん。
元々は小さな工場を経営するしがないメガネ職人でした。
そんな彼の人生を一気に変えたのが…

儲けのヒミツ ライセンス生産
メガネを作る技術は本物だと自負していたデルベッキオさん。
ある日ミラノのメガネ見本市で自分の作るメガネを思い切って自慢してみたところ、「この男の作るメガネは伊達じゃない」と大評判に!
高級ブランドから次々と注文が舞い込んだのです。
ライセンス生産で大成功!
世界7割の高級メガネを作るイタリアで、今やトップの巨大メガネ企業になりました。

▼42位:ドイツの通販王、ミハエル・オットー(62)…1兆1440億円
オットーさんが手がけるのは、なんでもそろう通販会社「Otto」。
日本ではまだ知られていませんが、世界最大の通販会社なのです。


儲けのヒミツ 分かりやすさ
単に分厚い雑誌カタログを配るのではなく、パソコンが浸透したら動画で見られるカタログCD-ROMを配るなど、ネット上でも興味をわかせるその分かりやすさは、まさにドイツにおける「ジャパネットたかた」!
特に、お客が着せ替え人形のように自由に服を選べるバーチャル試着が大人気!

▼37位:イタリア首相、シルビオ・ベルルスコーニ(69)…1兆2100億円

日本では、ニュースや新聞でお馴染みですが、元々はテレビ局、新聞、出版、広告代理店出版を持つイタリアのメディア王なんです。
他にも、名門サッカーチームのACミランの元オーナーを務めるなど、とにかく話題に事欠かない大金持ち。
最近では、何と若返り整形までしちゃいました!確かにお肌がつるつるに。

▼36位:ドイツの薬王、アドルフ・メルクレ(71)…1兆2650億円
世界28カ国62地域に自社工場を持つ、世界最大の医薬品メーカー、メルクの会長さん。


儲けのヒミツ 先駆け
1827年、世界で初めて痛みを和らげるモルヒネ類の製造に成功。1930年代、世界で初めてビタミンCの工業生産に成功したのです。
最近も、抗がん剤「エルビタックス」、脱毛治療剤「プロペシア」と、大ヒット連発。

▼15位:女性No.1大富豪、リリアンヌ・ベッタンクール(83)…1兆7600億円

儲けのタネは、「ロレアル化粧品」。

創業者のお父さんから会社を引き継いだベッタンクールさんは、ベッタンクール財団を設立し、ベッタンクール賞として3300万円の助成金を出しているのだとか!

▼11位:浪漫ある若き石油王ロマン・アブラモビッチ(39)…2兆20億円
貧しい家庭から、ロシア有数の石油長者になったアブラモビッチさん。


儲けのヒミツ 民主化
ソ連崩壊後、様々な国営企業が民間へ払い下げられていく中、石油関係の企業の株を次々と買い占めて大儲け!
石油のように湧き出る儲けを次から次へと使う!
ポケットマネーで、イギリスのサッカーチームのチェルシーを260億円でご購入!!
一度でいいから、そんな大金を使ってみたいものです。

▼さて、11位までの結果を見て、スタジオのゲストの反応は…
加藤:アブラモビッチは俺より2つ年上だよ、もう間に合わないよ〜!ロシアは石油王が多いですね。

パックン:石油は、僕らにとって遠い存在に感じますよね。でも身近に感じるのは、メガネフレームで儲かった44位のレオナルド・デルベッキオさんですね


加藤:アジアの国は結構入ってきていますね。40位にランクインした中国の李兆基(リー・シャウキー)さんは、不動産を手がけていますね。

パックン:中国の不動産は、つい最近までは全部国のものだった。

デーブ:ロシアでもそうですが、自由化をきっかけとして儲けている人が多いですね。ただこれからは、中国への進出がうまくいくかどうかだと思います。そこで広がったらすごいマーケットになるでしょうね。

加藤:あと、23位に入ったスペインのアマンシオ・オルテガさん。資産1兆6280億円。ファッションブランドのZARAの創業者ですね。

進藤:ZARAは何がすごいかと言うと、新作の服を次々と作ることでお客を飽きさせないことなんです。それが皆の心をつかむ。

デーブ:ZARAは安いけど、ヨーロッパのセンスが入ってるんですよね。

パックン:15位のリリアンヌ・ベッタンクールさんが手がける「ロレアル化粧品」も、ヨーロッパのセンスをアメリカに輸出してゴージャスなイメージを作りながら、手ごろな値段で提供しているんですよ。

▼番外編 超ビッグなお金持ちのインタビュー
あの世界的ロックバンド、KISSのジーン・シモンズさんへのインタビューに、ついに成功しました!
ロッカーとは別の顔で大儲けしているのだとか。この違い、比べてみて下さい。

シモンズさんは、KISSの名前やファッションを商売にする会社を設立したのです。
アニメや人形など、様々なグッズのライセンス料で大儲け。
何と1000億円も稼いだのです!
今や当たり前となった、有名人のライセンスビジネスの草分け的存在なのです。

そして、ついに聞いてしまいました…
Q:ぶっちゃけ、そんなにお金がほしいですか?
A:Of course!!

世界の億万長者 TOP10の発表

▼10位:中国一の大富豪、リ・カシン(77)…2兆680億円

皆さんお気づきかもしれませんが、カシンさんは福田康夫元官房長官によく似ておられます。

1949年、香港フラワーで大儲けしたカシンさん。

儲けのヒミツ 恩返し
今から17年前、リさんの運命を変える大事件がありました。
それは、1989年に起きた天安門事件。
不安を感じた大企業が中国から次々と撤退していく中、あえて自分を育ててくれた母国の企業を応援。
不動産、電力、小売り、通信、石油など、あらゆる業種に投資しました。
すると、リさんが株を買った企業は中国の経済発展で急成長。
気がつけば、リさんは中国一の大金持ちになっていたのです!

あの美しい香港の100万ドルの夜景。
「今夜、君が独り占めだよ…」な〜んて言ったら大間違い!!
実は、あの夜景は全て、リさんの電力会社がまかなっていたのです。
つまり、香港の夜景はリさんの独り占めだという訳!

▼8位:アラブのプリンス、アルワリード王子(49)…2兆2000億円

サウジアラビア国王の甥ですが、儲けは石油ではなく、投資。
資産は、父から借りた150万円。
建設会社への投資を皮切りに、莫大に増やし続けているのです。
アラブの王族の中では、かなり質素な生活で有名とか。
「家は130部屋だけ」「車もたった数百台」「専用ジェットとヨットも比較的小型かな」。
それは…地味ですねぇ(!?)

▼7位:ブランド王国の帝王、ベルナール・アルノー(57)…2兆3650億円

Don Perignon、Hennessy、Louis Vuitton、Christian Dior、FENDI、GIVENCHY、TAG HEUERなど、世界に名だたるブランド約50社を擁するモエ ヘネシー・ルイヴィトンの会長さんです。

儲けのヒミツ ブランド好き
元は建設会社の社長さん。でも大のオシャレ好きだったんです。
そこで、一番好きだったChristian Diorを会社ごと買っちゃいました!!
その後も大好きなブランドを次々と買い続け、いつしか超巨大ブランド王国の帝王にまで上り詰めたのです。
でも、ただ買うだけじゃなかったのがベルナールさんのすごいところなのです。
一つ一つバラバラだった広告や物流をグループで統一し、大幅なコスト削減を実現しました。
巨大なブランド企業としても大儲けすることに成功したのです。

▼5位:世界一の鉄鋼王、ラクシュミ・ミッタル(55)…2兆5850億円

世界No.1の鉄鋼会社、ミタル・スチールの社長さんです。

儲けのヒミツ くず鉄買い
元々は小さな製鉄会社から事業を始めたミッタルさん。
自分の会社の地盤をがっちり固めると、不況に苦しむ自分より大きい製鉄企業をどんどん買収して大儲け。
2005年には、アメリカの巨大製鉄会社「インターナショナル・スチール」を買収してついに世界No.1に!

商売ではがっちり硬い経営をするミッタルさんですが、娘さんに対してはやわらかい!
娘さんの結婚費用のために出したお金は何と50億円!
披露宴会場はヴェルサイユ宮殿とは!!!

▼4位:世界の家具王、イングバー・カンプラッド(79)…3兆800億円

儲けのタネは、家具!
世界32カ国、202店舗。
圧倒的な広さの売り場面積と品数、低価格で人気の、イケア家具の創業者です。
先日、千葉県船橋市についに日本第一号店がオープンしました。


儲けのヒミツ どケチ主義
お客さんが店内の倉庫から商品を選び、自分で持ち帰って組み立てる。
人件費など無駄な経費を削り、低価格を実現したのです!
「私はケチです。それを誇りに感じます」とカンプラッドさん。
3兆円も持っているのに、飛行機はエコノミー、格安ホテルを使い、会社まではバス通勤をしているとのこと!
その精神、ぜひとも見習いたいですね…

▼3位:中南米の大富豪、カルロス・スミス(66)…3兆3000億円

儲けのタネは、携帯電話。
メキシコ国内で最大の携帯電話会社や百貨店、さらにアメリカで大手の流通会社を傘下に収める企業集団、グルーポ・カルソの会長。

儲けのヒミツ スリム化
経営が傾いた企業を安く買収し、合理化策・統廃合策により、企業の悪い箇所を削り取りスリム化。
グループの利益を大きくして大成功を遂げたのです。
とにかく無駄を削り取ることに美しさを感じるのか、スミスさんの趣味はロダンの彫刻集め!
個人としては世界最大級のコレクションなんだとか。

▼2位:歴史上株で最も儲けた男、ウォーレン・バフェット(75)…4兆6200億円

好きな銘柄しか買わない投資法で、学生時代にアルバイトで貯めた100万円を、400万倍の4兆円にしたのです!

▼1位:マイクロソフト最高経営責任者、ビル・ゲイツ(50)…5兆5000億円

12年連続の世界No.1の大金持ちです!

▼引き続き、スタジオでゲストの方とお話をしました。
加藤:やっぱり1位はビル・ゲイツでしたね。そして、4位には家具のイケアの創業者がランクインしました。ところで、俺らってすぐに乗っかっちゃうんだよね。イケアがいいと聞いたら、すぐに買ってしまう。

進藤:7位のベルナール・アルノーさんが手がけるモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)のブランドは、まさに日本人がことごとく乗っかっていますよね!売上げの4割を日本人が買っていることになります。ところで、こうして見ていると、買収で大きくなっている会社が多いですね。

加藤:買収に対する悪いイメージはあまりないのですか?

デーブ:敵対的買収は外国ではほとんどないですよ。必要だとか、片方が助かるという場合が多いですね。

加藤:日本人は世界億万長者の100位以内に1人もいませんでしたね!

パックン:日本では限界があるみたいですね。これから急成長のところだと可能性はあるかもしれませんが…

進藤:12年連続の世界No.1の億万長者、ビル・ゲイツを抜く人がいるとしたら、どなただと思いますか?

パックン:今勢いづいている、グーグルのサーゲイ・ブリンさんとラリー・ペイジさんではないですかね。発想力と、今の若者のハートをがっちりつかんでいますから。

デーブ:僕は、みのもんたじゃないかなぁと思いますね。(笑)

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.