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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2005年12月18日放送

特集

モスバーガー

ゲスト

櫻田厚さん(株式会社モスフードサービス 代表取締役社長CEO)

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モスバーガー成功のヒミツ1 日本流!

モスバーガーの創業は1972年。元証券マンだった櫻田慧さんが脱サラして始めた小さな会社でした。

「ジャパニーズドリーム」を夢見て作ったのが、MOS。壮大な思いがこめられていたのです。

ところで、なぜハンバーガーに目をつけたのでしょうか?
きっかけは1971年に銀座三越にオープンしたマクドナルド日本1号店。
初日だけで1万人来店したマクドナルドを訪れた櫻田さんは、若者で大盛況する様子を目の当たりにして感化されました。
「ハンバーガー店をやれば絶対に儲かる!どうせやるなら日本流のハンバーガーをヒットさせよう!」
そこから、櫻田さんの挑戦は始まりました。

▼成功のヒミツ 日本流!
ハンバーガーで大事なのは、やっぱり中身のハンバーグ!
櫻田さんがイメージしたのが、日本のお母さんが作るハンバーガーの味。
そこで、アメリカ流の100%牛肉ではなく、豚肉とのMIXを採用。
ソースもアメリカ流のケチャップをやめ、ミートソースに!
これを玉ねぎに掛け出来上がったのが…「モスバーガー」!
マクドナルドオープンからわずか7ヶ月後の、日本流バーガーが誕生しました。

そして、1973年にできた「テリヤキバーガー」。
この大ヒットをきっかけに、モスは日本全国に店舗を拡大。

1987年には「ライスバーガー」。
業界初の斬新な発想が当たりに当たり、モスは遂に業界第2位の地位まで上り詰めたんです。

日本流バーガーを次々とヒットさせたモスバーガー。
しかし開店当時は大問題を抱えていました。それは…貧乏!!

脱サラした櫻田さんの開店資金は友人から借りたわずか200万円!
マクドナルドのような銀座の一等地など夢のまた夢。
そこで1号店の場所として選んだのは…埼玉県との県境・成増。
しかも八百屋さんの倉庫を借りたわずか2.8坪の、座る席もないほどの店舗。
ところがモスは、この貧乏を逆手にとって大成功を遂げたんです。

モスバーガー成功のヒミツ2 遠い・遅い・高い

▼成功のヒミツ(1)遠い
ライバル店が次々と駅前の1等地に出店する中、モスの店舗は駅から遠い2等地3等地。
しかも表通りではなく裏通りに出店したんです。これこそがモスが取った路地裏商法。

ターゲットを駅前の不特定多数の客ではなく地元の固定客に絞り、立地が悪くても行列するような地元の名店を目指したんです。
こうして味を武器に評判を広げ固定ファンを獲得。
さらに、家賃が安かったためスピード出店が可能に!
驚くことに日本国内で47都道府県全てに進出した最初の外食産業はモスなんです!
バーガーチェーンで初めて1000店舗達成したのも、これまたモス!!

▼成功のヒミツ(2)遅い
ファーストフードは早く出るのが当たり前だが、モスは遅い!!
というのも注文を受けてからの手作りにこだわっているからです。

では、モスバーガー1個作るのに一体どれくらい時間がかかるのか?
早速実験してみると・・・何と7分6秒!
ライバル店とは逆をいく「遅さ」、即ち「出来立ての美味さ」が、味にうるさい日本人に受けたんです。

▼成功のヒミツ(3)高い
モスの商品は他店と比べて高い。ラ
イバル店が値下げに踏み切る中、モスは断固として値を下げませんでした。

それはなぜでしょうか?
モスは値下げするどころか、他の倍以上もする高級バーガーを発売。
安さに飽きた高級志向の人たちに支持されたんです。

このように、他店とは逆をいくやり方でモスは急成長!
そして今年、「人に紹介したいブランドランキング」で堂々の2位!
更に「利用したいバーガーショップ」では見事ナンバー1に輝いたんです。

苦労人・櫻田社長の1日に密着!!

そんな今のモスを支えているのが、櫻田厚社長。創業者櫻田慧さんの甥っ子社長です。
苦労知らずのボンボン社長?
いえいえ、ぜーんぜん違います。実はとんでもない苦労人なんです。

幼少時代は不自由ない生活でしたが、高校2年の時に脳出血で父を亡くしました。
一家の大黒柱を失い、大学進学を断念!!
家計を支えるため、アルバイトを始めたのです。
喫茶店のウエイターやレストランの皿洗いなど、実に20種類以上の仕事を経験。
苦労の末、高卒で広告代理店に就職します。

しかし21歳の時、叔父に誘われ、アルバイトとしてモスの創業に参加。
23歳でフランチャイズ店のオーナーとなったのです。
ところが経営失敗!店を手放すことに…
その時の教訓をバネに再出発。
大卒には絶対に負けないという意地で経営を学び、アルバイトから店長、そして社長まで上り詰めたんです。

▼そんな苦労人・櫻田社長の1日に密着!!
午前7時、社長の出勤はいつも早いんです。
会社の始業時間は9時ですが、まだ誰もいません!
実は社長、何と6時半からライバル店を視察していたんです!

その後社長は、毎朝の日課である掃除を始めました。
「店の前を掃くのは店長、だから会社の前を掃くのは社長。」現場を経験した社長ならではのこだわりなんです。

そして午後12時からは商品開発室へ。
毎週月曜日は社長による12月の新商品(コロッケフォッカチャ麻婆ソース)の試食会。
社長のOKが出ないとモスでは商品化はできません。
麻婆の辛さ具合になかなか社長のOKが出ません。
こんな社長の味へこだわりがモスを支えているんです。

そして午後7時、社長が家に帰る前に立ち寄ったのは…またまた、モスバーガー!
週に必ず2、3度は店舗に通っています。
しかも、アポなし!もちろん自分の身分を明かしません。

その時向かった先はトイレ!
「トイレを見れば店の清潔さが分かる」というのが社長の持論。
ついつい自分で掃除しちゃうんです。
そして店長を呼んでアドバイス。現場を経験した社長だからこその行動力。
社長、一日お疲れ様でした!

▼さて、スタジオでは櫻田社長にお話を伺いました。
Q:一流の会社の社長はどの方も大抵早起きなんですよね。もし社員の人が朝6時半に会社の前を掃いていたら、社長はどうしますか?
A:それなら朝6時に行きます。あっ、もっと早く行くかも。

Q:モスバーガーのハンバーグの値段を下げない理由は?
A:ハンバーガーの参考になる値段は、週刊誌の定価と卵の値段です。ハンバーガーにとってはそれが一番適当だと考えます。調味料や人のサービスも加えると、コンビニエンスで売られている商品以下の値段にはならないのです。

Q:モスバーガーは外食初の全国進出を果たしましたが、それはなぜですか?
A:モスバーガーはフランチャイズ方式が地盤となっています。店長にフランチャイズ権を与えて、その方の信念の強さを確認するための時間を一番かけるんです。短くても半年、長くても二年。場所がありお金もあるという状況ではうまくいかない。自らが汗を流し、リーダーシップをとらなくてはいけないと思います。

生まれ変わる!モスのユニーク戦略!

ところで、モスといえばこの赤いマーク!

しかし最近変わろうとしているんです。
それは、「緑モス戦略」!
今、赤いモスは緑のモスに生まれ変わっています。
一体今までとどこが違うんでしょうか?

早速、経済予報士見習いの川田亜子がモスバーガー国立店に突撃しました!

入り口の看板は確かに緑。しかも芝生を植え込むという気合の入れ様!
広々としたスペースから厨房が見渡せるオープンキッチンを採用。
更に、店内の可愛いデザインの壁画が目を引きます。
実はあのミッフィーで有名なディックブルーナー氏がデザイン。

そう、緑モスのターゲットは女性!
女性客を狙った様々な工夫をしているんです
まず床とテーブルを全て木目調に統一!
トイレは男女別々!そして十分すぎるほどのスペースを取りました。
更に、従来と比べ客席を大幅に減らし、レストラン並みの空間を確保。
もちろん店内は、全席禁煙。

そして緑モスのもう一つの特徴が夕食重視!
モスでは今年3月に、10種類の具財を使った匠味十段を発売。
夕食としても十分なボリューム!!

スープやサラダなど、緑モス限定メニューも発売し、レストラン並みのボリューム感を実現。
ライバル店がモーニングセットなど朝食を重視する中、モスはあえて夕食を重視。
女性1人でも夕食が食べられるレストランを緑モスは目指しているんです。

更に他にもユニークな戦略が…おじちゃん・おばちゃん採用!
モスバーガーの店舗でよく見かけるのが、40歳以上の中高年!
モスはおじちゃん・おばちゃんを積極的に採用しているんです。

都内でもトップクラスの売り上げを誇る五反田東店。
1階の受付には、御年7?歳、アルバイト歴12年の蜂谷淳子さん!

更に2階にも、御年69歳、アルバイト歴3年の榎本泰治さん!
実はここ五反田東店には、60歳以上のアルバイトが何と9人もいる有名店なんです。

人材の有効活用を目的に始まった中高年採用。
あったかいサービスが人気で幅広い年齢層の客を呼び込んでいます。

一方こちらは埼玉県にあるモスバーガー北越谷店。
店内には家族連れで子供たちがたーくさん。ここにもモスのある戦略が隠されているんです。
それが…食育戦略!

実は11月15日、東越谷小学校の家庭科の時間にある先生が招かれていました。
それは北越谷店の店長・後藤洋一さんだったのです。
この日は、テリヤキバーガー作りを通して食について教える日でした。
野菜の栄養分や、温度や水分によって微妙に変わる味の違いを教え、野菜を好きになってもらいます!
地元の店員が近くの小学校で食について教える、こうしたプロジェクトをモスは全国で展開。
食育の授業を受けた子供たちがモスバーガーに集まって来るわけ。

若者向けのファーストフード店から、女性・子供・中高年と全ての世代を満足させるカジュアルレストランへ。日本の味で勝負するモスの挑戦はまだまだ続きます。

▼スタジオでは、再び櫻田社長にお話を伺いました。
Q:今後モスバーガー全店を緑モスにするのですか?それでは相当な設備投資になるのでは?
A:そうですね、100億かかります。でも大丈夫です!今の古いモスバーガーで劣っているとは思えないのですが、もう少し健康志向ががはっきりしたらいいなと思っています。モスバーガーというブランドを世界のブランドにしたいですね。

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