過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2005年10月9日放送

特集

防災

ゲスト

森永卓郎さん(UFJ総合研究所客員主席研究員、独協大学特任教授)・眞鍋かをりさん

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2005年 防災業界ヒット商品!その1

2005年 防災業界最大のヒット商品を生み出した会社が大阪天王寺区にあるという。
それがプロセブン株式会社。

プロセブンは、地震に自信あります!!
去年は売り上げ8億円、今年は10億円を目指しているんだとか。

一体何がそんなに売れたのか。
それは耐震マットなんです!!

家具の下に敷くことで、転倒を防止するこのマット、震度7の地震でも耐えることが出来るという優れもの。
実際にプロセブンを家具の下に装着して実験してみると、震度7の揺れでもびくともしない!!
しかも、ぴったりとくっついたマットをはずすのはくるっと回すだけ!!

その凄さの秘密、それはウレタン樹脂にとある成分が入っているから。

その成分を見つけるまでには児玉社長の苦心の歴史がありました。
95年の阪神大震災時、児玉社長の友人が倒れてきたタンスにぶつかり亡くなりました。

「ロケットが月に行く時代にタンスで死ぬなんて自分でやるしかない。」
家業の呉服屋を親族に譲り開発に専念した。借金1億6千万円!!

しかし、阪神大震災レベルの地震を確実に耐え切れるもの。
これはなかなかできなかったのです。
もう無理だ!あきらめかけてヤケ酒を飲んでいたその時、コップについてきた皿にヒントを得、開発開始から5年。震度7にも耐えられる商品が完成!!

成分はもちろん企業秘密!!
昨年、プロセブン耐震マットがバカ売れ!!
そのきっかけはなんと引越し屋さん!!
引越し先の家具の下に敷くサービスをはじめ、瞬く間にその効果が知れ渡り、売り上げが一気にアップ!

社長の震災に対する想いが詰まった商品、それが「プロセブン耐震マット」だったんです。

こちら大阪大正区のフジワラ産業さん。
開発した防災グッズは浮き畳なんです。

洪水時に家に水が押し寄せてきても畳全体が水平に浮上し全く濡れないという優れもの。
そんな藤原社長の防災グッズ開発。

こちらもきっかけは阪神淡路大震災。
水道工事用の機械を販売している藤原社長。
自分たちにも何か出来ないかと災害救助道具の開発に当たり、下敷きになった人を助けるための防災セットを20万円で販売したところ、地方自治体から問い合わせが殺到したんだとか。

「災害というものは避けられない。ならばせめて明るい気持ちで備えてほしい」
防災に対する人一倍熱い気持ちで、これからもフジワラ産業はユニークな防災グッズの開発をし続けていきます。

大阪で行われた住宅リフォームフェアでなにやらみんなの注目を集めるものがありました。
それはサッカーボール型住宅です。

実はこのサッカーボール型住宅は、ただのおもしろ住宅ではないんです。
球体で多面体の住宅は、強度も災害に対してもバランスがいいんです!!
そうこのサッカーボール型住宅は、どんな災害からも身を守る万能住宅なんです!!

五角形と六角形は建築学上最も強い組み合わせ。
ちょっとやそっとの災害ではびくともしない!
なんとこのサッカーボール型住宅、洪水にも強い!
まさにオールラウンド型の防災住宅なんです!!
球体のため普通の家具は置けませんが、スペースをうまく利用した収納は充実、足をのばして十分に寝られますよ!
すでに60個売れていて、3ヶ月待ちなんだとか。

2005年防災業界ヒット商品!その2

今東京で一番売れている防災商品がこちら「震災時帰宅支援マップ」です。

これ、地図の老舗、旺文社さんが発売したんです。
地図では異例の50万部。旺文社創設以来の大ヒット!!

そのきっかけは、東京都内でも震度5を記録した7月の地震。
地震そのものによる被害は少なかったものの、電車はストップ。
携帯も不通。都市機能は完全にマヒ。
テレビには駅に取り残される多くの人々の姿が映し出されました。

この震災時帰宅支援マップにはさまざまな工夫が…。
この地図とにかく見やすい。
地図の形が縦長。都内から郊外へ帰宅することを目的としているのですべて進行方向に見れるようになっています。
そして普通の地図には載っていないような記号があります。
歩いて帰る途中に喉の渇きを潤すための水道の場所。そして歩きつかれたときに座れるベンチのある場所。そして公衆トイレ。大都会の意外な危険に備える震災時帰宅支援マップなんです。
こりゃまだまだ売れそうですよ!!

そしてもう一つ売れに売れている防災グッズがありました!
それは「手回し充電卵」。

これは、手回し充電機能、AM・FMラジオ、LEDライト・サイレンそれだけじゃないんです!!
さらに携帯充電器としても使えます!
手回し充電卵、発想のきっかけは、2000年問題時に、なにより電池のないラジオがほしいということで手回しで自家発電できるラジオを開発したんです!!

防災関係で今グーンと伸びてくる業界。
それが地震保険!

火災保険は地震や津波による被害には適用していない。それを補償するのが地震保険。地震保険は地震大国日本の国民を守るため、政府と保険会社が一緒に行っている、そんな特殊な保険。95年の阪神大震災以後加入者は増え、現在958万件。年内には1000万件を超えるとの予想もされているんです。

地震保険の保険料は、住んでいる地域によって違いがあるんです。
過去500年のデータを下に危険性の低い地域から1等地2等地4等地と保険料に差がつきます。

防災で今後グーンと伸びてくる業界はこちら!
住宅用の火災報知器です!

2006年6月1日より消防法が改正され、全国の新築住宅に火災報知器設置が義務づけられるんです。さらに2008年には既に建っている住宅にも設置の義務が決まっており、火災報知器市場は現在大注目!

そんな中、今メラメラと脚光を浴びているのが火災報知器一筋88年。
その名もホーチキ!

防災業界、今、住宅用警報機から目が放せませんよ!!

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