過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2005年1月2日放送

特集

2005年儲かり社長!業界勢力図!

ゲスト

三木谷浩史さん(楽天株式会社代表取締役会長兼社長) 渡邉美樹さん(ワタミフードサービス代表取締役社長) 藤巻健史さん(株式会社フジマキ・ジャパン 代表取締役) 藤巻幸夫さん(福助株式会社 代表取締役社長) 森永卓郎さん(UFJ総合研究所主席研究員 経済アナリスト) はなわさん(コメディアン) 澤上篤人さん(さわかみ投信株式会社代表取締役社長、ファンドマネージャー)

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IT業界

今年もさらに勢いを増しそうなIT業界。そんな中、注目の社長と言えば…
やはりこちらの三人。
ソフトバンクの孫正義、ライブドアの堀江貴文、楽天の三木谷浩史。

中でも2005年の動向が気になるのは、50年ぶりのプロ野球新規参入を決めた楽天の三木谷浩史社長!彼は英文ビジネス誌「FORTUNE」において、世界のお金持ちランキングで20位に堂々ランクイン。
巨大ショッピングサイト・楽天市場を中心に、楽天トラベル、楽天証券、そしてプロ野球球団の東北楽天ゴールデンイーグルスまで!2005年もとどまるところを知りません。

そんな三木谷社長が出社するのは早朝6時半。
まずは朝7時からの取締役会議へ出席。
続いては8時に社員1000人全員出席の社内の報告会へ。

広いフロアを見渡せる場所が三木谷社長の席。
社長のもとには、仕事の相談をもちかける社員が次から次へとやって来ます。
休みがないのでさぞかしお疲れだろう、と恐る恐る社長室をたずねてみると…
何と、玉乗りをする三木谷社長の姿が!実はこれ、社長の健康法の一つなんだとか。

そんな三木谷社長が前回スタジオで言っていたのは…
「流通総額1兆円にしようという目標がある。名づけて"プロジェクト一丁あがり"!」

ところが、ダジャレと思いきや!プロ野球参入の効果も手伝って、楽天の経常利益は3.9倍に跳ね上がっていたのです!
これなら一丁あがりになる日も遠くはなさそうです。

飲食店業界

2005年激しい競争が予想されるのは、居酒屋チェーン!
こちらは「居酒屋御三家」と呼ばれ、今急成長を続けている三つの会社。

中でも今年注目したいのは、全国に400店舗を展開するワタミグループ。

年商は600億円!そのワタミグループを率いるのは…渡邉美樹社長!
そんな渡邉社長が会社に向かうため車に乗り込んだのは、何と朝5時。

会社に着いて社長がまず始めたのは、送られてきたアンケートハガキのチェック。
朝7時、幹部会議では…渡邉社長の厳しいお叱りの言葉に、凍りつく社員の方々。

分刻みのスケジュールを驚くべきスピードでこなしていく渡邉社長。
そのスケジュール帳は…予定でびっしり!
そして社長の夢が目指すべき日付と共に書かれていました。

ワタミグループを引っ張る渡邉社長の夢は、今年もまた一歩実現に向け近づいています!

銀行業界

合併、統合、揺れにゆれた大銀行。
そんな中、全く発想の違う銀行があります。

それは…2001年にスタートしたソニー銀行!
従来の銀行との大きな違い、それはインターネット銀行であること。

振込みも自宅のパソコンからできます。
そんな全く新しいタイプの銀行を作ったのは、石井茂社長。
銀行経験のない彼の考え方は斬新そのもの。
そのため、銀行の顔とも言うべき窓口業務やATM、そして銀行のカラーとも言うべき制服も何一つありません。
またソニー銀行は自社ビルがなく、雑居ビルを賃貸しているのです。
こうして経費を削減、その分を利用者に還元しようというのが、ソニー銀行の基本姿勢なのです。

その結果、開業以来どんどん口座数を増やし、預金利率は一般銀行の50倍にまで!
そんな石井社長からビデオ年賀状が!
石井社長からスタジオの社長さんたちへの質問が届きました。

三木谷社長:社員全員に会社と同じ価値観を持ってもらうのは難しいので、とにかくコミュニケーションを多くして社内の情報を開示をし、社員の人に自分で発してもらう、というのが基本姿勢ですね。そして社員の営業成績を日々誰でも見られるになっています。そうすることで社員の姿勢も変わります。

渡邉社長:今朝の儲かりマンデー、テーマは「エステ業界」
「きれいになりたい」女性なら誰でも抱くそんな夢を叶えてくれる「エステ」。
現在、業界全体の市場規模はなんと4000億円以上!毎年成長を続ける超儲かり業種なんです。
ということで本日のゲストは日本エステ業界の生みの親、たかの友梨さん。ご存知、従業員1200名を抱える「たかの友梨ビューティークリニック」の社長様です。
一人一人の社員にいかに主人公になってもらうか、ということを大切にしています。会社の思いが自分の思いとなるように、いかに社員に会社の理念を伝え、共有してもらえるか。そのために、自分で月に2通ずつ社員に手紙を書いているんですよ。また社員をきつく叱っても、それは理由があってのことなので、逆に社員との関係もすっきりしたものになりますよ。

ちなみに三木谷社長は、来年か再来年頃に一丁上がり計画実現をめざしているとのこと!
「楽天銀行」もぜひやってみたい、と意気込みを語って頂きました。

▼社長から社長への質問コーナー
○藤巻(兄)社長→三木谷社長:プロ野球って閉鎖的な世界ですか?
三木谷社長:やっぱり何かしら閉鎖的な面はありますね。内部の人はそのような体制を変えようという意識がある一方で、どうしていいか分からない面もあるため、我々がプロ野球に新規参入することで耳を傾けてくれます。

そんな社長が今年めざすのは、やはりチームの優勝だそうです!

○はなわ→三木谷社長:去年一番のムダ遣いは?
三木谷社長:それは時間!多くの分野に取り組む社長でも昨年はかなり野球とサッカーに時間を費やしたんで、今年はできる限りムダをなくしたいですね。

○三木谷社長→渡邉社長:好きなレストランは?
渡邉社長:インターコンチネンタルホテルなど、自宅近くのホテルのレストランが好きですね。ホテルで出る1万円のソースをどうやって380円にするかという戦いなので、レストランでも手を抜かずに勉強しています。

自動車業界

一度は業績不振だった日産自動車を一気に活性化した辣腕社長といえば…カルロス・ゴーン社長!
それまで業績不振で倒産までささやかれた企業が、驚くことに見事なV字復活!
そしてシェア2位のポジションを奪還!
彼の偉大な功績は日産の伝説となりました。
そんなゴーン社長に劣らないほどの、伝説の社長兄弟が日本にもいます。
それは…藤巻兄弟!

藤巻兄弟の兄である"伝説のディーラー"、藤巻健史さんは為替のスペシャリスト!
その実力を買われ、世界No.1ヘッジファンドであるジョージ・ソロスの投資アドバイザーに抜擢!
彼は現在、六本木ヒルズにオフィスを構える投資コンサルティング会社、フジマキジャパンの代表取締役社長。クールな分析で的確な指摘をし続けています。

藤巻兄弟の弟である"伝説のバイヤー"、藤巻幸夫さんは、保守的なファッション業界に革命を起こし続ける風雲児!
伊勢丹に勤めていた彼は、バーニーズニューヨークに出向。
その後伊勢丹に戻ってからは、それまで日本にはなかった数々の画期的な販売戦略業績アップに成功。
そして経営破綻した老舗ブランド「福助」の再建を要請され、現在は社長に就任。
そこでも強力なリーダーシップを遺憾なく発揮しています。

女性下着業界

「天使のブラ」、「T-シャツブラ」、「恋するブラ」など、人気下着を連発している「トリンプ・インターナショナル・ジャパン(Triumph International Japan)」は、17年連続の増収増益を達成しています!
その大躍進の原動力となっているのが、吉越浩一郎社長。社長に就任したのは1992年。
その当時は社員同士のコミュニケーションが悪く、営業利益もあまり良くありませんでした。

そんな会社を改革するため吉越社長が始めたのは、就任以来12年間毎朝開催している独特な会議手法。
吉越社長は一つ一つの議題にその場で判断を下す即決タイプ。
その様子は全国の営業所や物流センターともTV電話で接続されているので、社長の決断は瞬時に全国の社員に伝わるのです!
そんな吉越社長からビデオ年賀状が!

▼吉越社長から三木谷社長に質問が寄せられました。
○三木谷社長、どうしてひげをそったのですか?
それはプロ野球に新規参入するにあたって、ひげをそることで少しでもイメージをよくするためだとか。

▼社長から社長への質問コーナー
○藤巻(弟)社長→社長の皆さん:俺ってどうですか?
三木谷社長は「即断即決で判断力も速い。センスも良いですね」と絶賛。
渡邉社長も「ポーンと心の中に入ってくる人、素晴らしい営業マン」と高く評価。
一方、そんな弟社長に対して兄の健史社長は「おしゃべりだから社員が大変そう」とコメント。

○渡邉社長→藤巻(弟)社長:藤巻・福助再建への秘策は?
藤巻(弟)社長:まず、社員に福助の122年の歴史を理解させることを行います。過去の遺産を継ぎながら次の未来に向けて何を作っていけば世の中に受け入れられるか。それを社員に徹底的に教育しています。その上で何よりも大事なのがコミュニケーション。社員に会社の方向性を明確にさせました。また社長に就任した時には、伝統を守るためにもまず「福助」の名を残さなければならない、と考えました。それが伝統ですから、その伝統を活かして新しいアイテムを作る。この一年間はそのベースを固めたんで、これからは次のステップをめざしたいですね。

人材派遣業界

相次ぐ法改正による規制緩和、そして企業の雇用体系の変化によって、人材派遣業界は絶好調!この五年で派遣業界の売り上げは一気に2倍以上。

そんな中、国内92箇所に拠点を持ち、年商1717億円、従業員数3000名以上を誇る会社が!
それは…テンプスタッフ!
その頂点に立つのは、篠原欣子社長。
彼女は、英文ビジネス誌「FORTUNE」が毎年行う世界の最強女性経営者50人に、何と4年連続ランクイン!

1700億円企業の篠原社長を訪ねてみると…何と社長自らが営業し、しかも毎回の移動は電車だとか!

▼そんな篠原社長からビデオ年賀状が!
今年は世界を視野に入れて進出したいと考えている篠原社長が藤巻幸夫社長に寄せた質問、それは何とファッションチェックのお願い!

○私のこのファッション、いかがですか?
藤巻幸夫社長は、「完璧」と篠原社長のファッションセンスを絶賛!
70代になるとグレーなどの地味な服を選びがちな一方で、明るい色の服を選ぶのは一番の営業のポイントと高く評価していました。

ところで、ファッション面でスタジオの社長が心がけていることを聞いてみました。
渡邉社長は、サービスする側の人間として、どこで誰に見られているか分からないということから、さわやかででしゃばらない洋服を着ていたい、とのことでした。

そしてスタジオでの会話が弾んでいた時、「ファンドの神様」こと、澤上篤人社長が登場!
澤上社長とは、日本に本格的な投資信託、いわゆるファンドを紹介した伝説のファンドアドバイザー!
1999年には日本初の個人名ファンド「さわかみ投信」の運用開始。
同年16億円で始めた純資産が、5年間で何と700億円を突破!
数年先を見通した鋭い目利きに、個人投資家から絶大な信頼を得ている、ファンドの神様的存在なのです!

2005年絶対失敗しないための儲かり金言集!

まずは、元経済企画庁長官である堺屋太一氏の儲かり金言:「株は底で買うな!天井で売るな!」それは、天井で売ろうと考えているとせっかくの株を売り損なう恐れがあるからだそうです。

お次は世界三大投資家の一人、ジム・ロジャース氏
彼は10年間に40億円を儲け、そのリターンは驚異の4200%!
ロジャース氏の成功の秘密は「冒険」。
世界116カ国をバイクや車で旅しながら、訪れた国の経済の動きを自分の目で確かめてから、投資をする国を決めていたのです。

そんなロジャース氏の儲かり金言、それは「エアロバイクをこぎながら投資先を考える!」
体を動かしすっきりした頭で投資先を考えると、冷静な判断ができるのだそうです。

続いては、日本一の大株主で大金持ちの竹田和平氏
現在は、あの「卵ボーロ」で有名な竹田製菓株式会社の会長。
世界で2番目の大金持ちである投資の神様のウォーレン・バフェットや、為替を操り、国を相手に大儲けをする国債相場師のジョージ・ソロスなど、世界の大投資家にも負けない人物なのです!

現在投資を行っている会社の数は、何と上場企業88社。
しかもその全ての企業で大株主になっているのです!
竹田会長の持ち株、時価総額は130億円!

そんな竹田会長の儲かり金言は、「株価のことはどうでもいい!」

株価のことよりも、今どれだけ収入があるかということが投資のポイントであり、投資をして配当で儲けることが重要なのだとか。

▼スタジオには、竹田社長からビデオ年賀状が届きました!
「お年玉全部でいくらあげる?」との質問に対し、竹田社長のお答えは…
「100万円ずつ、手当たり次第に」とのこと!!

また「澤上ファンド」という個人名でファンドを作った澤上社長へのコメントも。
竹田会長からのビデオ年賀状を受けて澤上社長のコメントは…
「私も同じく株価を気にしませんね!」とのこと。

自分が応援したいと思う会社、日本経済や世界にとって大事な会社の株価を選んで買う、と株を買うポイントを教えて頂きました。
そしてみんなが売りまくっている時が実は買い時なんだとか!

▼ところで、社長さんたちの2005年に儲ける秘策を教えて頂くためにこんなことを聞いてみました。
○BRICsと呼ばれる国々であるブラジル、ロシア、インド、中国の中で一番伸びそうな国はどこだと思いますか?

すると、何と4人の社長さんがインドに手を挙げたのです!
インドの経済発展はこれからで、今はその地盤を固める上で一番大事な時期ではないか、また素材や技術の面でもインドは見逃せない、とのことでした。

また進出を考えている渡邉社長は中国に手を挙げました。
それぞれの社長さんのお話によると…

澤上社長(インド):これから世界の企業が進出する!まだ安価な関連企業の株が狙い目!

三木谷社長(インド):社内のインド人の優秀さに感嘆!さらにIT関連は伸びる!

渡邉社長(中国):バブルな雰囲気はする!しかしまだまだ底力を感じる!

兄の藤巻健史社長(インド):軽自動車の輸出が盛況!これから伸びる業界がたくさんある!

弟の藤巻幸夫社長(インド):繊維業界から見ても、手付かずの素材や技術がある!

▼そして最後に加藤浩次が社長の皆さんに質問。
○もし若かったらどの業界でどんなビジネスを?
社長さん方にそれぞれの思いを語って頂きました。

澤上社長:今と同じ仕事、ファンドビジネスをやりたいですね。30年後には日本で最大の成長産業の一つになるので、資本を立ち上げて若い人にチャンスを与えたい、と思っています。

三木谷社長:スポーツビジネス。高齢化社会を考えると、お年よりのためのスポーツジムなど予防医学的なビジネスをやりたいです。

渡邉社長:農業と介護に関わる仕事ですね。高齢化が進むにつれ、人々はますます安全で安心なものを求めるようになりますから。

兄の藤巻健史社長:やはり今と同じ仕事のディーラーをやりたいですね。一種の頭脳ゲームでもあり、景気がよくなるか悪くなるかを当てさえすれば儲かる仕事なんです。

弟の藤巻幸夫社長:衣食住に関する仕事。人々の生活をエンジョイさせるお手伝いをしたいですね。

そんな社長さん方の2005年の飛躍が楽しみですね。
社長の皆さん、どうもありがとうございました!

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