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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2004年12月12日放送

特集

超儲かり企業シリーズ 味の素

ゲスト

北村卓三さん(味の素 代表取締役副社長)

番組内容

今回は、家庭の食卓を支える食品メーカー「味の素株式会社」を特集します!
ただの調味料メーカーとお思いでしょうが、とんでもございません!

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アミノ酸ひと筋経営!

総売上は1兆円を越すほどの超儲かり企業。

現在、全世界23カ国に工場や研究所を持ち、世界的規模で事業を展開している味の素の世界シェアは、何と60%ほどにもなるんです!

そんな味の素の「儲けの中心アイテム」、それはアミノ酸!
その売り上げは、昨今の健康ブームにのって急上昇。
そしてアミノ酸市場を強力に牽引してきた人物こそが今回のゲストである、代表取締役副社長である北村卓三氏です。
今回は味の素を真の「儲かり企業」として育て上げた北村氏に、儲かりの秘密について迫りました!

実は今日のアミノ酸ブームは北村さんの当初の想像を超えるものだったとのことです。
味の素は1917年にはニューヨークに、1918年には上海に店を持っていましたが、うまみ調味料(味の素)=アミノ酸(グルタミン酸)に関する経営をするのは味の素一社しかないため、人に話しても誰も理解できないために直接店を持っていたそうです。

味の素の世界の社員総数は3万人。
それだけの規模を持ちながら、「アミノ酸」一本の「ひと筋」な経営をしてきたことこそが、強さの秘密なのです。

▼アミノ酸ひと筋経営その(1) うま味調味料
1908年東京帝国大学の池田菊苗博士が湯豆腐のダシ用の昆布から旨み成分グルタミン酸を発見し、それが人間が食べた時に「旨い」と感じる成分だと発表しました。
このグルタミン酸こそが、アミノ酸の一種で日本初のうま味調味料「味の素」となったのです。
そしてこのうま味調味料の製造特許を取得してから販売を開始。
つまり、うま味調味料の開発が味の素の歴史の始まりなのです。

ところで、皆さんアミノ酸って何かご存知ですか?

ところで、皆さんアミノ酸って何かご存知ですか?
アミノ酸とは、科学的に作られた物質ではなく、本来身体の中にあるものなんです。
そしてその正体とは、タンパク質を一番小さく分解したものだったんです。

アミノ酸と一口に言っても、その種類は全部で20種類ほど。

人間のからだは、このアミノ酸の組み合わせであらゆる部分を作っているんです。
身体の構成要素を見れば、60%以上が水分で、20%が脂肪や骨などの無機質、そして残りの20%がアミノ酸。言ってみれば、人間はアミノ酸でできているんです。
普段の食事の肉・魚・野菜、それらのすべての元はアミノ酸。
食事をすることでさらにアミノ酸を補給できます!
それをより効果的に必要なアミノ酸だけを摂取して健康に役立てようというのが、味の素のアミノ酸研究なんです。

▼アミノ酸ひと筋経営その(2) 医療の分野で活躍
実は点滴の中身もアミノ酸なんです。栄養補給のためのアミノ酸点滴は、医療界では常識中の常識。この開発元も味の素なんです!

▼アミノ酸ひと筋経営その(3) 家畜にもアミノ酸
実は、家畜の餌にもアミノ酸がたっぷり使われているんです。
というのも、不純物が含まれないため病気の危険性が低く、良質の肉に育つ効果をもたらしているからです。もちろんこのアミノ酸飼料も味の素の開発です!

さらに、こんなひともアミノ酸を食べていました。それは…

こんなひともアミノ酸!?

さらに、こんなひともアミノ酸を食べていました。それは…

1997年デビュー以来、クラシックレース5勝したセイウンスカイは、生まれた頃からアミノ酸食で育った初の競走馬なんです。

▼アミノ酸ひと筋経営その(4) アスリート必須アイテム
驚くことに、競争馬の活躍によって俄然注目したのが、スポーツの世界。それが1995年に発売されたアミノバイタルです!

当時アスリート向けサプリメントとして開発したこのアミノバイタルは、3つのアミノ酸を組み合わせたもの。普通、

グリコーゲンが燃焼→乳酸が発生→疲労

という流れでエネルギーが使われていますが、アミノ酸を摂取することで…

アミノ酸が燃焼→乳酸が発生しない→疲れない!

という効果が生まれるのです!
そんな一石二鳥のアミノ酸は選手間の口コミで広がり、いろんな種目の選手が使うサプリメントの代表になりました。

もちろん、今回のアテネ五輪でも多くの選手が使っていました。
あの金メダル2個を獲得した北島康介選手。
ハンマー投げの金メダリスト、室伏広治選手もその一人。
今回はそんなアミノ酸を長年利用しているという室伏選手を川田が直撃しました!

川田:アミノバイタルを使っている選手はたくさんいらっしゃるんですか?
室伏選手:日本の選手は皆愛用してますよね。効果に実感があること、疲労の回復が速いことで誰もが認めているサプリメントだと思います。

アミノ酸儲かりのひみつ!

いまや2100億円の市場規模となり、一般の人々にも広く愛用されているアミノ酸。
その効果も様々な形で広がるばかり。

他社もアミノ酸市場に続々と進出していて、ライバルが急増するのでは!?
??答えはNO。

実は国内でアミノ酸が製造できる企業は、味の素と協和発酵の2社だけなんです。
その中でも味の素の国内シェアは80%。
つまり、味の素はアミノ酸を各メーカーに卸している立場にあるのです。

そのため、他社でアミノ酸製品が売れても、結局味の素も儲かる!という仕組みなんです!

ところで現存する20種類のアミノ酸とは、微生物が原因であるトウモロコシやサトウキビを発酵させて作り出しています。
ポイントは、「菌」。

20種類のアミノ酸には、それぞれを作り出せる「菌」が必ずあり、それを見つけ出すこと=アミノ酸をつくることなのです。
ちなみにアミノ酸として使える菌は、身の回りから手当たり次第に探して獲得されたもの。
そして、菌をみつけたら、菌株預託機関(菌バンク)に登録することで、他の会社が勝手に使えないように保護されるのだそうです。

様々な種類のサプリメントとして市場に出回るアミノ酸。
ドル箱アイテムとして、現在その儲かりの可能性が拡大中!
では果たして、アミノ酸にはどんな儲けの可能性が秘められているのでしょうか?

「儲かりアミノ酸」最新事情!

よく知られている効果は、疲労回復やダイエット、美肌、肝機能アップなどがあります。

その中でも最近特に注目なのが…

アミノ酸入りジーンズ!
その特徴は、肌触りや保湿効果などにあり、アミノ酸の新たな効能が見つかっています。
帝人ワオ株式会社の武富卓マネージャーによると、アミノ酸との相乗効果で独特のパウダータッチの履き心地が実現できたとのこと。

そんなアミノ酸のさらなる可能性とは?
その秘密を聞き出すため、日々アミノ酸の可能性を探る研究が行われている味の素アミノサイエンス研究所に。味の素株式会社アミノサイエンス研究所長である大貫隆理学博士に話を聞いてみました。

大貫博士によると、アミノ酸同士をつける方法も見つかってきたとのこと。
20種類のアミノ酸をそれぞれ合わせると380種類にもなる、つまり380種類の儲けの可能性が秘められている、ということなのです!

その全貌を少しでも知りたい!そう思い、東葛テクノプラザに行ってみました。
東京大学大学院新領域創生科学研究科に身をおく大谷勝教授は、日本におけるアミノ酸研究の第一人者。
現在オリンピック選手をアミノ酸の観点からサポートし、栄養面などの指導を行っている方なんです。
日夜アミノ酸の可能性を研究しているという大谷教授に、今後どんなアミノ酸が発売されるのか、ズバリ伺ってみました!

すると…サラリーマンにとって重要なアミノ酸として、薄毛の方に効果的なアミノ酸を考えたというのです!!発売は間近!アミノ酸の可能性、ますます気になりますね。

スタジオには加工されていない純度の高い20種類の研究用のアミノ酸が並び、加藤さんと進藤さんも試食してみました!
しみの原因となるメラニン色素を抑える効果があるシステインと、身体の中で色々な働きをして疲労回復・強精作用などがあるアミノ酸であるアルギニンを試したところ…後味がちょっときつい!
アミノ酸をおいしく摂取できるように、今後の研究を期待したいものですね。

では、次に来るアミノ酸ヒット商品とは一体何なのでしょうか?
ゲストの北村さんによると…
それは、ストレスを軽減する効果のあるアミノ酸!
北村さんはアミノ酸を摂取することで、ピンピン生きてコロリと死ぬ「ピンピンコロリ」という健康的な生活を実現させるお手伝いをしたい、と考えているとのこと。
皆さんもアミノ酸で健康を維持してみてはいかがでしょうか?

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