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「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2004年10月17日放送

特集

カッコよくなきゃ儲からない〜日産復活のヒミツ〜

ゲスト

中村史郎さん(日産自動車株式会社常務デザイン本部長)

番組内容

倒産まで囁かれていた企業が、一年で黒字化を達成!
さらに業界2位のポジションを奪還!
日産が超儲かり企業に大変身した理由とは…?

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日産が超儲かり企業に大変身した理由とは?

日産自動車株式会社は最高利益を順調に更新しており、いまや日本を代表する世界的儲かり企業となりました。2004年度利益予想は何と8600億円!

その背景には、1999年にカルロス・ゴーン社長が企業再建計画として打ち出した「日産リバイバルプラン」の存在があります。
それまで業績不振で倒産まで囁かれていた企業が、それによってたった一年で黒字化を達成し、さらに業界3位に甘んじていたシェアもトヨタに次ぐ2位のポジションを奪還したのです!
それほどまでに日産が超儲かり企業に大変身した理由とは一体何なのでしょうか…?

▼日産V字復活 理由その(1)しがらみを断ち切る
ゴーン流の「株とビジネスの関係は全く別もの」という考えから、日本独特の義理やしがらみで売るに売れず持っていた持ち合い株や銀行株を全て売却!

▼日産V字復活 理由その(2)材料コストの大幅削減
それまで国ごと地域ごとに購入していた材料を一括購入したことによって、輸送・管理費用と仕入れ値の削減に成功!

▼日産V字復活 理由その(3)それは……カッコいいこと!!
これこそが日産大復活につながった、最も重要な「儲けのキーワード」なのです。
日産の車を買ってもらうにはカッコよさ、つまりブランド力の強化が必要と判断したのです。

そしてそんなブランド力をつけるためにゴーン社長が自らヘッドハンティングしたのが、ゲストの中村史郎さんでした。

いすゞ自動車デザイン部長時代においても、そのユニークなデザインセンスで世界の自動車メーカーの間で圧倒的な評価を得ていた中村さんが就任したことで、日産の快進撃が始まりました…!

まず、中村さん自らがクルマのデザイン性をアピールする斬新なCMでお茶の間に登場したことで、生まれ変わった日産の魅力を分かりやすく消費者に訴えることに成功し、いくつものヒット誕生につながりました。
さらに、日産の代表者であるフェアレディーZのフルモデルチェンジを大成功させたことによって、中村さんは日産復活の立役者となったのです。

そんな中村さんがヘッドハンティングを受けて日産に入社した決め手となったのが、ゴーン社長に会ってデザインに対する期待感が大きいと分かったことだ、といいます。
仕事の責任は感じるけれど、好きなデザインができるからプレッシャーを感じることはない。
それだからこそブランドとしての日産が確立しているのかもしれません。

カッコよくなきゃ儲からない! それが日産復活のキーワードなのです。

カッコよくなきゃ儲からない!

▼カッコよくなきゃ儲からない ポイント(1)カッコいい車じゃなきゃ儲からない!
会社復活をかけ、「日産リバイバルプラン」を打ち立てたゴーン社長が最も重要視した目標、それは「カッコいいデザインでブランド力を確立すること」でした。
それはつまり…

クルマがカッコいい

ブランドが強くなる

高く売れる!!


▼カッコよくなきゃ儲からない ポイント(2)カッコいい会社じゃなきゃ儲からない!
新しいデザインを生み出すアイデアの場所として会社をカッコよく演出。
社内全体をデザインすることでより強くブランドイメージを明確に打ち出すことができる、というのが中村さんのアイデアなのです。

神奈川県厚木にある日産テクニカルセンター内の社内デザインギャラリーでは、最新のデザインに社員が触れられるようにと、月に一回新作に入れ替え、あらゆるジャンルのものが展示されています。

また東京銀座の日産本社やショールームは、中村さんの監修でデザインが統一されており、近未来的なイメージとして白を基調とした空間となっています。
ちなみにミスフェアレディの服も素敵な白です!
そう、日産の方針とは「デザインができることは何でもやってしまおう」という発想なのです。

ちなみに、デザインセンターには機密事項がたくさんあります!
特に一番見られてはまずい所が、実際のモデルを作っている場所。
デザインはとても盗まれやすく、しかも事前に情報が漏れてしまうと、他社に簡単に対抗されてしまいます。

▼カッコよくなきゃ儲からない ポイント(3)普段からカッコいいことが大事!
中村さんは昨年なんと、名だたる有名人と肩を並べてベストドレッサー賞を受賞!
また行きつけのJAZZクラブでウッドベースの演奏もしています。
しかもプロ級の腕前!コミュニケーションという点で、音楽とデザインは切っても切れない関係があるのです。

普段からカッコよくなければ、いざというときもカッコよさを演出できない。
そのこだわりがカッコいい日産を作り上げてきました。
そんな日産のブランドアップ力を語る上で忘れてはならないのが、何といってもゴーン社長!
そして川田アナがフランス語で直撃取材を試みることに!!

川田:(フランス語で)この車、儲かります?
ゴーン:もちろん!儲かります!!

会社全体でカッコよく演出することで見事復活を遂げた日産。
そんなカッコよさの集大成でもあり、正念場でもあるのが、今回横浜で行われた新車発表会。
これは6車種同時の新車発表という自動車メーカーとしては初の試み!
中村さんは全ての内容を事細かにチェックし、自ら指揮をとって演出を手直しすることも。
本番当日は約1000人の報道陣が集まり、ゴーン社長も日産のこだわりをPRしました。

▼中村さんから教えていただいたゴーン流「社長の心得」とは?
(1)会社のビジョンを的確に持つ
(2)自分のビジョンを社員に伝える努力をして、納得いくまでQ&Aをくり返す
(3)決断は早く的確に行う

日産が狙う次のジャンル、それは既存のカテゴリーのクルマを掛け合わせた全く新しいカテゴリーのクルマ、つまりクロスオーバーされたクルマです!
例えばオフロード系のクルマにスポーツ性能と乗用車を融合させたもの、いわばスポーツカー+SUV(スポーツ・ユーティリティビークル)というクルマが増えるのではないか、とのこと。
ますます伸びていくだろう今後の日産が楽しみですね。

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