過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2004年4月25日放送

特集

新しいお札の偽造防止技術!

ゲスト

森永卓郎さん(UFJ総合研究所主席研究員 経済アナリスト)

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森永先生に教えていただいたこと

▼プリムール・ワイン
他の美術品などへの投資に比べてワインは年々消費されていくので、それにつれて市場に出回るワインの絶対数が減っていくのです。
つまり、年々希少価値が高くなっていくのがプリムール・ワインのもうひとつの利点。

▼投資ファンド
多数の人からお金を集めて値上がりが期待できるモノに投資すること。
利益が出れば、みんなで分配する。
最近では、新人アイドルに投資して、DVD等が売れたら利益を回収するといった一種変わった投資ファンドも増えている。

▼新札発行について
お金を供給しているのは日本銀行。つまりお金のメーカー。
お金をいっぱい供給すれば日本の経済は回復するのでは?と思いますよね。
ところが、お金が急に増えると、物価が上がってしまうのです(=インフレ)。
物価が上がるとどんなことが起きるのでしょうか?
するとお金の価値が下がってしまうのです。
日本銀行はお金の価値をあげたい。
ですから日本銀行はなるべく少なく日本銀行券(日本で流通しているお札)の発券を抑えているのです。

▼預金封鎖
確かに前から預金封鎖の噂は前からあった。
預金封鎖とは、現金に課税してしまうという、政府にとってはとっても効率的な政策!
現在日本人の個人資産は 1,400兆円程ありますが、これに3%の課税をすると42兆円近く徴収できる、財政を立て直す究極の手段。
これを現行で行うのは難しいのでは?

▼2,000円札タンス預金策について
1つの案ではあるが、全額2,000円札タンス預金して、もし預金封鎖が行われなかったら、ずーっと2,000円札を使い続けなければならない。
これってちょっと恥ずかしくないですか?

▼投資について
防災訓練といっしょで、常にいざというときのために行動できる準備が必要!
基本的に経済がデフレから脱却するときに株価が劇的に上がる傾向があります。
少しのお金でもいいから投資の練習をしておいて、ここぞというときにいつでも投資できるように心がけていることが大事だと思いますよ。

新しいお札の偽造防止技術!

▼●新しい千円券(表)

▼●新しい千円券(裏)

▼●現行券の偽造防止技術
[1]すかし
[2]超細密画線
[3]凹版印刷
[4]マイクロ文字
[5]特殊発光インキ

▼●新しい偽造防止技術
(1) 潜像パール模様
千円券独自の偽造防止技術で、角度を変えると、(1)パール印刷による「千円」の文字と、(2)潜像模様による「1000」の数字がそれぞれ浮かび上がります。

(2) すき入れバーパターン
光に透かすと、すき入れられた1本の縦棒が見えます(一万円券では3本の縦棒が見えます)。従来のすかしよりも、パソコンやカラーコピー機等で再現しにくいものです。

(3) 潜像模様
お札を傾けると、裏面右上に「NIPPON」の文字が浮び上がります。

(4) パールインキ
お札を傾けると、左右の余白部にピンク色を帯びたパール光沢のある半透明な模様が浮び上がります。

(5) マイクロ文字
平成5年12月1日以降に発行されたお札(記番号が褐色または暗緑色)と同様に「NIPPON GINKO」と書かれた小さな文字が印刷されています。従来の文字よりも小さい文字を取り入れているほか、新たに地紋(細かい曲線などで描かれたお札の地模様)にも大小取り混ぜた文字がデザインされています。

(6) 特殊発光インキ
平成5年12月1日以降に発行されたお札(記番号が褐色または暗緑色)と同様に、表の印章(日本銀行総裁印)に紫外線をあてるとオレンジ色に光るほか、地紋の一部が黄緑色に発光します。

(7) 深凹版印刷
新券の図柄は、従来のお札よりもインキが表面に盛り上がるように印刷されています。

(8) 識別マーク(深凹版印刷)
目の不自由な方が指で触って識別できるように、従来の「すかし」に代えて一層ざらつきのある「深凹版印刷」によるマークを導入しています。

* なお、上記のうち(3)〜(8)については、現行二千円券において既に採用されています。

偽札を作ったり、偽札と知りながらそれを使用した場合には、法律で罰せられます。また、本物の日本銀行券の額面を書き換えたり、切ったりして変造することも、同じように法律で罰せられます。

(主な取締法規)
▽通貨偽造・変造罪(刑法第148条第1項)
  → 無期又は3年以上の懲役
▽偽造通貨・変造通貨の行使罪(刑法第148条第2項)
  → 無期又は3年以上の懲役

不審な日本銀行券を見つけた時には、ただちにお近くの警察、または日本銀行までお知らせ下さい。

儲かりベストテン

1位:新札発行
2位:80万が1億円に!
3位:儲かるワイン
4位:マイラー急増中
5位:ロシアの謎の大富豪
6位:大ブームミニ株
7位:外貨預金
8位:離婚は3年後が得
9位:葉っぱ村
10位:週末起業

放送では、1位と8位と3位をとりあげました。

▼1位:新札発行
今秋、20年ぶりに千円、五千円、一万円が新しいお札に変わることをご存知でしたか?

千円札  夏目漱石⇒野口英世(医学者)
五千円札 新渡戸稲造⇒樋口一葉(女流文学者)
一万円札 何故か福沢諭吉が続投!!

なんで一万円札だけが変わらないのでしょう?
福沢諭吉といえば、慶応義塾の創設者。
そういえば、小泉純一郎総理大臣、塩川正十郎前財務大臣(当時)も慶応義塾のご出身でした。
なにか関係があるのかも?その真相は誰にもわかりません…

新札発行の目的
1番の目的は「偽造防止」。今回もハイテク技術がてんこもり!
●ホログラム…光の当たり方で模様が変化するのが特徴
●潜像パール模様…角度を変えると(1)パール印刷による「千円」の文字と、(2)潜像模様による「1000」の数字がそれぞれ浮かび上がる
●すき入れバーパターン…光にすかすと、すき入れられた1本の縦棒が見る(一万円券では3本の縦棒が見える)。従来のすかしよりも、パソコンやカラーコピー機等で再現しにくいもの。
●潜像模様…お札を傾けると、裏面右上に「NIPPON」の文字が浮かび上がる。
●パールインキ…お札を傾けると、左右の余白部にピンク色を帯びたパール光沢のある半透明な模様が浮かび上がる。
●マイクロ文字…平成5年12月1日以降に発行されたお札(記番号が褐色または暗緑色)と同様に「NIPPON GINKO」と書かれた小さな文字を取り入れているほか、新たに地紋(細かい曲線などで描かれたお札の地模様)にも大小取り混ぜた文字がデザインされている。
●特殊発光インキ…平成5年12月1日以降に発行されたお札(記番号が褐色または暗緑色)と同様に、表の印章(日本銀行総裁印)に紫外線をあてるとオレンジ色に光るほか、地紋の一部が黄褐色に発光。
●深凹版印刷…新券の図柄は、従来のお札よりもインキが表面に盛り上がるように印刷されています。
●識別マーク(深凹版印刷)…目の不自由な方が指で触って識別できるように、従来の「すかし」に代えて一層ざらつきのある「深凹版印刷」によるマークを導入。

このような技術を駆使して偽造防止に努めています!
新札発行による経済効果はなんと9,600億円もあるといわれています。
私たちもなんとかあやかれないでしょうか?

今からでも間に合う新札関連株予想!
「儲かりマンデー!!経済予報士」臼田琢美氏(カブドットコム証券)によると、やはり狙い目は
・お金を扱うATM関連の企業
・自動販売機など
・お金の識別機を作るメーカー

大幅な改革が必要なATM関連の株が既に売れ始めているがまだまだ「新札発行」のタイミングに向けて、買われていく可能性がある。
だとか…

さらに最近注目の若手アナリストによると…
☆中村孝也氏(株)フィスコ 株式担当アナリストによると、
・紙・インクメーカー
ATM関連など一時的に上がるものより、新札で技術を身につけた企業のほうが今後さらなる飛躍を遂げるのでは?

☆若林史江さん 投資アドバイザーによると…
・選挙の発券機メーカー&紙幣の識別機メーカーでもある企業!
今秋参議院選挙が行われるのです。やはり、複数のプラス材料がある会社の株は有望株!!

さらに新札によって、株以外にもこんな儲け方が!!
そんなお金の匂いに惹きつけられて、川田アナが銀座で30年コイン業を営む「銀座コイン」に取材。
銀座コインの竹内社長によると、現在流通する紙幣には製造場所のことなる3種類の紙幣が存在。
その移り変わりを見てみると…

大蔵省印刷局製造  昭和59年11月〜平成13年5月
財務省印刷局製造  平成13年5月〜平成15年7月
国立印刷局製造   平成15年7月〜

が製造しているんです。

製造期間にご注目!
国立印刷局だけが極端に短い…
つまり、国立印刷局の紙幣は市場に出回っている数が少なく、貴重!!
特に製造番号が1番の紙幣はマニアからの人気も高く、付加価値がつきます。
さらに、数字のそろったぞろ目の番号も高く買い取ってくれます。

その中でも!
・国立印刷局
・5000円札
・製造番号A000001A
のお札はなんと…50万円!!
今すぐ財布の中をcheck!

さらに今回の新札発行には、実はこんなねらいがあるとのきな臭い噂が…
それは預金封鎖!!

預金封鎖
財政が追い詰められた政府が行う緊急手段。

●銀行預金
1.国民の引出しを禁止
2.その預金に「財産税」という税金を課税される

●タンス預金
1.新札発行のタイミングで古いお札を使用禁止!
2.古いお札を新札に交換するときに「財産税」が課税される。

政府が国民のお金を取ってしまおうというとんでもない政策!

例えば、 3%の財産税が課税されていたとしたら、1万円札は9,700円。
どっちにしても逃げられません…

また、ほんの3年前、アルゼンチンでも預金封鎖が行われていたんです。

当時を知る日本人サラリーマンの逸話
「12,000ドルを銀行に預けていました。それがある日突然おろせなったのです!しかも、ドルで預金していたのに勝手にペソに変えられていて、自分の預金が4分の1になっていくのを見ているだけで何にも出来なかったんです。」

実際に起きたら大変な財産税と預金封鎖。一体どう対処したらいいのでしょう?
まずひとつは現金や預金を財産税の掛からない不動産や株式に変えておく方法。
でも、愛するタンス預金をどうしてもやめられないという人には、こんな方法が!

タンス預金するなら2,000札!!

なぜなら、今回の新札発行で唯一変わらないのが2,000円札なんです!
新札発行された後も、2,000円札なら使いつづけることが出来るんです。

▼3位:儲かるワイン
それは「プリムール・ワイン」!

プリムールワイン
ワインが市場に出回る前、つまりブドウ収穫後のまだ樽の中に入っている段階で予約販売する方式のことで、フランスボルドー地区独自のもの。実際に売りに出されるのは2、3年後。
そのときにはプリムールで買った値段の2倍3倍の値がつくことも珍しくない!
ちなみに、今まで値段が急上昇した年は…2000年!

その理由は
・クオリティーが高い
・市場に出回っている数が少ない
からなんだとか。

例えば、
シャトーパルメ:プリムール価格 1,3000円⇒2,6000円!
シャトーダルマイヤック:プリムール価格 2,940円⇒約9,000円!
シャトーマルゴー:プリムール価格 2,1500円⇒7,8750円!!

プリムール販売される2003年のワインの出来は?
2003年のヨーロッパは猛暑に見舞われ、降水量が少なく、乾燥していて、高温でした。
これはワインにとってとっても好条件でした!
2003年のワインは、2000年を上回る可能性あり!!
 
さて、狙い目の銘柄は?

シャトーラトゥール!!
クオリティーが非常に高く、生産量が少ないので、希少価値が高い!
もし値上がりしなくても、飲んでしまえばいいですしね。

▼8位:離婚は3年後が得
現在国会では年金改革が審議中。
その内容は、国民が納めるお金は増えていって、もらえるお金は減っていくという厳しい改革案…一見厳しいことばかりに思える年金改革案のなかにもひとつ耳寄りな情報が!

離婚時の年金分割案!!
現在、会社員のご主人と専業主婦の奥さんが離婚した場合、ご主人の名前で納めていた厚生年金は全てご主人のものとなり、離婚した奥さんは将来この年金を受け取ることはできません。

現在ご夫婦で支払っている年金
▼離婚後▼
全額ご主人が受け取る

そこで現在審議されているのが今回の年金分割案。
これが実現すると、結婚している間に支払った厚生年金のうち、奥さんが離婚後最大5割まで分割して受け取ることができるようになるんです。

現在ご夫婦で支払っている年金
▼3年後以降に離婚▼
ご主人の分 奥さんの分

この法案、今から3年後の実施を目指しています。
現在離婚をお考えなら、3年後がお得かも!?

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