番組ラインナップ

ニュースの視点
事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。
限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。

「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、
時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、
ニュースバードのキャスターが、政治部、経済部、社会部、
海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。

2015年1月29日放送

#2118「情報収集衛星を搭載のH2Aロケット打ち上げへ」

ゲスト:宇宙開発評論家 鳥嶋真也 さん
キャスター:櫻木瑶子

【テーマ】
情報収集衛星を搭載したH2Aロケット27号機は29日午前、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定だったが、天候不良のため延期された。軍事目的や災害時にも役立つといわれる事実上の偵察衛星である情報収集衛星とは、一体どのようなものなのか。宇宙開発評論家の鳥嶋真也氏に伺った。

【放送後記】
『ロケットが打ち上げられる!』というこの出来事が珍しいことではなくなりつつある現代に改めて驚きます。すでにH2Aロケットは26回。それでも世界的に見たら少ないほうで・・・、今では想像もつかないことが数年後には当たり前になっているのだろうなと思うと、宇宙航空分野は人間の可能性の大きさを感じます。(櫻木 瑶子)
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2015年1月27日放送

#2116「安倍首相 中東歴訪~人質事件への対応~」

解説:TBS報道局政治部 川西全 記者
キャスター:佐々木真奈美

【テーマ】
「イスラム国」とみられるグループによる、日本人2人の人質事件発生から1週間。その一報に安倍首相が触れたのは、中東の地だった。事件発生の3日前、安倍首相はエジプトでフランスのテロ事件を念頭に、イスラム過激派組織「イスラム国」への対応策を打ち出すなど、日本の協力を強調していた。そのなかで起こった今回の人質事件。中東歴訪中だった安倍首相はどのような対応をしたのか、また帰国後の対応も含め、政治部・川西全記者にその内情を聞いた。

【放送後記】
イスラム国とみられるグループによる後藤さん、湯川さんの人質事件を受けて、当初予定していた内容を大幅に変更して臨んだ今回のニュースの視点。情報収集のために安倍首相が中東に残る案も出ていた中、陣頭をとるために急遽日程を変更して日本に帰国していたことなど、あらためて現地の混乱ぶりを伺い知ることができました。また、人質事件発生前に面会したヨルダン・アブドラ国王と安倍首相の「何かあった場合は宜しく」といった内密なやり取りなども、今思えば今回の件を念頭に置いた発言だったのかもしれません。中東は時差もあるため、ほぼ不眠不休で取材にあたっているという川西記者から、今回非常に臨場感ある話を聞くことができました。(佐々木真奈美)
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2015年1月26日放送

#2115「ギリシャ総選挙 反緊縮策の野党が圧勝」

ゲスト:第一生命経済研究所 田中 理 主席エコノミスト
キャスター:角田佐哉香

【テーマ】
欧州債務危機の震源となったギリシャで25日、総選挙が行われ、EU(欧州連合)主導の厳しい財政緊縮策に反対する最大野党、急進左派連合(SYRIZA)が、緊縮路線を進めてきた与党、新民主主義党(ND)を大きく引き離し第1党になることが確実となりました。今後のギリシャ情勢はどうなるのか、また、EUとの協議にどういった影響を与えるのでしょうか。
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2015年1月22日放送

#2114『「イスラム国」日本人拘束 』

ゲスト:敬愛大学 水口章 教授
キャスター:櫻木瑶子

【テーマ】
シリアとイラクに拠点を置く過激派組織「イスラム国」とみられるグループが、日本人2人を人質にとって、巨額な身代金を要求する声明を公開。どこか遠い国での出来事にように感じていた“テロの脅威”が改めて浮き彫りになった。ビデオメッセージから読み取れる意図や狙い、安倍首相の中東歴訪にあわせたかのような公開のタイミング、「イスラム国」が置かれている状況、またアルカイダとの関係などを分析、フランス・パリでのテロ以降、急激に拡散、連鎖する“テロの脅威”について考えた。

【放送後記】
今回の衝撃的なニュースにみなさんも驚かれたと思います。これまで、遠くの国での出来事と心のどこかでは感じていた「イスラム国」やテロなど中東の混乱が、すぐ側にあると思い知らされました。(櫻木瑶子)
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2015年1月21日放送

#2113「キューバ、アメリカ 国交正常化へ」

ゲスト:日本貿易振興機構 アジア経済研究所 山岡加奈子さん
キャスター:佐々木真奈美

【テーマ】
1961年以来断絶されていたキューバとアメリカの国交が正常化される見通しとなった。交渉は始まったばかりだが、数ヶ月以内に両国に大使館が設置されるという。キューバに対する経済制裁の解除までの道のりはまだまだ遠いが、半世紀あまりに及ぶ対立の解消に向け歩みだした両国の今後について日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の山岡加奈子氏に聞いた。

【放送後記】
半世紀以上に渡って断絶されていたアメリカとキューバの国交正常化交渉が始まりました。しかし、この1月から上下両院で共和党が多数派となる米議会が、人権問題や民主化問題などを背景に国交交渉に反対の立場をとるなど、越えるべきハードルは残されていますが、正常化された場合、キューバにとっては観光などによる経済効果や物資不足の解消、そして、アメリカにとっては新たなビジネスチャンスが生み出されるなど、大きな期待が寄せられているのも事実です。両国の関係が大きく変わろうとしているこの歴史的な瞬間をしっかり注視したいです。(佐々木真奈美)
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2015年1月20日放送

#2112「介護保険料引き下げ 介護現場はどう変わる」

ゲスト:介護アドバイザー 小山朝子さん
キャスター:槙あやな

【テーマ】
2000年から始まった現在の介護保険制度。利用者が事業者からの介護サービスを受けた場合、その料金は原則、利用者が1割負担し保険料と税金から9割が支払われています。このサービスに対して支払われるのが介護報酬。今回、この介護報酬の部分が引き下げとなりました。9年ぶりに引き下げとなった介護報酬によって介護の現場はどうなってしまうのでしょうか?

【放送後記】
高齢社会が進み続けている日本において、介護報酬引き下げの動きは、今後の日本の未来に大きく影響するものだと痛感しました。また、介護サービスを受けるうえで、その仕組みについて理解しなければいけませんが、実際複雑な仕組みになっている部分もあり、準備に時間がかかるものだということを知りました。いつかは必ず誰もが直面することになるであろう介護について、より意識を向けて日頃から考えていく必要があると思いました。(槙あやな)
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2015年1月19日放送

#2111「民主新代表に岡田氏~党再建と野党再編の行方~」

ゲスト:法政大学大学院 政策科学研究所 白鳥浩 所長
キャスター:伊波 紗友里

【テーマ】
辞任した海江田氏の後任を選ぶ民主党の代表選挙は、細野氏との決選投票の結果、新代表に岡田克也氏が選出された。新代表の任期は2017年9月まで。今後は党の顔として今年4月の統一地方選、来年夏の参院選の先頭に立つことになる。民主党は失った国民の信頼を取り戻し、もう一度政権を担う政党になることができるのか。また、野党再編の行方はどうなっていくのか。法政大学大学院政策科学研究所所長の白鳥浩氏に聞いた。

【放送後記】
代表選を通して岡田氏の政策を聞いて感じたのは、党内から多くの支持を得るために右にも左にもならない無難な発言が多いような印象でした。自民党と政策面でいくつか重なる部分がある中、どう民主党の存在感をアピールするのか。人事では討論会で対立した細野氏を政調会長に処遇したことが党内の結束にどう影響するのか。また、野党第一党として維新を含めた他党とどのように協力していくのか、今後の岡田氏の舵取りに注目したいと思います。(伊波 紗友里)
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2015年1月15日放送

#2110「緊急報告 イスラム国~テロを生み出すものは~」

解説:「報道特集」金平茂紀キャスター
中継:JNN中東支局長 秌場聖治記者
キャスター:菊野理沙

【テーマ】
フランスで起きたテロ事件によって、改めてイスラム原理主義を標榜するイスラム過激派組織に世界の視点が集まっている。中でも「イスラム国」は、現在、世界の最大不安要因として、アメリカやヨーロッパのみならず国際社会が対決姿勢を強めている。「イスラム国」は世界に何をもたらしているのだろうか。シリアの国境に近いレバノンを現地取材した「報道特集」金平茂紀キャスター、シリア国内を取材したJNN中東支局長の秌場聖治記者に聞いた。

【放送後記】
お送りしたVTRの中で、現地の子どもが歌っていた歌の歌詞に、こんな一節がありました。「幸せというものは、訪れる人を選ぶものだ。」自分たちが命の危機と隣り合わせにある理由を“自分が幸せに選ばれなかったからだ”と納得しようとしていることがあまりにも悲しく、胸が痛みました。それぞれに夢を持ち、前向きに学ぶ姿勢はどの国の子どもも同じだと思います。こんな悲しい歌を歌わずに済むような社会を心から願うばかりです。(菊野理沙)
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2015年1月14日放送

#2109「阪神淡路大震災から20年~改めて災害医療を考える~」

ゲスト:日本医大名誉教授 山本保博さん
解説: TBS報道局 小嶋修一 解説委員
キャスター:吉村優

【テーマ】
今年は阪神淡路大震災から20年。その間に災害医療体制のあり方も少しずつ進歩している。阪神淡路大震災や東日本大震災など国の内外の大震災で救急医療を行ってきた、日本医大名誉教授の山本保博さんにトリアージやDMAT等の詳細な解説をしてもらい、改めて大災害における救急医療を考えた。
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2015年1月13日放送

#2108「NSC稼働から1年」

ゲスト:キヤノングローバル戦略研究所 宮家邦彦 研究主幹
キャスター:角田佐哉香

【テーマ】
安倍首相の肝いりで設置された日本版NSC=国家安全保障会議の本格稼働から1年が経った。外交にも重要な役割を果たすようになってきたNSCを通して「地球儀を俯瞰する外交」を進める安倍政権の外交・安全保障政策を考える。

【放送後記】
日本版NSCが本格稼動してから1年。4大臣が外交・安全保障政策について企画・立案・調整をする機関ということですが、あくまでも「話し合いのため」の場であり、政策を実行する機関ではないと宮家さんは強調されました。 NSCを補佐する国家安全保障局の谷内局長が中国を訪れ、国務委員と会談を行ったことが、日中首脳会談実現につながるなど一定の成果が出ているようです。ただ、まだ日韓首脳会談は実現されておらず、中東情勢や東アジア情勢などが複雑となる中、今後一層、外交と安全保障の司令塔としてのNSCの重要性が高まりそうです。(角田佐哉香)
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