ニュースの視点
事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。
限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。
「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、
時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、
ニュースバードのキャスターが、政治部、経済部、社会部、
海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。
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2013年11月28日放送
#1912「中国 尖閣諸島上空などに防空識別圏を設定」
ゲスト:日本国際問題研究所 小谷哲男研究員
中継:北京支局 井上洋一 支局長
キャスター:八木ひとみ
【テーマ】
中国国防省は今月23日、東シナ海上空の広い範囲を防空識別圏として設定したと発表しました。中国側は全ての航空機に対し、一方的に軍が定めた手続きを強制的に義務付け、従わない場合は軍による対応措置を取るとしています。日本政府は中国側に強い懸念を表明し、厳重に抗議するとともに、措置の撤回を求めています。また、アメリカのケリー国務長官も23日、声明を発表。「現状を変えようとする一方的な行動」だと指摘し「深い懸念」を示しました。中国が設定した防空識別圏が、なぜ、ここまで問題になっているのか。また、今後、日本はどう対応していけば良いのか、聞きました。
中国国防省は今月23日、東シナ海上空の広い範囲を防空識別圏として設定したと発表しました。中国側は全ての航空機に対し、一方的に軍が定めた手続きを強制的に義務付け、従わない場合は軍による対応措置を取るとしています。日本政府は中国側に強い懸念を表明し、厳重に抗議するとともに、措置の撤回を求めています。また、アメリカのケリー国務長官も23日、声明を発表。「現状を変えようとする一方的な行動」だと指摘し「深い懸念」を示しました。中国が設定した防空識別圏が、なぜ、ここまで問題になっているのか。また、今後、日本はどう対応していけば良いのか、聞きました。

2013年11月27日放送
#1911「ソフトエネルギーのススメ」
解説:TBS報道局解説委員 齋藤 泉
キャスター:荒木麻里子
【テーマ】
日本では東日本大震災、そして福島第一原発の事故以降、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーに対する関心が高まり、その活用に向けて技術開発が進められている。こうした流れの中、注目を集めている「ソフトエネルギー」という考え方をもとに、省エネや節電、自然エネルギーの活用を推進している人たちを取り上げた。
【放送後記】
いち早く脱原発宣言をしたドイツでは、小さいころから「ソフトエネルギー」に親しみ、エネルギーのリサイクルが当たり前の環境で育っているそうです。日本も原発事故からまもなく3年を迎えます。日々の小さな節電・省電力化を当たり前に生活に取り入れ、学校教育も充実させることで、これからを担っていく若い世代から、ソフトエネルギーを発信することが大切なことだと思いました。(荒木麻里子)
日本では東日本大震災、そして福島第一原発の事故以降、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーに対する関心が高まり、その活用に向けて技術開発が進められている。こうした流れの中、注目を集めている「ソフトエネルギー」という考え方をもとに、省エネや節電、自然エネルギーの活用を推進している人たちを取り上げた。
【放送後記】
いち早く脱原発宣言をしたドイツでは、小さいころから「ソフトエネルギー」に親しみ、エネルギーのリサイクルが当たり前の環境で育っているそうです。日本も原発事故からまもなく3年を迎えます。日々の小さな節電・省電力化を当たり前に生活に取り入れ、学校教育も充実させることで、これからを担っていく若い世代から、ソフトエネルギーを発信することが大切なことだと思いました。(荒木麻里子)

2013年11月26日放送
#1910「落語のこころ~未来はあるのか~」
ゲスト:落語家 金原亭馬治さん
キャスター:伊波紗友里
【テーマ】
日本の伝統芸能の落語。一時は大衆芸能として、テレビやラジオで放送され、人々の暮らしに身近にあったが、現在では遠い存在になっている。落語に未来はあるのか。落語家、金原亭馬治氏に聞いた。
【放送後記】
今回、私も興味のあった「落語」についてお話伺いました。落語には長い歴史があり、西と東、古典、新作と色々種類があります。落語が誕生して、枝葉は細かく分かれていきますが、「人を楽しませる」という幹はどの演目にも共通しています。しかし、現代の若い人は落語を観る機会があまりなく、浸透していないのが現状です。多くの人を魅了してきた「落語」が、次の世代へしっかりと受け継がれるためにゲストの馬治さんと今後の落語のあり方について考えました。(伊波紗友里)
日本の伝統芸能の落語。一時は大衆芸能として、テレビやラジオで放送され、人々の暮らしに身近にあったが、現在では遠い存在になっている。落語に未来はあるのか。落語家、金原亭馬治氏に聞いた。
【放送後記】
今回、私も興味のあった「落語」についてお話伺いました。落語には長い歴史があり、西と東、古典、新作と色々種類があります。落語が誕生して、枝葉は細かく分かれていきますが、「人を楽しませる」という幹はどの演目にも共通しています。しかし、現代の若い人は落語を観る機会があまりなく、浸透していないのが現状です。多くの人を魅了してきた「落語」が、次の世代へしっかりと受け継がれるためにゲストの馬治さんと今後の落語のあり方について考えました。(伊波紗友里)

2013年11月25日放送
♯1909「福島原発20キロ圏内に残された牛と農家」
解説:TBS報道局解説委員 桶田敦
キャスター:荒木麻理子
【テーマ】
福島第1原発事故から2ヶ月後、国は20キロ圏内の牛について、殺処分の方針を決めました。しかし、殺処分の方針に同意しなかった畜産農家らは「寿命を全うさせたい」と事故から2年8ヶ月経ったいまも、およそ800頭の牛を飼育しています。その「生きる牛」を、今後の放射能対策に活かすための研究が始まっています。いまも20キロ圏内で生きる牛に、何が起きているのでしょうか。
【放送後記】
やせ細り角も伸び、原発20キロ圏内に今も生きる牛たちは、野生化しているようにみえました。飼育するだけでも多大な費用と手間がかかり、もう食用として流通しない牛を飼い続けるのは農家の方の愛情の賜物だと思います。わが子のように手塩にかけて育てた牛を殺処分することは計り知れない悲しみですが、同じ境遇にありながらも殺処分に応じた農家同士の軋轢があるというのも考えさせられる現状でした。世界に先陣をきって残された家畜の研究・調査をすることで、未曾有の事態に巻き込まれた農家や牛たちの思いを無駄にしてはいけないと感じました。(荒木麻理子)
福島第1原発事故から2ヶ月後、国は20キロ圏内の牛について、殺処分の方針を決めました。しかし、殺処分の方針に同意しなかった畜産農家らは「寿命を全うさせたい」と事故から2年8ヶ月経ったいまも、およそ800頭の牛を飼育しています。その「生きる牛」を、今後の放射能対策に活かすための研究が始まっています。いまも20キロ圏内で生きる牛に、何が起きているのでしょうか。
【放送後記】
やせ細り角も伸び、原発20キロ圏内に今も生きる牛たちは、野生化しているようにみえました。飼育するだけでも多大な費用と手間がかかり、もう食用として流通しない牛を飼い続けるのは農家の方の愛情の賜物だと思います。わが子のように手塩にかけて育てた牛を殺処分することは計り知れない悲しみですが、同じ境遇にありながらも殺処分に応じた農家同士の軋轢があるというのも考えさせられる現状でした。世界に先陣をきって残された家畜の研究・調査をすることで、未曾有の事態に巻き込まれた農家や牛たちの思いを無駄にしてはいけないと感じました。(荒木麻理子)

2013年11月20日放送
#1907「伊豆大島 土砂災害から1か月~どうする災害救援活動~」
ゲスト:NPO法人日本支援機構 田中宏信さん
電話中継:大島社協災害ボランティアセンター 鈴木祐介さん
キャスター:佐々木真奈美
【テーマ】
伊豆大島の土砂災害から1か月あまり。捜索活動を行っていた自衛隊は撤収したが、いまでも地元住民、漁協そしてボランティアによる捜索活動は続けられている。伊豆大島で復旧支援を行っているNPOの発起者をスタジオに招き、これからの災害救援活動のあり方について考えた。
【放送後記】
私が個人的にボランティア活動に行ったことがきっかけで立ち上がった企画で、冒頭3分ほどのVTRに、災害後の伊豆大島を訪れて感じたことを包み隠さず伝えさせていただきました。本編では 災害後、既に伊豆大島に何度も訪れているというゲストの田中さんから普段なかなかニュースではお伝えしきれない部分の伊豆大島の課題や、支援金のお話しもたっぷりとお聞きすることができました。(佐々木真奈美)
伊豆大島の土砂災害から1か月あまり。捜索活動を行っていた自衛隊は撤収したが、いまでも地元住民、漁協そしてボランティアによる捜索活動は続けられている。伊豆大島で復旧支援を行っているNPOの発起者をスタジオに招き、これからの災害救援活動のあり方について考えた。
【放送後記】
私が個人的にボランティア活動に行ったことがきっかけで立ち上がった企画で、冒頭3分ほどのVTRに、災害後の伊豆大島を訪れて感じたことを包み隠さず伝えさせていただきました。本編では 災害後、既に伊豆大島に何度も訪れているというゲストの田中さんから普段なかなかニュースではお伝えしきれない部分の伊豆大島の課題や、支援金のお話しもたっぷりとお聞きすることができました。(佐々木真奈美)

2013年11月19日放送
#1906「COP19 温室効果ガス削減の見通しは」
解説:国立環境研究所・気候変動リスク評価研究室 江守正多 室長
キャスター:槙あやな
【テーマ】
ポーランド・ワルシャワで開催の第19回国連気候変動枠組条約締約国会議=COP19。温室効果ガスの削減など温暖化対策を話し合う会議だが、日本政府の削減目標は事実上の後退。一方で、台風によって甚大な被害が出たフィリピンの代表団は涙ながらに訴えた。温室効果ガス削減に向けて、今回の会議で今後の道筋はつけられるのか。
【放送後記】
今回のCOP19では、世界が抱える環境問題のひとつ「地球温暖化」について具体的な対策を打ち出すための会議が行われましたが、先進国と途上国の間で意見が対立するなど、うまく議論が進められたわけではなかったようです。私たちが生きている環境のことだからこそ、真剣に取り組む必要がある問題ですが、国々の現状を、お互いにどれだけ理解しあうかがまずは大切だと思いました。日本の場合、東日本大震災を経験し、どの国よりもエネルギー政策の在り方を見つめ直すべき状況に置かれていると思いますが、今回日本が明言した目標などは人々にどのように映ったのでしょうか。COP19で話し合われた内容を、私たち一人ひとりが理解し、みなで環境を守っていく意識をこれからも築いていく必要があると思いました。(槙あやな)
ポーランド・ワルシャワで開催の第19回国連気候変動枠組条約締約国会議=COP19。温室効果ガスの削減など温暖化対策を話し合う会議だが、日本政府の削減目標は事実上の後退。一方で、台風によって甚大な被害が出たフィリピンの代表団は涙ながらに訴えた。温室効果ガス削減に向けて、今回の会議で今後の道筋はつけられるのか。
【放送後記】
今回のCOP19では、世界が抱える環境問題のひとつ「地球温暖化」について具体的な対策を打ち出すための会議が行われましたが、先進国と途上国の間で意見が対立するなど、うまく議論が進められたわけではなかったようです。私たちが生きている環境のことだからこそ、真剣に取り組む必要がある問題ですが、国々の現状を、お互いにどれだけ理解しあうかがまずは大切だと思いました。日本の場合、東日本大震災を経験し、どの国よりもエネルギー政策の在り方を見つめ直すべき状況に置かれていると思いますが、今回日本が明言した目標などは人々にどのように映ったのでしょうか。COP19で話し合われた内容を、私たち一人ひとりが理解し、みなで環境を守っていく意識をこれからも築いていく必要があると思いました。(槙あやな)

2013年11月14日放送
#1905「若田さん 宇宙へ」
ゲスト:JAXA有人宇宙ミッション本部 三宅正純さん
キャスター:佐々木 真奈美
【テーマ】
日本人として初めて国際宇宙ステーションの船長を務める若田光一さんを乗せたロシアのソユーズが11月7日、宇宙へ向かって打ち上げられた。4回目の宇宙飛行となる若田さんだが、今回は来年5月までという長丁場だ。また、来年3月中旬から2か月間は“船長(コマンダー)”として、ISS=国際宇宙ステーションと統括する立場を、日本人としては初めて務める。スタジオには、以前JAXAのヒューストン駐在員事務所長を務め、宇宙飛行士やNASAとも日常的に接していたJAXAの三宅正純さんを迎え、若田さんの任務や船長としての仕事、船長になるまでの訓練の様子、また日本の実験棟「きぼう」を使った実験などを伺った。
【放送後記】
「日本人初のISS船長・若田光一」。この事実が、いかに日本人として誇らしいことか、ゲストの三宅さんのお話しを通じて深く知ることができました。三宅さんによりますと、船長は乗組員全員の命を守る非常に責任ある立場ゆえ、他の乗組員に比べて仕事量もずっと多いといいます。加えて人並み以上に周囲に気を配るという若田さんなので、ハードワークになってしまわないか、今から心配で仕方ないのですが・・・。無事、船長の任務を終え、“若田スマイル”を見られるのが今から楽しみです。きっと、とびっきりの笑顔を見せてくれるはずです。(佐々木 真奈美)
日本人として初めて国際宇宙ステーションの船長を務める若田光一さんを乗せたロシアのソユーズが11月7日、宇宙へ向かって打ち上げられた。4回目の宇宙飛行となる若田さんだが、今回は来年5月までという長丁場だ。また、来年3月中旬から2か月間は“船長(コマンダー)”として、ISS=国際宇宙ステーションと統括する立場を、日本人としては初めて務める。スタジオには、以前JAXAのヒューストン駐在員事務所長を務め、宇宙飛行士やNASAとも日常的に接していたJAXAの三宅正純さんを迎え、若田さんの任務や船長としての仕事、船長になるまでの訓練の様子、また日本の実験棟「きぼう」を使った実験などを伺った。
【放送後記】
「日本人初のISS船長・若田光一」。この事実が、いかに日本人として誇らしいことか、ゲストの三宅さんのお話しを通じて深く知ることができました。三宅さんによりますと、船長は乗組員全員の命を守る非常に責任ある立場ゆえ、他の乗組員に比べて仕事量もずっと多いといいます。加えて人並み以上に周囲に気を配るという若田さんなので、ハードワークになってしまわないか、今から心配で仕方ないのですが・・・。無事、船長の任務を終え、“若田スマイル”を見られるのが今から楽しみです。きっと、とびっきりの笑顔を見せてくれるはずです。(佐々木 真奈美)

2013年11月13日放送
#1904「中国“3中全会”閉幕~改革と社会の安定は」
解説:TBS主席解説委員 岩城浩幸
キャスター:槙あやな
【テーマ】
先月末、中国・天安門前に車が突っ込み炎上、今月6日には、中国共産党・山西省委員会本部前で連続爆発事件があり、中国共産党「3中全会」の直前に2つの事件が起こった。2つの事件の共通点や疑問点、また、事実上の中国版NSCと言える『国家安全委員会』の設立などを盛り込んだ声明を採択し閉幕した「3中全会」(中国共産党中央委員会第3回全体会議)のポイントを聞いた。
【放送後記】
天安門前と山西省での2つの事件は大きな衝撃を受けるものでしたが、「3中全会」という重要な会議が始まる前というタイミングなど、疑問が多々残る事件であったことが今回強く感じられました。また、ウイグル族と中国との関係についても今回改めて知ったことが多くあり、民族の違いや、その人たちが生きていく場所を理解しあうということは、想像以上に難しいことなのだと思いました。そのような問題を含め、中国が抱える問題を見直し、改善策を練っていくための場のひとつが3中全会であるべきですが、今回の3中全会でどれだけ踏み込むことができたのか?、改善に向かう策を示すことができているのか?、というような印象を受けました。具体的な目標を示すだけでなく、それに向けての動きを国内、国外に向けてしっかりと示しながら、中国という大きな国の基盤を固めていってほしいと思います。(槙あやな)
先月末、中国・天安門前に車が突っ込み炎上、今月6日には、中国共産党・山西省委員会本部前で連続爆発事件があり、中国共産党「3中全会」の直前に2つの事件が起こった。2つの事件の共通点や疑問点、また、事実上の中国版NSCと言える『国家安全委員会』の設立などを盛り込んだ声明を採択し閉幕した「3中全会」(中国共産党中央委員会第3回全体会議)のポイントを聞いた。
【放送後記】
天安門前と山西省での2つの事件は大きな衝撃を受けるものでしたが、「3中全会」という重要な会議が始まる前というタイミングなど、疑問が多々残る事件であったことが今回強く感じられました。また、ウイグル族と中国との関係についても今回改めて知ったことが多くあり、民族の違いや、その人たちが生きていく場所を理解しあうということは、想像以上に難しいことなのだと思いました。そのような問題を含め、中国が抱える問題を見直し、改善策を練っていくための場のひとつが3中全会であるべきですが、今回の3中全会でどれだけ踏み込むことができたのか?、改善に向かう策を示すことができているのか?、というような印象を受けました。具体的な目標を示すだけでなく、それに向けての動きを国内、国外に向けてしっかりと示しながら、中国という大きな国の基盤を固めていってほしいと思います。(槙あやな)

2013年11月12日放送
#1903「2013国際ロボット展~ロボットと共に創る未来~」
解説:TBS報道局解説委員 齋藤 泉
キャスター:櫻木 瑶子
【テーマ】
国内外における産業用・民生用ロボットが一堂に集まる「2013国際ロボット展」が東京で開催された。334の企業と団体が参加し、海外からも50を超える企業が出展するなど、過去最大規模となった。今年のロボット展のテーマは“ロボットと共に創る未来”。櫻木キャスターと齋藤解説委員が取材した「産業用ロボット」などの最先端技術を紹介するとともに、「介護ロボット」が抱える、開発側と現場ニーズの“ギャップ”について、TBS報道局の齋藤泉解説委員に聞いた。
【放送後記】
まるでSF映画の中に入り込んだかのような先進的な世界、そして多くの来場者の熱気に日本のロボット産業の勢いを感じた『国際ロボット展』。そんな中でも、ロボットに少し力を借りて暮らしの可能性を広げる、生活の幅を広げることができる介護ロボットの展示が印象的でした。また、高性能化だけを追及するのではなく、「現場の声を反映したロボットを実現することが“ロボットと共に創る未来”に活躍するロボットになっていく」というお話に、なるほどと感じました。これからどう発展していくのか、とても楽しみに感じています。(櫻木瑶子)
国内外における産業用・民生用ロボットが一堂に集まる「2013国際ロボット展」が東京で開催された。334の企業と団体が参加し、海外からも50を超える企業が出展するなど、過去最大規模となった。今年のロボット展のテーマは“ロボットと共に創る未来”。櫻木キャスターと齋藤解説委員が取材した「産業用ロボット」などの最先端技術を紹介するとともに、「介護ロボット」が抱える、開発側と現場ニーズの“ギャップ”について、TBS報道局の齋藤泉解説委員に聞いた。
【放送後記】
まるでSF映画の中に入り込んだかのような先進的な世界、そして多くの来場者の熱気に日本のロボット産業の勢いを感じた『国際ロボット展』。そんな中でも、ロボットに少し力を借りて暮らしの可能性を広げる、生活の幅を広げることができる介護ロボットの展示が印象的でした。また、高性能化だけを追及するのではなく、「現場の声を反映したロボットを実現することが“ロボットと共に創る未来”に活躍するロボットになっていく」というお話に、なるほどと感じました。これからどう発展していくのか、とても楽しみに感じています。(櫻木瑶子)

2013年11月11日放送
#1902「被災地を自転車で走る」
解説:TBS報道局解説委員 福島隆史
キャスター:杉本麻依
【テーマ】
東日本大震災から2年8か月を前に11月3日、被災地・宮城県では復興支援を目的にした「ツール・ド・東北2013」が開催された。このイベントに杉本キャスターと福島解説委員が参加。まだ津波の爪痕が残る三陸沿岸を自転車で走り、被害の大きさ、復旧・復興の進捗状況など取材・リポートした。自転車だからこそ見えてくる“被災地の今”とは。
東日本大震災から2年8か月を前に11月3日、被災地・宮城県では復興支援を目的にした「ツール・ド・東北2013」が開催された。このイベントに杉本キャスターと福島解説委員が参加。まだ津波の爪痕が残る三陸沿岸を自転車で走り、被害の大きさ、復旧・復興の進捗状況など取材・リポートした。自転車だからこそ見えてくる“被災地の今”とは。

2013年11月7日放送
#1901「バブルファッション再来か!?」
ゲスト:ファッションジャーナリスト 宮田理江さん
キャスター:杉本麻依
【テーマ】
日本全体にアベノミクス効果が浸透しているとは言いにくい今の世の中。ファッションだけでも明るくということなのか。今、若い女性の間ではやっているというバブルファッション。1980年代後半~1990年代初頭にかけて日本はバブル景気で沸き、主張の強い服装を着た女性が多かった。そんな当時のバブルファッションを彷彿とする洋服を着た女性たちを街でよく見かける。20年周期で変わると言われるファッションの流行。寒さも吹き飛ばす“アツい”ファッションについてファッションジャーナリストの宮田さんに話を聞いた。
【放送後記】
リーマンショック後に、ファッションショーの4大コレクションでは不景気を象徴するかのように、真っ黒なファッションに身を包んだモデルが次々と登場したというお話が印象に残りました。日経平均株価も1万4000円を上回る日が続き(11月7日現在)、景気が回復していると言われています。バブル時代のボディコンを髣髴とさせるタイトなスカートや、おおぶりのゴージャス感のあるネックレスなどは、ファッション雑誌で近頃見かけます。バブルとまではいかなくとも、これが本格的な景気拡大の兆しであることを期待したいものです。(杉本麻依)
日本全体にアベノミクス効果が浸透しているとは言いにくい今の世の中。ファッションだけでも明るくということなのか。今、若い女性の間ではやっているというバブルファッション。1980年代後半~1990年代初頭にかけて日本はバブル景気で沸き、主張の強い服装を着た女性が多かった。そんな当時のバブルファッションを彷彿とする洋服を着た女性たちを街でよく見かける。20年周期で変わると言われるファッションの流行。寒さも吹き飛ばす“アツい”ファッションについてファッションジャーナリストの宮田さんに話を聞いた。
【放送後記】
リーマンショック後に、ファッションショーの4大コレクションでは不景気を象徴するかのように、真っ黒なファッションに身を包んだモデルが次々と登場したというお話が印象に残りました。日経平均株価も1万4000円を上回る日が続き(11月7日現在)、景気が回復していると言われています。バブル時代のボディコンを髣髴とさせるタイトなスカートや、おおぶりのゴージャス感のあるネックレスなどは、ファッション雑誌で近頃見かけます。バブルとまではいかなくとも、これが本格的な景気拡大の兆しであることを期待したいものです。(杉本麻依)

2013年11月6日放送
#1900「軽自動車税は増税すべき?」
ゲスト:自動車評論家 国沢光宏氏
キャスター:角田佐哉香
【テーマ】
総務省の有識者検討会は、地方の財源となっている自動車取得税が2015年に廃止された場合、同じ地方税である軽自動車税の税額引き上げを求める報告書をまとめた。総務省は、年末の税制改正で実現を目指しているが、自動車業界や経済産業省が反発していて、調整は難航が予想される。通勤や買い物の「足」としてすっかり定着した軽自動車は価格の安さもあって急速に売れ行きを伸ばしているが、軽自動車にかかる税金が増税した場合、どういった問題がでてくるのか考えた。
【放送後記】
現在、販売シェアが増えている軽自動車の税額引き上げが検討されています。動力性能や装備内容が普通自動車と大差ないものも多く、税金の価格差がバランスを欠いているとの意見に納得する一方、公共交通機関が充実していない、車が生活の足となっている地方にとっては、この増税は大きな負担です。私の地元・和歌山のように車のない生活が難しい地域はたくさんあります。そんな地方を守るために、「移動手段」としての軽自動車などは、今と同じ税額を残すような特例を認めるべきだ、と国沢さんはおっしゃっていました。生活の足や趣味など車を所有する目的はそれぞれだと思いますが、今一度、車の必要性について考えることの大切さを感じました。(角田佐哉香)
総務省の有識者検討会は、地方の財源となっている自動車取得税が2015年に廃止された場合、同じ地方税である軽自動車税の税額引き上げを求める報告書をまとめた。総務省は、年末の税制改正で実現を目指しているが、自動車業界や経済産業省が反発していて、調整は難航が予想される。通勤や買い物の「足」としてすっかり定着した軽自動車は価格の安さもあって急速に売れ行きを伸ばしているが、軽自動車にかかる税金が増税した場合、どういった問題がでてくるのか考えた。
【放送後記】
現在、販売シェアが増えている軽自動車の税額引き上げが検討されています。動力性能や装備内容が普通自動車と大差ないものも多く、税金の価格差がバランスを欠いているとの意見に納得する一方、公共交通機関が充実していない、車が生活の足となっている地方にとっては、この増税は大きな負担です。私の地元・和歌山のように車のない生活が難しい地域はたくさんあります。そんな地方を守るために、「移動手段」としての軽自動車などは、今と同じ税額を残すような特例を認めるべきだ、と国沢さんはおっしゃっていました。生活の足や趣味など車を所有する目的はそれぞれだと思いますが、今一度、車の必要性について考えることの大切さを感じました。(角田佐哉香)
