ニュースの視点
事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。
限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。
「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、
時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、
ニュースバードのキャスターが、政治部、経済部、社会部、
海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。
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2010年6月30日放送
#1323 「今夏の天候はどうなる」
解説:元井美貴気象予報士
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
気象庁が7月~9月の3か月予報を発表した。8月に北日本で低温となるのを除けば、ほぼ全国的に暑くなるが、曇りや雨の日も多くなるとみられ「蒸し蒸しした厳しい夏になりそう」としている。また九州に大雨をもたらしている原因や梅雨明けの時期、なぜ今年は台風がまだ1個しか発生していないのかなど、今夏の天候トピックスを元井気象予報士が解説した。
【放送後記】
大雨が続き土砂災害の警戒が呼びかけられるなど、記録的な大雨が続いている九州。梅雨前線が停滞している影響で大雨が続いていますが、、徐々に南下するため今後小康状態になり、少しずつお天気は回復するようです。しかし引き続き土砂災害には注意が必要です。また沖縄は梅雨明けしたものの、その他の地域ではまだ梅雨が続いています。今年の梅雨の傾向としては降る時は激しく降り、降らない時はすっきり晴れる傾向にあるようなので、折りたたみ傘は当分、手放せないようです。さて、7月に入りますが、今年の夏は雨が降るものの、気温は平年並みか高めの所が多いということなので、熱中症や食中毒には、くれぐれも注意してくださいね。こまめに水分をとるなど、暑さ対策をしっかりとり、厳しい夏を乗り切りましょう。(竹内久乃)
気象庁が7月~9月の3か月予報を発表した。8月に北日本で低温となるのを除けば、ほぼ全国的に暑くなるが、曇りや雨の日も多くなるとみられ「蒸し蒸しした厳しい夏になりそう」としている。また九州に大雨をもたらしている原因や梅雨明けの時期、なぜ今年は台風がまだ1個しか発生していないのかなど、今夏の天候トピックスを元井気象予報士が解説した。
【放送後記】
大雨が続き土砂災害の警戒が呼びかけられるなど、記録的な大雨が続いている九州。梅雨前線が停滞している影響で大雨が続いていますが、、徐々に南下するため今後小康状態になり、少しずつお天気は回復するようです。しかし引き続き土砂災害には注意が必要です。また沖縄は梅雨明けしたものの、その他の地域ではまだ梅雨が続いています。今年の梅雨の傾向としては降る時は激しく降り、降らない時はすっきり晴れる傾向にあるようなので、折りたたみ傘は当分、手放せないようです。さて、7月に入りますが、今年の夏は雨が降るものの、気温は平年並みか高めの所が多いということなので、熱中症や食中毒には、くれぐれも注意してくださいね。こまめに水分をとるなど、暑さ対策をしっかりとり、厳しい夏を乗り切りましょう。(竹内久乃)

2010年6月29日放送
#1322 「渡辺貞夫が見た南アフリカ」
ゲスト:音楽家 渡辺貞夫氏
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
サッカーのワールドカップが、アフリカ大陸では初となる南アフリカ共和国で開かれている。大会前から治安の問題が多くのメディアに取り上げられたため、現地に応援に行くことを控えた人もいるかもしれない。しかし、「治安」という一辺倒な見方だけで南アフリカという国を判断してはいないだろうか。世界的に有名なサックス奏者・渡辺貞夫さんは、30年以上も前からアフリカに出かけ、現地から影響を受けたさまざまな楽曲を発表し、南アフリカでも幾度となく公演を行っている。そんな渡辺さんをスタジオに招き、南アフリカという国で感じたこと、音楽を通して交流してきた文化や魅力について話を聞いた。
【放送後記】
南アフリカに実際に多く足を運んでいる渡辺さんは、「現地の人は温かく迎え入れてくれて、音楽で言葉の壁を乗り越えてコミュニケーションがとれる」と体験談を交え、南アフリカの魅力を話してくれました。ブブゼラもスタジオで吹いてくれましたが、サックスを吹いているかのように、見事な音色を披露してくれました。私は、全然音をだすことができませんでしたが・・・。サッカーはもちろんですが、ぜひ南アフリカに行った際は、壮大な自然に触れて、南アフリカの空気をしっかりと感じて欲しい、という渡辺さんの熱き思いが画面を通してみなさんにも伝わったのではないでしょうか。(竹内久乃)
サッカーのワールドカップが、アフリカ大陸では初となる南アフリカ共和国で開かれている。大会前から治安の問題が多くのメディアに取り上げられたため、現地に応援に行くことを控えた人もいるかもしれない。しかし、「治安」という一辺倒な見方だけで南アフリカという国を判断してはいないだろうか。世界的に有名なサックス奏者・渡辺貞夫さんは、30年以上も前からアフリカに出かけ、現地から影響を受けたさまざまな楽曲を発表し、南アフリカでも幾度となく公演を行っている。そんな渡辺さんをスタジオに招き、南アフリカという国で感じたこと、音楽を通して交流してきた文化や魅力について話を聞いた。
【放送後記】
南アフリカに実際に多く足を運んでいる渡辺さんは、「現地の人は温かく迎え入れてくれて、音楽で言葉の壁を乗り越えてコミュニケーションがとれる」と体験談を交え、南アフリカの魅力を話してくれました。ブブゼラもスタジオで吹いてくれましたが、サックスを吹いているかのように、見事な音色を披露してくれました。私は、全然音をだすことができませんでしたが・・・。サッカーはもちろんですが、ぜひ南アフリカに行った際は、壮大な自然に触れて、南アフリカの空気をしっかりと感じて欲しい、という渡辺さんの熱き思いが画面を通してみなさんにも伝わったのではないでしょうか。(竹内久乃)

2010年6月28日放送
#1321 「サミット会場の外側と内側で」
解説:アメリカ総局長 金平茂紀
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
カナダで行われたG8とG20首脳会合。会場の外側では、サミットに反対する人たちが大規模なデモを行い、その一部が暴徒化、警察の車両を放火するなど、緊迫した状況が続いた。デモは、サミットの開催に反対する市民のほか、イラク・アフガニスタン戦争反対や環境問題を訴えるグループも加わり、一万人以上に膨れあがった。サミット会場の、その外側と内側で一体何が起きているのか、なぜそのようなことが起きたのか?カメラがその両側に密着した。
【取材後記】
サミット会場の外側では、サミットに反対する集会や抗議デモが起こり、参加者は1万人以上、逮捕者は600人以上に達しました。今回のデモには反貧困、アフリカ支援、環境保護や女性差別反対などを訴える様々な団体が参加、一部は暴徒化して投石・放火などの過激な行動に。一方、会場の内側では今回のサミット最大のテーマとされた「景気回復・財政再建」について、明確な成果が得られないまま閉幕。その他「貧困」についてもNGOや市民団体の主張はあまり反映されない結果となりました。金平記者の「サッカーワールドカップを観戦している時、メディアセンターが一番盛り上がった」というリポートに象徴されるようメディアの関心も外側には向かなかったようです。もはや一握りの先進国が世界の情勢を動かす時代ではないのかもしれません。過激なデモにより問題が解決するとも思いません。1時間当たり1200万ドルといわれる巨額の開催経費を投じてまでサミットを開催する必要があるのか…。サミット開催の意義を改めて考え、論じる必要性を感じました。(竹内久乃)
カナダで行われたG8とG20首脳会合。会場の外側では、サミットに反対する人たちが大規模なデモを行い、その一部が暴徒化、警察の車両を放火するなど、緊迫した状況が続いた。デモは、サミットの開催に反対する市民のほか、イラク・アフガニスタン戦争反対や環境問題を訴えるグループも加わり、一万人以上に膨れあがった。サミット会場の、その外側と内側で一体何が起きているのか、なぜそのようなことが起きたのか?カメラがその両側に密着した。
【取材後記】
サミット会場の外側では、サミットに反対する集会や抗議デモが起こり、参加者は1万人以上、逮捕者は600人以上に達しました。今回のデモには反貧困、アフリカ支援、環境保護や女性差別反対などを訴える様々な団体が参加、一部は暴徒化して投石・放火などの過激な行動に。一方、会場の内側では今回のサミット最大のテーマとされた「景気回復・財政再建」について、明確な成果が得られないまま閉幕。その他「貧困」についてもNGOや市民団体の主張はあまり反映されない結果となりました。金平記者の「サッカーワールドカップを観戦している時、メディアセンターが一番盛り上がった」というリポートに象徴されるようメディアの関心も外側には向かなかったようです。もはや一握りの先進国が世界の情勢を動かす時代ではないのかもしれません。過激なデモにより問題が解決するとも思いません。1時間当たり1200万ドルといわれる巨額の開催経費を投じてまでサミットを開催する必要があるのか…。サミット開催の意義を改めて考え、論じる必要性を感じました。(竹内久乃)

2010年6月24日放送
#1320 「岐路に立つ文化産業 ~クール・ジャパンを売り込め~」
ゲスト:経済産業省「クール・ジャパン室」 高木美香室長補佐
ゲスト:コンテンツメディアプロデューサー 櫻井孝昌氏
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
経済産業省は今年6月、省内に「クール・ジャパン室」を新設した。「クール・ジャパン」とは、日本のアニメやファッション、日本食や日用品など海外で人気が高く「格好良い」「カワイイ」と外国の人たちに評価されているもの。国はこの日本固有のポップカルチャーを、日本の経済成長を支える戦略分野と位置づけ、国内外に積極的に打って出ようとしている。果たしてそのコンセプトや方策はどのようなものなのか。そして、日本のポップカルチャーは海外でどのように受け入れられているのか。スタジオに、経済産業省「クール・ジャパン室」室長補佐の高木美香氏、コンテンツメディアプロデューサーの櫻井孝昌さん招いて、「クール・ジャパン」について考えた。
【放送後記】
日本のアニメや漫画、ファッションなど海外に人気のある日本のポップカルチャー。日本のイベントは、パリやローマ、バルセロナだけでなくブラジルなど世界各地で行われていて、キャラクターのコスプレをした人たちや、日本の文化が海外の人たちから海外の人たちへと伝授されるなど、私たちが想像している以上に日本のポップカルチャーは愛され、親しまれています。「クールジャパン」を文化産業として成長させるためには、何よりも、私たち日本人が日本の文化を始め、アニメや漫画など日本ならではの海外では真似のできない物を作っていることに誇りを持つことが大切だと思います。そして、全体のコンセプトを明確にし、企画、制作、プロモーションなどを含めた連携が求められていると思います。(竹内久乃)
経済産業省は今年6月、省内に「クール・ジャパン室」を新設した。「クール・ジャパン」とは、日本のアニメやファッション、日本食や日用品など海外で人気が高く「格好良い」「カワイイ」と外国の人たちに評価されているもの。国はこの日本固有のポップカルチャーを、日本の経済成長を支える戦略分野と位置づけ、国内外に積極的に打って出ようとしている。果たしてそのコンセプトや方策はどのようなものなのか。そして、日本のポップカルチャーは海外でどのように受け入れられているのか。スタジオに、経済産業省「クール・ジャパン室」室長補佐の高木美香氏、コンテンツメディアプロデューサーの櫻井孝昌さん招いて、「クール・ジャパン」について考えた。
【放送後記】
日本のアニメや漫画、ファッションなど海外に人気のある日本のポップカルチャー。日本のイベントは、パリやローマ、バルセロナだけでなくブラジルなど世界各地で行われていて、キャラクターのコスプレをした人たちや、日本の文化が海外の人たちから海外の人たちへと伝授されるなど、私たちが想像している以上に日本のポップカルチャーは愛され、親しまれています。「クールジャパン」を文化産業として成長させるためには、何よりも、私たち日本人が日本の文化を始め、アニメや漫画など日本ならではの海外では真似のできない物を作っていることに誇りを持つことが大切だと思います。そして、全体のコンセプトを明確にし、企画、制作、プロモーションなどを含めた連携が求められていると思います。(竹内久乃)

2010年6月23日放送
#1319 「常用漢字 29年ぶり改定 ~196字追加で大幅増に~」
解説:社会部 井本隆幸
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
公文書や新聞での漢字使用の目安となる「常用漢字表」の改定案が答申され、196字が追加された。今回の改定では、「鬱」や「語彙」の「彙」など、パソコンなどで変換できる漢字が加わる一方、これまで常用漢字だった、「錘」や「匁」など5字は削除されることになった。これまで難しいとされていた字も常用漢字として使用される、その背景には一体、何があるのか。
【放送後記】
普段目にして、何気なく使っている漢字でも、常用漢字に含まれていないものは多々あります。そんな中、地名に使われている「岡」や「茨」「埼」など、196字が新たに追加されました。新たに追加された漢字を、教育の場でどう指導すべきか、またテストや入試などで、どう扱うのかが今後の課題となりそうです。今回の「常用漢字」改訂は、常用漢字に含まれていない漢字も含めて改めて学びなおす良いきっかけとなるのではないでしょうか。(竹内久乃)
公文書や新聞での漢字使用の目安となる「常用漢字表」の改定案が答申され、196字が追加された。今回の改定では、「鬱」や「語彙」の「彙」など、パソコンなどで変換できる漢字が加わる一方、これまで常用漢字だった、「錘」や「匁」など5字は削除されることになった。これまで難しいとされていた字も常用漢字として使用される、その背景には一体、何があるのか。
【放送後記】
普段目にして、何気なく使っている漢字でも、常用漢字に含まれていないものは多々あります。そんな中、地名に使われている「岡」や「茨」「埼」など、196字が新たに追加されました。新たに追加された漢字を、教育の場でどう指導すべきか、またテストや入試などで、どう扱うのかが今後の課題となりそうです。今回の「常用漢字」改訂は、常用漢字に含まれていない漢字も含めて改めて学びなおす良いきっかけとなるのではないでしょうか。(竹内久乃)

2010年6月22日放送
#1318 「口蹄疫 感染疑いから2か月」
ゲスト:東京農工大学 白井淳資教授
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
宮崎県で家畜の伝染病「口蹄疫」の疑いが確認されてから約2か月。被害が最も大きい川南町では6月20日、感染が確認された農場の家畜の殺処分がすべて終了したが、周辺自治体の「飛び火」警戒は続いていて、終息宣言には程遠い状態だ。なぜ、ここまで口蹄疫問題は拡大したのか。今回の対応の問題点と残した教訓を導き出すとともに、現地の今の状況を伝えた。
【放送後記】
口蹄疫の疑いが確認されてから2か月が経ちました。日本では、これ以上感染が拡大しないため殺処分を行っていますが、埋却地の確保や、埋めてからの匂い、地下水の汚染など新たな問題も発生し、環境に配慮した対応も求められています。畜産農家だけでなく、様々な人たちが被害を受けている「口蹄疫」。宮崎県の一日も早い復興を願っています。(竹内久乃)
宮崎県で家畜の伝染病「口蹄疫」の疑いが確認されてから約2か月。被害が最も大きい川南町では6月20日、感染が確認された農場の家畜の殺処分がすべて終了したが、周辺自治体の「飛び火」警戒は続いていて、終息宣言には程遠い状態だ。なぜ、ここまで口蹄疫問題は拡大したのか。今回の対応の問題点と残した教訓を導き出すとともに、現地の今の状況を伝えた。
【放送後記】
口蹄疫の疑いが確認されてから2か月が経ちました。日本では、これ以上感染が拡大しないため殺処分を行っていますが、埋却地の確保や、埋めてからの匂い、地下水の汚染など新たな問題も発生し、環境に配慮した対応も求められています。畜産農家だけでなく、様々な人たちが被害を受けている「口蹄疫」。宮崎県の一日も早い復興を願っています。(竹内久乃)

2010年6月21日放送
♯1317 「『ザ・コーヴ』上映中止騒動2」
解説:外信部 古屋宏樹
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
この春、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞し話題を呼んだ映画「ザ・コーヴ」。ニュースの視点では4月に、この映画の「隠し撮り」という撮影方法を巡って、「ドキュメンタリーの表現のあり方」を伝えた。しかしその後、「反日映画」などと上映中止を求める激しい抗議で、上映そのものが危ぶまれる事態となっている。憲法21条の「表現の自由」を引き合いに、映画の上映を訴える主演のリックオバリー氏(70)、そして対応に揺れる地元の太地町と映画館。現場では一体何が起きているのか、取材報告。
【放送後記】
今、上映中止を求める激しい抗議で、日本での「ザ・コーウ゛」の上映が危ぶまれています。上映を中止した映画館も出てきている中、抗議を受けても上映を望む映画館の支配人も多く、その行方に注目が集まっています。私としては、まずは観てどう感じたのか、様々な視点から広く議論する必要があるのではないかと思います。(竹内久乃)
この春、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞し話題を呼んだ映画「ザ・コーヴ」。ニュースの視点では4月に、この映画の「隠し撮り」という撮影方法を巡って、「ドキュメンタリーの表現のあり方」を伝えた。しかしその後、「反日映画」などと上映中止を求める激しい抗議で、上映そのものが危ぶまれる事態となっている。憲法21条の「表現の自由」を引き合いに、映画の上映を訴える主演のリックオバリー氏(70)、そして対応に揺れる地元の太地町と映画館。現場では一体何が起きているのか、取材報告。
【放送後記】
今、上映中止を求める激しい抗議で、日本での「ザ・コーウ゛」の上映が危ぶまれています。上映を中止した映画館も出てきている中、抗議を受けても上映を望む映画館の支配人も多く、その行方に注目が集まっています。私としては、まずは観てどう感じたのか、様々な視点から広く議論する必要があるのではないかと思います。(竹内久乃)

2010年6月17日放送
#1316 「小惑星探査機『はやぶさ』 ~7年のキセキ~」
ゲスト:JAXA 吉川真准教授
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」へ向かい、7年という長い旅の果てに帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。科学的な意義もさることながら、数々のトラブルを奇跡的に乗り越えて地球にたどり着いたその経緯は話題を呼んだ。実際にミッションに携わり、「はやぶさ」とともに苦難の旅を体験した担当者を迎え、その7年間の軌跡をたどった。
【放送後記】
7年という長い旅を終えて地球に帰還し、大気圏で燃え尽きた小惑星探査機「はやぶさ」。当初は2007年に帰還する予定でしたが、様々なトラブルに見舞われ3年も延期されました。イオンエンジンは去年11月、4基のうち3基が停止します。しかし、停止した3基のうち2基の動く部品だけをつなぎ、運転を再開、ついに日本時間の今月13日夜、帰還の時を迎えました。現在「はやぶさ2」の計画も進められているということです。地球の起源、太陽系の謎の解明に大きな進歩を与えてくれるのでしょうか、「イトカワ」の物質が入っていると期待されるカプセルがまもなく日本に到着します。(竹内久乃)
地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」へ向かい、7年という長い旅の果てに帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。科学的な意義もさることながら、数々のトラブルを奇跡的に乗り越えて地球にたどり着いたその経緯は話題を呼んだ。実際にミッションに携わり、「はやぶさ」とともに苦難の旅を体験した担当者を迎え、その7年間の軌跡をたどった。
【放送後記】
7年という長い旅を終えて地球に帰還し、大気圏で燃え尽きた小惑星探査機「はやぶさ」。当初は2007年に帰還する予定でしたが、様々なトラブルに見舞われ3年も延期されました。イオンエンジンは去年11月、4基のうち3基が停止します。しかし、停止した3基のうち2基の動く部品だけをつなぎ、運転を再開、ついに日本時間の今月13日夜、帰還の時を迎えました。現在「はやぶさ2」の計画も進められているということです。地球の起源、太陽系の謎の解明に大きな進歩を与えてくれるのでしょうか、「イトカワ」の物質が入っていると期待されるカプセルがまもなく日本に到着します。(竹内久乃)

2010年6月16日放送
#1315 「紛争地の人々とともに」
ゲスト:NGO日本紛争予防センター 瀬谷ルミ子事務局長
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
今も世界で紛争が起きている。紛争は多くの難民を生み出し、食糧不足・病気の蔓延など時間の経過とともに解決が難しくなっていく。その予防・解決・再発防止には、国際社会が一致して取り組む必要があるが、機動性に優れ、現地のニーズに柔軟に対応できるNGOが果たす役割も大きい。紛争地の現状、NGO果たすべき役割などを考えた。
【放送後記】
食糧不足や貧困、病気の蔓延、民族間の軋轢など様々な問題を抱え、アフガニスタンやソマリア、ペルーなど世界では、今もなお紛争が起きています。経済的に厳しく生きるために子供兵や海賊になる人、「選ぶ権利」が与えられない人々が、紛争地には多く存在しているのが現状です。こうした中、「日本紛争予防センター」は、「生きる選択肢を増やすこと」が平和につながると考え、様々な支援を行っています。ただ、抱えている問題はその国、その地域で違います。全てを支援するのではなく、何が足りないのか現地に足を運び、情報収集をして必要最低限の支援を行っているそうです。日本に住んでいる私たちに、何が出来るのか。書き損じハガキ4,5枚で子供一人が一年間学校に通えるようになるということです。私も少しでも力になれたら、と思います。身近なことからコツコツと。(竹内久乃)
今も世界で紛争が起きている。紛争は多くの難民を生み出し、食糧不足・病気の蔓延など時間の経過とともに解決が難しくなっていく。その予防・解決・再発防止には、国際社会が一致して取り組む必要があるが、機動性に優れ、現地のニーズに柔軟に対応できるNGOが果たす役割も大きい。紛争地の現状、NGO果たすべき役割などを考えた。
【放送後記】
食糧不足や貧困、病気の蔓延、民族間の軋轢など様々な問題を抱え、アフガニスタンやソマリア、ペルーなど世界では、今もなお紛争が起きています。経済的に厳しく生きるために子供兵や海賊になる人、「選ぶ権利」が与えられない人々が、紛争地には多く存在しているのが現状です。こうした中、「日本紛争予防センター」は、「生きる選択肢を増やすこと」が平和につながると考え、様々な支援を行っています。ただ、抱えている問題はその国、その地域で違います。全てを支援するのではなく、何が足りないのか現地に足を運び、情報収集をして必要最低限の支援を行っているそうです。日本に住んでいる私たちに、何が出来るのか。書き損じハガキ4,5枚で子供一人が一年間学校に通えるようになるということです。私も少しでも力になれたら、と思います。身近なことからコツコツと。(竹内久乃)

2010年6月15日放送
#1314 「国会閉会へ 7月11日参院選」
解説:専門記者室 岩城浩幸
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
政府・与党は今月14日、今国会の会期を延長せず、16日に閉会する方針を固めた。これにより参院選は24日公示、7月11日投開票となることが確定した。歴史的な政権交代からわずか8か月。鳩山前首相の突然の辞任表明と菅新政権の発足など、めまぐるしく動く政局と参院選の注目点を紹介した。
【放送後記】
国会は会期末を迎えることになりましたが、野党は会期を延長しない民主党に対し反発しています。代表質問では「政治とカネの問題」を追求されるものの、慎重な答弁を続ける菅首相。参院選まで1か月を切り、すでに各党が選挙モードに突入しています。政権交代を果たした民主党政権への審判、参院選で敗北した場合、総裁を辞任する考えを示した谷垣氏率いる自民党の動き、また次々と旗揚げされた「第3極」政党は台風の目となるのでしょうか。国民1人ひとりが各党の考え、動きを、しっかり見極める必要があります。(竹内久乃)
政府・与党は今月14日、今国会の会期を延長せず、16日に閉会する方針を固めた。これにより参院選は24日公示、7月11日投開票となることが確定した。歴史的な政権交代からわずか8か月。鳩山前首相の突然の辞任表明と菅新政権の発足など、めまぐるしく動く政局と参院選の注目点を紹介した。
【放送後記】
国会は会期末を迎えることになりましたが、野党は会期を延長しない民主党に対し反発しています。代表質問では「政治とカネの問題」を追求されるものの、慎重な答弁を続ける菅首相。参院選まで1か月を切り、すでに各党が選挙モードに突入しています。政権交代を果たした民主党政権への審判、参院選で敗北した場合、総裁を辞任する考えを示した谷垣氏率いる自民党の動き、また次々と旗揚げされた「第3極」政党は台風の目となるのでしょうか。国民1人ひとりが各党の考え、動きを、しっかり見極める必要があります。(竹内久乃)

2010年6月14日放送
#1313 「独自の視点をもつメディアの大切さ」
解説:アメリカ総局長 金平茂紀
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
アメリカのテレビで今、少数派ながら視聴者からの強い信頼を集めている独立系のニュース報道番組「デモクラシーナウ!」。番組は大手メディアが「アメリカの同時多発テロ」以降、好戦的な世論と政府批判自粛の中で、一貫して反戦姿勢を崩さず警鐘を鳴らし続けた。それが信頼を集め、今では世界約840局以上のラジオ・テレビ局などあらゆるメディアに独自のニュースを流すまでになる。
運営は視聴者の寄付や視聴料などから出資、企業スポンサーをいっさい受けつけず、民衆の目線から日々の重要な出来事を取り上げる。番組の司会はジャーナリストとして数々の賞を受賞しているエイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスが務める。彼らがアメリカの商業メディアがほとんど取り上げない人々の主張や視点を紹介する。多くの商業メディアが経済危機のあおりを受けて信頼を失うなかで、一定の視聴者から着実な信頼をなぜ集めているのか。独自の視点をもつニュースの大切さを探った。
【放送後記】
時には危険な状況にさらされながらも取材を続けるジャーナリストたち。「デモクラシー・ナウ!」は、エイミー・グッドマンやフアン・ゴンザレスを中心に活動していますが、市民運動家やアーティスト、文化人など、アメリカの商業メディアが、ほとんどとりあげない人々の主張や視点を紹介しています。「ニュースの視点」を担当している側として、独自の視点を持つメディアの必要性を改めて感じると共に、多種多様な切り口で伝える大切さを学んだような気がします。今後の「ニュースの視点」にも活かしていけたらと思っています。(竹内久乃)
アメリカのテレビで今、少数派ながら視聴者からの強い信頼を集めている独立系のニュース報道番組「デモクラシーナウ!」。番組は大手メディアが「アメリカの同時多発テロ」以降、好戦的な世論と政府批判自粛の中で、一貫して反戦姿勢を崩さず警鐘を鳴らし続けた。それが信頼を集め、今では世界約840局以上のラジオ・テレビ局などあらゆるメディアに独自のニュースを流すまでになる。
運営は視聴者の寄付や視聴料などから出資、企業スポンサーをいっさい受けつけず、民衆の目線から日々の重要な出来事を取り上げる。番組の司会はジャーナリストとして数々の賞を受賞しているエイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスが務める。彼らがアメリカの商業メディアがほとんど取り上げない人々の主張や視点を紹介する。多くの商業メディアが経済危機のあおりを受けて信頼を失うなかで、一定の視聴者から着実な信頼をなぜ集めているのか。独自の視点をもつニュースの大切さを探った。
【放送後記】
時には危険な状況にさらされながらも取材を続けるジャーナリストたち。「デモクラシー・ナウ!」は、エイミー・グッドマンやフアン・ゴンザレスを中心に活動していますが、市民運動家やアーティスト、文化人など、アメリカの商業メディアが、ほとんどとりあげない人々の主張や視点を紹介しています。「ニュースの視点」を担当している側として、独自の視点を持つメディアの必要性を改めて感じると共に、多種多様な切り口で伝える大切さを学んだような気がします。今後の「ニュースの視点」にも活かしていけたらと思っています。(竹内久乃)

2010年6月10日放送
#1312 「どうなる「子ども手当」 ~“満額支給”事実上断念~」
解説:社会部 牧嶋博子
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
総額2兆2500億円あまり。民主党の目玉政策「子ども手当」の給付が6月1日から始まった。今年度の給付額は1万3000円。受け取った人からは歓迎の声も聞かれるが、財源の確保や受給資格など制度の甘さが指摘されている。閣僚からは来年度“満額支給”断念の声も。「子ども手当」の課題について考えた。
【放送後記】
6月から始まった「子ども手当」の給付。今年度は1万3000円の支給で、来年度は満額2万6000円の支給の予定でしたが、長妻厚生労働大臣は8日、「満額支給は厳しい」と断念する考えを初めて示しました。そもそも「子ども手当」について詳しくみていくと、様々な課題が浮かび上がります。在日外国人で子供が海外にいる人や児童養護施設にいる子供たちなどの受給資格は、また、財源はどうしていくのか。「財政再建」を打ち出す菅内閣が今後、どのように取り組んでいくのかが問われています。(竹内久乃)
総額2兆2500億円あまり。民主党の目玉政策「子ども手当」の給付が6月1日から始まった。今年度の給付額は1万3000円。受け取った人からは歓迎の声も聞かれるが、財源の確保や受給資格など制度の甘さが指摘されている。閣僚からは来年度“満額支給”断念の声も。「子ども手当」の課題について考えた。
【放送後記】
6月から始まった「子ども手当」の給付。今年度は1万3000円の支給で、来年度は満額2万6000円の支給の予定でしたが、長妻厚生労働大臣は8日、「満額支給は厳しい」と断念する考えを初めて示しました。そもそも「子ども手当」について詳しくみていくと、様々な課題が浮かび上がります。在日外国人で子供が海外にいる人や児童養護施設にいる子供たちなどの受給資格は、また、財源はどうしていくのか。「財政再建」を打ち出す菅内閣が今後、どのように取り組んでいくのかが問われています。(竹内久乃)

2010年6月9日放送
#1311 「税制改革 消費税増税論 ~消費税増税は必要か~」
ゲスト:法政大学大学院 政策創造研究科 小峰隆夫教授
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
6月8日に発足した菅新政権。その大きな課題の一つが「財政再建」だ。中でも消費税を含めた税制の抜本改革は、参院選の争点としても注目が集まっている。鳩山前政権では「4年間は消費税を引き上げない」と公約していたが、菅首相の誕生で「消費税増税論」が再び議論になりつつある。果たして消費税の増税は必要なのか。
【放送後記】
新内閣では菅首相や野田財務大臣、玄場政調会長などが税制の抜本改革に積極的とみられ、長妻厚生労働大臣も大臣就任会見で消費税の増税について考えを示しました。税金を上げることに抵抗はありますが、このまま財政赤字に対処せずに先送りしていくと、財政破綻が起こる可能性も否めません。「財政再建」のために増税の方向へ踏み出す場合、どのくらい上げるのか、何を対象にするのか、また増税で得られた財源をどう活用するのかなど、国民が納得できる結論に至るまで議論を尽くす必要があります。今後の行方を注意深く見守りたいと思います。(竹内久乃)
6月8日に発足した菅新政権。その大きな課題の一つが「財政再建」だ。中でも消費税を含めた税制の抜本改革は、参院選の争点としても注目が集まっている。鳩山前政権では「4年間は消費税を引き上げない」と公約していたが、菅首相の誕生で「消費税増税論」が再び議論になりつつある。果たして消費税の増税は必要なのか。
【放送後記】
新内閣では菅首相や野田財務大臣、玄場政調会長などが税制の抜本改革に積極的とみられ、長妻厚生労働大臣も大臣就任会見で消費税の増税について考えを示しました。税金を上げることに抵抗はありますが、このまま財政赤字に対処せずに先送りしていくと、財政破綻が起こる可能性も否めません。「財政再建」のために増税の方向へ踏み出す場合、どのくらい上げるのか、何を対象にするのか、また増税で得られた財源をどう活用するのかなど、国民が納得できる結論に至るまで議論を尽くす必要があります。今後の行方を注意深く見守りたいと思います。(竹内久乃)

2010年6月7日放送
#1310 「菅次期政権の行方どうなる」
解説:専門記者室 岩城浩幸
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
6月4日、民主党新代表となった菅直人氏が第94代の総理大臣に指名された。6月5~6日に行われたJNNの世論調査では、菅氏を支持する人は「66.7%」にのぼり、民主党の支持率は回復したが、普天間基地の移設や政治とカネの問題、郵政改革法案をはじめとする重要法案の成立など、鳩山前政権が残した課題はたくさんある。新内閣の閣僚人事や民主党の役員人事、会期末が迫る国会や参議院選挙の日程はどうなるのか、果たして菅次期政権の船出はいかに。
【放送後記】
突然の鳩山首相の辞意表明から、2日間で代表選、首相指名が行われ菅直人氏が選出されました。民主党の役員人事では、代表選を闘った樽床氏を国対委員長に、また幹事長には枝野氏、選対委員長に安住氏を起用しました。「官邸の一体性、内閣の一体性、党の全員参加」を重視する考えを示した菅次期首相。山積する課題にどう対処していくのか、また民主党支持率が回復してきた中で、参院選に向けてどこまで力を発揮できるのかが焦点となりそうです。明日は新内閣がいよいよ発足されます。(竹内久乃)
6月4日、民主党新代表となった菅直人氏が第94代の総理大臣に指名された。6月5~6日に行われたJNNの世論調査では、菅氏を支持する人は「66.7%」にのぼり、民主党の支持率は回復したが、普天間基地の移設や政治とカネの問題、郵政改革法案をはじめとする重要法案の成立など、鳩山前政権が残した課題はたくさんある。新内閣の閣僚人事や民主党の役員人事、会期末が迫る国会や参議院選挙の日程はどうなるのか、果たして菅次期政権の船出はいかに。
【放送後記】
突然の鳩山首相の辞意表明から、2日間で代表選、首相指名が行われ菅直人氏が選出されました。民主党の役員人事では、代表選を闘った樽床氏を国対委員長に、また幹事長には枝野氏、選対委員長に安住氏を起用しました。「官邸の一体性、内閣の一体性、党の全員参加」を重視する考えを示した菅次期首相。山積する課題にどう対処していくのか、また民主党支持率が回復してきた中で、参院選に向けてどこまで力を発揮できるのかが焦点となりそうです。明日は新内閣がいよいよ発足されます。(竹内久乃)

2010年6月3日放送
#1309 「東京都青少年健全育成条例改正案 ~「非実在青少年」をめぐる規制と自由~」
ゲスト:山口貴士弁護士
解説:社会部 杉本純基
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
東京都議会での採決が迫る青少年健全育成条例の改正案。「非実在青少年」に象徴される不明確な条文をめぐり、表現規制につながるのではとの危惧がある。果たして条文の何が問題なのか。そして改正案は今後、都議会でどのような展開を迎えるのか。ゲストに表現規制などの問題に詳しく、改正案に反対の立場である山口貴士弁護士、都庁担当の杉本記者と共に伝えた。
【放送後記】
東京都議会で採決されようとしている青少年健全育成条例の改正案。条文の中には、なかなか理解しづらく曖昧で解釈が分かれる部分もあり、多くの批判が寄せられたため都はガイドラインを作りました。18才未満として表現されるアニメや漫画のキャラクターを「非実在青少年」とし、「健全な成長を阻害する」おそれがあるものは規制する、というものに対し、表現規制につながるのでは、といった反発があります。「子供を守ること」の必要性と共に、規制する上で、誰もが納得し、理解できる条文にする必要があるのかもしれません。(竹内久乃)
東京都議会での採決が迫る青少年健全育成条例の改正案。「非実在青少年」に象徴される不明確な条文をめぐり、表現規制につながるのではとの危惧がある。果たして条文の何が問題なのか。そして改正案は今後、都議会でどのような展開を迎えるのか。ゲストに表現規制などの問題に詳しく、改正案に反対の立場である山口貴士弁護士、都庁担当の杉本記者と共に伝えた。
【放送後記】
東京都議会で採決されようとしている青少年健全育成条例の改正案。条文の中には、なかなか理解しづらく曖昧で解釈が分かれる部分もあり、多くの批判が寄せられたため都はガイドラインを作りました。18才未満として表現されるアニメや漫画のキャラクターを「非実在青少年」とし、「健全な成長を阻害する」おそれがあるものは規制する、というものに対し、表現規制につながるのでは、といった反発があります。「子供を守ること」の必要性と共に、規制する上で、誰もが納得し、理解できる条文にする必要があるのかもしれません。(竹内久乃)

2010年6月1日放送
#1308 「日本の調査捕鯨を考える」
ゲスト:元IWC日本代表代理 政策研究大学院大学 小松正之氏
ゲスト:グリーンピース・ジャパン事務局長 星川淳氏
解説:専門記者室 杉尾秀哉
担当キャスター:竹内久乃
【テーマ】
捕鯨国と反捕鯨国の対立が続き、長らく機能不全に陥ってるIWC=国際捕鯨委員会。今年4月、議会正常化を目指し、IWC議長が妥協案を提示したが、オーストラリア政府は日本の調査捕鯨を「事実上の調査捕鯨だ」と批判し国際司法裁判所に提訴するなど、まとまる気配はない。いまだ捕鯨反対派からの反発が強い日本の調査捕鯨とは。そして日本が捕鯨にこだわる理由とは…。
【放送後記】
日本は1987年に商業捕鯨を中断してから南極海で調査捕鯨を開始しました。調査捕鯨は鯨の数や生態、汚染状況を科学的に調査するため行われていますが、日本では捕獲した鯨は販売などされ、その翌年の調査経費の一部に当てられています。これは国際捕鯨取締条約8条2項で認められていますが、反捕鯨国からの反発があるのも現状です。5月31日、オーストラリア政府は日本の南極海での調査捕鯨廃止を求めて司法裁判所に提訴。日本政府は、調査捕鯨は「研究目的の捕鯨を認める国際捕鯨取締条約に基づいたもの」と主張していますが、オーストラリア政府は「事実上の商業捕鯨だ」として強く非難しています。課題山積の捕鯨問題。解決する上でも、何よりも捕鯨国、反捕鯨国が互いに歩み寄り、じっくり話し合う場が必要であるということを改めて感じました。(竹内久乃)
捕鯨国と反捕鯨国の対立が続き、長らく機能不全に陥ってるIWC=国際捕鯨委員会。今年4月、議会正常化を目指し、IWC議長が妥協案を提示したが、オーストラリア政府は日本の調査捕鯨を「事実上の調査捕鯨だ」と批判し国際司法裁判所に提訴するなど、まとまる気配はない。いまだ捕鯨反対派からの反発が強い日本の調査捕鯨とは。そして日本が捕鯨にこだわる理由とは…。
【放送後記】
日本は1987年に商業捕鯨を中断してから南極海で調査捕鯨を開始しました。調査捕鯨は鯨の数や生態、汚染状況を科学的に調査するため行われていますが、日本では捕獲した鯨は販売などされ、その翌年の調査経費の一部に当てられています。これは国際捕鯨取締条約8条2項で認められていますが、反捕鯨国からの反発があるのも現状です。5月31日、オーストラリア政府は日本の南極海での調査捕鯨廃止を求めて司法裁判所に提訴。日本政府は、調査捕鯨は「研究目的の捕鯨を認める国際捕鯨取締条約に基づいたもの」と主張していますが、オーストラリア政府は「事実上の商業捕鯨だ」として強く非難しています。課題山積の捕鯨問題。解決する上でも、何よりも捕鯨国、反捕鯨国が互いに歩み寄り、じっくり話し合う場が必要であるということを改めて感じました。(竹内久乃)
