番組ラインナップ

ニュースの視点
事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。
限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。

「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、
時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、
ニュースバードのキャスターが、政治部、経済部、社会部、
海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。

2009年10月29日放送

#1229 「伝統文化を守れ! ~日本に渡った京劇俳優~」

ゲスト:京劇俳優 張紹成氏
解説:「報道の魂」プロデューサー 岩城浩幸
担当キャスター:柴山延子

【テーマ】
200年の歴史を持つ中国の伝統文化「京劇」。私たちニュースバードは、中国を離れ日本で活動する1人の京劇俳優・張紹成氏を、約1年間に渡って取材してきた。張氏の演目には、今では中国で誰も演じることのできないものもある。中国の伝統文化が日本で守られているという皮肉な現状。2009年10月、建国60周年という大きな節目を迎えた中国。躍進的な経済成長により、国際的な存在感を高めているが、伝統文化の現状はどうなのか。京劇を通し、伝統文化の継承・あり方について考えた。
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2009年10月27日放送

#1228 「参議院補欠選挙 民主2勝 ~臨時国会運営への影響は~」

解説:専門記者室 岩城浩幸
担当キャスター:汾陽麻衣

【テーマ】
鳩山政権交代後初の国政選挙となった参院統一補欠選挙は10月25日、投開票が行われ静岡と神奈川の2つの選挙区で民主党の新人が当選した。今回行われた補欠選挙の結果が、10月26日に召集された臨時国会にどのように影響を及ぼすのか、新たな内閣を発足させてから、40日の鳩山政権の行方とともに検証した。

【放送後記】
静岡と神奈川の参院補欠選挙は、民主党政権の未だ衰えぬ勢いを裏付ける結果となりました。そんな中始まった政権交代後初の論戦の場となる臨時国会。様々な問題が山積する中、鳩山政権は、脱官僚を掲げていたにも関わらず、日本郵政の社長に元大蔵事務次官を起用したり、在日アメリカ軍の基地問題では、「見直しの方向で臨む」という文言が総理の演説から消えるなど、“ぶれ”も目立ち始めたように思えます。しかし、補欠選挙からも見てとれるように依然高い支持率を保っています。演説で述べた「戦後行政の大掃除」「平成維新」を実行し、国民の期待に応えてほしいものです。(汾陽麻衣)
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2009年10月22日放送

#1227 「東京モーターショーあす開幕 ~最新エコカー大集合~」

ゲスト:日本自動車ジャーナリスト協会 石川真禧照副会長
担当キャスター:竹内久乃

【テーマ】
2年に1度のクルマの祭典「第41回東京モーターショー」が開幕。自動車メーカー各社は、ハイブリッド車や電気自動車などを多数展示し、環境分野などの最先端技術をアピールした。一方で、今年目立ったのはスポーツカーなど、走る楽しさを追求した車。厳しい自動車不況や減少し続ける国内市場、若者の車離れなどを背景に、各社とも「エコカー」開発と共に「走る楽しみ」を持つ車の開発にも力を入れている。各社の戦略を探った。

【放送後記】
いよいよ始まる東京モーターショー!自動車不況の影響などで、海外メーカーの参加は少なくなったものの、国内メーカーの魅力がより際立ったものとなっています。今年は『日本カー・オブ・ザ・イヤー』30周年を記念した展示会も開催されており、これまで受賞した懐かしの車も多数展示されています。ハイブリッド車や電気自動車、プラグ・イン・ハイブリッド車や燃料電池車など、各々の特徴を活かし状況に応じて使い分けることが必要なのかもしれません。今後より素晴らしい国内メーカーの車造りを目指すためにも、国や地方の協力は不可欠でしょう。今年は中学生以下まで入場料無料、乗用車だけでなく二輪自動車の体験試乗コーナーもあるので、子供から大人まで、一日中楽しめます。ぜひ、東京モーターショーへ足を運んでみては如何でしょうか。(竹内久乃)
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2009年10月21日放送

#1226 「JALは経営再建できるのか ~タスクフォースと金融支援~」

解説:経済部長 中西正利
担当キャスター:柴山延子

【テーマ】
日本航空の再建計画は、前原国土交通大臣直轄の経営再建専門家チーム主導のもと、月内のとりまとめにむけ大詰めを迎えている。専門家チームは銀行側に対し債権放棄・追加融資を、財務省に公的資金の投入を求めるなど、徐々に再建策の中身が見えてきた。しかし、銀行・財務省双方とも、専門家チームの再建案が実現可能かどうかに疑問を投げかけている。はたして再建策は実行されるのだろうか。
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2009年10月20日放送

#1225 「来年度予算 概算要求 ~過去最大95兆円超 削減は可能か~」

ゲスト:ニッセイ基礎研究所 櫨浩一経済調査部長
担当キャスター:黒塚まや

【テーマ】
来年度の概算要求がまとまり総額は95兆円を超え過去最大となった。「子ども手当」などマニフェスト実行のための予算が重くのしかかった形だが、鳩山政権は今後、予算見直しのために政治力を発揮する必要があり、新政権はその実力を問われる最初の正念場を迎える。果たして「ムダ」は削減できるのか。そして日本の景気にはどのような影響を与えるのか。解説にニッセイ基礎研究所の櫨浩一調査部長を迎えて概算要求を考えた。

【放送後記】
予算削減はこれほど厳しいものなのか…。過去最大規模に膨れ上がった概算要求ですが、マニフェストに掲げている事項要求は実現して欲しいとの思いもあります。税収も落ち込み財源確保も難しい状況ではありますが、今後の行政刷新会議の行方を見ながら、鳩山政権の手腕に注目したいと思います。(黒塚まや)
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2009年10月15日放送

#1224 「鳩山政権発足から1か月 日米関係に新時代到来か」

ゲスト:拓殖大学 海外事情研究所 川上高司教授
解説:アメリカ総局長 金平茂紀
担当キャスター:黒木奈々

【テーマ】
鳩山政権発足から1か月、日米関係は新たな局面を迎えようとしてる。「核廃絶」や「気候変動」の問題など、日米が連携し国際社会をリードすべき課題がある一方、「在日米軍再編」や「インド洋での給油活動」など、日米間にはいくつもの懸案事項がある。来年2010年は日米安保条約50周年。「緊密で対等な日米関係」を掲げる鳩山首相とオバマ大統領の下、日本とアメリカは真の戦略対話を築いていけるのか。アメリカにおける日本政治研究の第一人者として知られるジェラルド・カーティス教授が先月、ニューヨークのコロンビア大学で行った講演のダイジェストと共に、今後の日米関係を占った。

【放送後記】
日々、鳩山内閣の各大臣の動きなどをニュースでお伝しています。内政では早くも課題が山積していますが、外交は・・・?今回、日米間に横たわる様々な懸案事項を検証しましたが、いずれの問題にせよ、閣内の意見の幅の調整が急務なのではないでしょうか。新政権誕生で、日本にもようやく二大政党制の兆しが生まれてきた、など海外からポジティブな見方が出てきているという話を番組内でもご紹介しましたが、そう悠長なことも言っていられない現状が多々あります。受け身外交にどのような「change」があるのか?。まずは11月に初来日するオバマ大統領と、新たな方向性を見出せることが出来るのか、注目です。(黒木奈々)
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2009年10月14日放送

#1223 「鳩山首相 初のアジア外交 ~日中韓首脳会談~」

解説 政治部 樋口真佳
担当キャスター:汾陽麻衣

【テーマ】
10周年を迎えた日中韓首脳会談では、中国・温家宝首相が直前に北朝鮮を訪問していたこともあり「北朝鮮問題」に多くの時間が費やされた。また、鳩山首相が「東アジア共同体」の推進を呼びかけたが、その具体像はいまだ見えてこない。東アジアが抱える様々な問題をどのようにして解決していくのか、日中韓首脳会談での成果と課題について考えた。

【放送後記】
韓国・中国を訪問し初めてのアジア外交デビューを終えた鳩山首相。10年前の日中韓首脳会議とは打って変わって今回は、終始和やかムードだったようです。一番時間が割かれた問題はやはり北朝鮮問題。他には東アジア共同体構想やCOP15に向けた協力などが話し合われました。東アジア共同体構想に関しては、以前から鳩山首相が提唱していたものですが、輪郭があまりはっきりとせず、抽象的でイメージが見えてこないのが実情です。共同体構想の提唱の裏にはアジア外交に積極的な鳩山首相・民主党政権の姿勢が伺えますが、実現するに至るまでに、アメリカとの良好な関係を維持し続ける事も重要になってくるでしょう。アジアでの存在感を示しつつ、アメリカとの同盟関係も保ちながらあらゆる課題に取り組んでいく…。デビューを終えたこれからが鳩山総理の手腕が試される時です。(汾陽麻衣)
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2009年10月13日放送

#1222 「CEATEC JAPAN2009報告 ~最先端技術から見えるもの~」

解説:経済部 斎藤暁
担当キャスター:黒塚まや

【テーマ】
千葉・幕張メッセで行われたアジア最大のデジタル家電とIT技術の国際見本市『CEATEC JAPA2009』の注目技術を紹介。今年の目玉は、より進んだエコ関連技術と映像が立体的に見える3D対応テレビ。太陽電池や省エネ家電を組合せCO2排出量ゼロを実現するモデルハウス展示など、各社の狙いを探った。

【放送後記】
魅力的な電化製品やロボットなどが展示される一方、不景気が反映され出展企業は去年より減少しました。最先端の技術に触れられるまたとない機会ですが、その在り方や今後について、より魅力をアピールしていく開催方法が求められるのではないでしょうか。(黒塚まや)
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2009年10月8日放送

#1221 「6か国協議再開を示唆 北朝鮮の狙いは」

ゲスト:防衛省防衛研究所 武貞秀士統括研究官
担当キャスター:汾陽麻衣

【テーマ】
国交樹立60年を迎えた北朝鮮と中国。記念式典に参加するため訪朝していた温家宝首相が5日、金正日総書記と会談した。その席で金総書記は条件付きながら「6か国協議の復帰」を示唆。これまでミサイル発射と2度に渡る核実験に対する国連安保理の制裁決議に反発し「6か国協議には2度と参加しない」と表明していた北朝鮮。彼らの真の狙いは何なのかを検証した。

【放送後記】
首相就任後、初めて訪朝した温家宝首相。金総書記自ら空港で出迎え抱擁するシーンは、世界に向けて両国の友好関係をアピールする演出のようにも見えました。北朝鮮にある地下資源の独占開発の権利など経済面を始め、6か国協議の議長国としての立場を改めて示したい中国。中国からの経済支援は維持し、6カ国協議復帰の意思はあるというカードをちらつかせ、米朝協議でアメリカとの国交正常化を狙う北朝鮮。ゲストの武貞さんによると、アメリカは米朝の2国間協議を望んでおり、早期にアジア外交に参加したいというのが本音だということです。そんな中、残る日本・韓国・ロシアはどう対応していけばいいのでしょうか。6か国協議では核放棄はもちろんのこと、日本としては長年の懸案事項である拉致問題も進展させなければなりません。北朝鮮が中国カード、アメリカカードなどを巧みに使い、したたかな外交戦術を繰り返す中、アジア外交重視を示している鳩山政権は、くすぶり続ける北朝鮮問題をどこまで解決することができるのでしょうか。(汾陽麻衣)
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2009年10月7日放送

#1220 「イラン核査察 25日実施で合意」

ゲスト:電力中央研究所 鈴木達治郎研究参事
担当キャスター:中村亜裕美

【テーマ】
核兵器の開発疑惑の持たれるイランが、新たに建設しているウラン濃縮施設について、IAEA(国際原子力機関)が今月25日に査察することになった。この建設中のウラン濃縮施設について、イランのアラグチ駐日大使が、JNNの単独インタビューに応じた。「ウラン濃縮をやめる意思はない」というイランに対し、国際社会はどう対応すればよいのだろうか。
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2009年10月6日放送

#1219 「建国60周年 中国の今」

解説:専門記者室 岩城浩幸
担当キャスター:柴山延子

【テーマ】
今月1日、中国は建国60周年を迎え、北京の天安門広場で祝賀式典が行われた。去年の夏は北京五輪を成功させ、来年5月からは上海万博を開催するなど、国際的な存在感を高めている中国。建国60周年という節目のイベントで、中国が国の内外にどのようなメッセージを発したのか。祝賀式典から見える中国の今とは。
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