JNNドキュメント
地上波では、地域ごとにしか見ることのできない
地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る
日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーを
お送りします。
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- ○2012年10月○
- 10月 2日(火)「笑顔が失われたとき~認知症と向き合う~」 制作:SBC信越放送
- 10月 9日(火)「作らまいか!電気自動車~町工場が挑んだ500日~」 制作:SBS静岡放送
- 10月16日(火)「あなたの側にいます~在宅医療に取り組む医師たち~」 制作:UTYテレビ山梨
- 10月23日(火)「ありがとうを伝えたくて~12歳の思いをつめたお弁当~」 制作:NBC長崎放送
- 10月30日(火)「トジカンミィ~縁を結ぶ 島の花嫁~」 制作:MBC南日本放送

10月23日(火)午後11時~
「ありがとうを伝えたくて~12歳の思いをつめたお弁当~」
制作:NBC長崎放送 2012年4月15日(日)放送
ナレーション:寄川淑仔
○内容○
長崎県にある口之津小学校の6年生は37人。小学校最後の学校公開日に来校する家族を驚かすため、6年生全員であるサプライズを企画した。それは、手作りのお弁当を渡す計画。提案したのは、福田泰三教諭(45)だ。
“食が子どもの心を育てる”という思いで、みそ汁やお弁当作りなどを通して“食育”を実践してきた。その結果、料理をしたことがなかった子どもたちが、1年後には献立から段取りまでを自分たちで考え実践できるようなった。修学旅行は九州大学へ行き、食の重要性を大学生の前でプレゼンテーションもした。台所に立つことで自分自身を「お母さんや家族に喜ばれる存在」と実感し、周囲への感謝の心も芽生えてきた。
家族への作文には、「12年間育ててくれてありがとう」「産んでくれてありがとう」と感謝の言葉が並ぶ。学校公開日の最後、子どもたちは手にお弁当と作文を持って、家族の背後から静かに近づいていく。
「おかあさん!」クラスは家族の驚きと喜びで満ちていく。
長崎県にある口之津小学校の6年生は37人。小学校最後の学校公開日に来校する家族を驚かすため、6年生全員であるサプライズを企画した。それは、手作りのお弁当を渡す計画。提案したのは、福田泰三教諭(45)だ。
“食が子どもの心を育てる”という思いで、みそ汁やお弁当作りなどを通して“食育”を実践してきた。その結果、料理をしたことがなかった子どもたちが、1年後には献立から段取りまでを自分たちで考え実践できるようなった。修学旅行は九州大学へ行き、食の重要性を大学生の前でプレゼンテーションもした。台所に立つことで自分自身を「お母さんや家族に喜ばれる存在」と実感し、周囲への感謝の心も芽生えてきた。
家族への作文には、「12年間育ててくれてありがとう」「産んでくれてありがとう」と感謝の言葉が並ぶ。学校公開日の最後、子どもたちは手にお弁当と作文を持って、家族の背後から静かに近づいていく。
「おかあさん!」クラスは家族の驚きと喜びで満ちていく。


10月9日(火)午後11時~
「作らまいか!電気自動車~町工場が挑んだ500日~」
制作:SBS静岡放送 2012年5月27日(日)
ナレーション:瀧川鯉昇
○内容○
製造業が好調だった30年ほど前からバブルの時代まで、自動織機や自動車産業が盛んな静岡県浜松市も好景気に沸き、木型屋を営む高柳力也(※)さんも幸せな日々が続いていました。ところが時代は変わり、下請け会社に大不況の風が吹き始めました。
そこで、高柳さんはある決断しました。「車の部品を作っていたのだから、車を作る」と。それも当時は珍しかった電気自動車を。周囲は「バカだ」「無謀だ」と、こき下ろしますが当の本人はどこ吹く風。財産を売り飛ばし、子どもの教育費にまで手をつけて6000万円もの大金を投入しました。
自動織機から始まり、オートバイ、車、ピアノと日本でも有数の工業都市・静岡県浜松市。「やらまいか(やってやろうの方言)」精神のもと、仲間が集まり電気自動車作りに挑みました。ハンドメイドの車に付いた売値は600万円。試乗会で車の受けは良いものの、価格の話になると客は全く寄り付きません。
去年の東京モーターショーでは大手メーカーもこぞって電気自動車を発表しました。実売価格は70万円ほど。高柳さんの車の10分の1程です。そこで特長を出そうと、他にない充電スピードの実現を試みます。そして、一番こだわったのがメイドイン浜松。部品も含めて、全て地元のものを使いたかったのですが、肝心のモーターが浜松にはありません。そこで、畑違いのモーター作りにのめり込むことになります。
数々の失敗を繰り返し、果てしない挑戦が続きます。
※…高柳力也さんの「高」は「はしごだか」です。
製造業が好調だった30年ほど前からバブルの時代まで、自動織機や自動車産業が盛んな静岡県浜松市も好景気に沸き、木型屋を営む高柳力也(※)さんも幸せな日々が続いていました。ところが時代は変わり、下請け会社に大不況の風が吹き始めました。
そこで、高柳さんはある決断しました。「車の部品を作っていたのだから、車を作る」と。それも当時は珍しかった電気自動車を。周囲は「バカだ」「無謀だ」と、こき下ろしますが当の本人はどこ吹く風。財産を売り飛ばし、子どもの教育費にまで手をつけて6000万円もの大金を投入しました。
自動織機から始まり、オートバイ、車、ピアノと日本でも有数の工業都市・静岡県浜松市。「やらまいか(やってやろうの方言)」精神のもと、仲間が集まり電気自動車作りに挑みました。ハンドメイドの車に付いた売値は600万円。試乗会で車の受けは良いものの、価格の話になると客は全く寄り付きません。
去年の東京モーターショーでは大手メーカーもこぞって電気自動車を発表しました。実売価格は70万円ほど。高柳さんの車の10分の1程です。そこで特長を出そうと、他にない充電スピードの実現を試みます。そして、一番こだわったのがメイドイン浜松。部品も含めて、全て地元のものを使いたかったのですが、肝心のモーターが浜松にはありません。そこで、畑違いのモーター作りにのめり込むことになります。
数々の失敗を繰り返し、果てしない挑戦が続きます。
※…高柳力也さんの「高」は「はしごだか」です。
