JNNドキュメント
地上波では、地域ごとにしか見ることのできない
地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る
日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーを
お送りします。
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- ○2009年12月○
- 12月 1日(火)「水俣病2度目の幕引きへ~加害者救済法成立~」 制作:RKK熊本放送
- 12月 8日(火)「フクちゃん桜ふるさとに接ぐ~横山隆一・生誕100年の追想~」 制作:KUTVテレビ高知
- 12月15日(火)「海の余命~2050年サンゴが消える日~」 制作:MRT宮崎放送
- 12月22日(火)「はたらく~“大失業時代”の中で~」 制作:CBC中部日本放送

12月22日(火)PM11:00~
「はたらく~“大失業時代”の中で~」
2009年5月29日(金)放送 制作:CBC中部日本放送
ナレーション:渡辺美香(CBC)
○内容○
「はたらく」とは「傍を楽に」すること、という昔の言葉がある。
「はたらく」ことは国民の権利であり義務である、と憲法には定められている。
半世紀前、「所得倍増計画」で始まった日本の高度経済成長。はたらいて、はたらいて、豊かになったこの国はいま、100年に一度と言われる大不況の中で20万人もの非正規労働者が職や住まいを失う非常事態に陥っている。
寺坂亮さん(25歳)は、去年派遣切りにあって失業。身体障害者を介護するアルバイトで生活している。全くの未経験で、はじめは意志の疎通も出来なかったが、今はヘルパー2級の資格を目指している。趣味は半年前に始めたばかりのギター。彼に介助を依頼している阿部真澄さん(22歳)は、脳性マヒの重度身障者。ほぼ全身が不自由だが、施設で暮らしながら働こうとしている。
田村真一さんも派遣切りにあい失業。自分がまとめ上げた仕事を正社員に教えるよう命じられ、それが終わると首を切られた。違法行為だと労働局に訴えた田村さん。
藤井克彦さんは33年間、ボランティアで失業者の相談に乗っている。
モノがあふれる中、貧困が広がっていくのは一体なぜなのか。自分も貧しい少年時代を送った藤井さんは、失業者を支えながら問い続ける。
去年秋から始まった不況で人生は大きく変わった。
番組では「はたらく」ことはどうあるべきことなのか、彼らの姿を通じて効率最優先になった現代社会の断面を提示する。
「はたらく」とは「傍を楽に」すること、という昔の言葉がある。
「はたらく」ことは国民の権利であり義務である、と憲法には定められている。
半世紀前、「所得倍増計画」で始まった日本の高度経済成長。はたらいて、はたらいて、豊かになったこの国はいま、100年に一度と言われる大不況の中で20万人もの非正規労働者が職や住まいを失う非常事態に陥っている。
寺坂亮さん(25歳)は、去年派遣切りにあって失業。身体障害者を介護するアルバイトで生活している。全くの未経験で、はじめは意志の疎通も出来なかったが、今はヘルパー2級の資格を目指している。趣味は半年前に始めたばかりのギター。彼に介助を依頼している阿部真澄さん(22歳)は、脳性マヒの重度身障者。ほぼ全身が不自由だが、施設で暮らしながら働こうとしている。
田村真一さんも派遣切りにあい失業。自分がまとめ上げた仕事を正社員に教えるよう命じられ、それが終わると首を切られた。違法行為だと労働局に訴えた田村さん。
藤井克彦さんは33年間、ボランティアで失業者の相談に乗っている。
モノがあふれる中、貧困が広がっていくのは一体なぜなのか。自分も貧しい少年時代を送った藤井さんは、失業者を支えながら問い続ける。
去年秋から始まった不況で人生は大きく変わった。
番組では「はたらく」ことはどうあるべきことなのか、彼らの姿を通じて効率最優先になった現代社会の断面を提示する。


12月8日(火)PM11:00~
「フクちゃん桜ふるさとに接ぐ~横山隆一・生誕100年の追想~」
2009年5月17日(日)放送 制作:KUTVテレビ高知
ナレーション:伊藤周子
○内容○
1909年(明治42年)5月17日、高知県堺町に生まれた漫画家・横山隆一さんが、今年生誕100年を迎える。
戦前戦後の世相に明るいユーモアを提供し続けた漫画「フクちゃん」の原作者で、日本を代表する文化人はもとより政財界の人々からも「遊びの天才」「人生の達人」と慕われた。
毎年、鎌倉の横山邸で開催された「花見の会」には、著名人をはじめ地元のフクちゃんファンが大勢集い、夜更けまで土佐流の宴会が続いた。
2001年11月8日、翌年開館する「横山隆一記念まんが館」を待たずに横山さんは旅立った。そして…今。
鎌倉の旧邸で横山さんの日々を見つめていた八重桜の若枝が、ふるさとの地で花を咲かせている。
高知の“フクちゃん桜”に集う人々の追想とともに、混沌として閉塞感が漂う世相へのメッセージとして「横山隆一の我が遊戯的人生」を届ける。
1909年(明治42年)5月17日、高知県堺町に生まれた漫画家・横山隆一さんが、今年生誕100年を迎える。
戦前戦後の世相に明るいユーモアを提供し続けた漫画「フクちゃん」の原作者で、日本を代表する文化人はもとより政財界の人々からも「遊びの天才」「人生の達人」と慕われた。
毎年、鎌倉の横山邸で開催された「花見の会」には、著名人をはじめ地元のフクちゃんファンが大勢集い、夜更けまで土佐流の宴会が続いた。
2001年11月8日、翌年開館する「横山隆一記念まんが館」を待たずに横山さんは旅立った。そして…今。
鎌倉の旧邸で横山さんの日々を見つめていた八重桜の若枝が、ふるさとの地で花を咲かせている。
高知の“フクちゃん桜”に集う人々の追想とともに、混沌として閉塞感が漂う世相へのメッセージとして「横山隆一の我が遊戯的人生」を届ける。
