JNNドキュメント

JNNドキュメント 毎週(火) 午後11:00〜12:00

地上波では、地域ごとにしか見ることのできない地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーをお送りします。

2020年06月放送

2020年06月30日放送

蒼の願い 〜ルワンダと岩手とリンドウと〜

制作:IBC岩手放送

約50年に渡り栽培が続けられてきた安代りんどう。
世界市場に挑戦、アフリカルワンダでの栽培にも力を入れている。
気高く可憐な蒼の花に込める生産者や、関係者の想いとは?

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2020年06月23日放送

カーロと家族の10か月 〜盲導犬候補の子犬を育てる〜

制作:RCC広島放送

海田町に住む家族4人の岸田家。長年飼っていた犬を亡くし、静まりかえった家に明るさを取り戻すため、そして子どもたちに思いやりの心を育んでほしいと、母・麻里子さんがパピーウォーカーに応募することを決めました。
 しかし、パピーウォーカーの活動はハプニングの連続。畳の上でおしっこしたり、うんちを漏らしたり…ドタバタの毎日がスタートしたのです。
カーロの成長とともに、家族にも変化が見えました。思春期の長男・優作くんは「別れが辛い」と言いながら家族には見せない優しい眼差しでカーロをなでる。その姿を見て母・麻里子さんは「優作が優しくなった」と話します。長女・優姫ちゃんは、まるでお姉さんになったかのようにカーロの世話をし、自立心が芽生えてきた様子。
 カーロがやって来てから、家族そろってお出かけすることも増えました。家族4人じゃなくて「5人」そう優姫ちゃんは言います。日に日に深まる、カーロと家族の絆。その一方で必ずおとずれる別れ。
最後の日、カーロはどんな表情で、家族は何を思うのか…。
 岸田家を離れたあと、カーロは神奈川県の訓練センターに移動します。それには、カーロの今後の進路に関する、ある理由がありました…。
今、盲導犬を必要としている人は全国で約3000人と言われてる一方、活動中の犬は950頭に過ぎないのが実情です。そんな中、日本盲導犬協会は、盲導犬の育成を強化しようと3年前、広島に新たな訓練拠点を作りました。
それが、サテライト広島です。このサテライト広島の大きな役割のひとつが、盲導犬候補生の子犬を生後2か月から1歳までの10か月間、ボランティアで育ててくれる一般家庭(=パピーウォーカー)の確保と育成です。番組は、初めてパピーウォーカーに挑戦する岸田さん家族に密着!広島では馴染みのなかったボランティア活動を知ってもらい、盲導犬候補の子犬と暮らした家族の成長も描きます。

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2020年06月16日放送

日々好日なり〜妻と私の老老介護〜

制作:MRT宮崎放送

結婚して50年の櫛間俊夫(76)さんと道子さん(75)夫婦。約5年前、道子さんはレビー小体型認知症と診断された。今では、要介護度は4となり、思うように話すことも一人で歩くことも、難しくなった。そんな妻を夫が介護しながら2人での生活を続けている。
介護の日々は、早朝から始まる。デイケアに行く妻の弁当作り、トイレや食事の介助など。近くには、長男家族が暮らすが「負担はかけられない、限界が来るまでは自宅で介護する」と話す俊夫さん。しかし、自身も週3回4時間の透析が欠かせない状態。
介護の日々を支えている1つが、同じ男性介護者たちとの交流だ。周囲とのつながりや福祉サービスを活用しながら介護生活を続ける夫婦。
2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると言われる中、妻を介護する男性たちは少なくない。かつて、家事や子育てを妻に任せ、仕事に打ち込んできた夫たちが今、介護という現実に直面している。自宅での介護を選んだ櫛間さん夫婦の日々を通して老老介護の現状、夫の思いに迫る。

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2020年06月09日放送

岡山経済同友会 教育フォーラム 〜暮らしの中のSDGs〜海ごみから瀬戸内海を守ろう!

制作:RSK山陽放送

多島美を誇る瀬戸内海。今や世界中から注目される私たちの故郷の海は、実は島々が、海岸が、海底が多くのごみで溢れてしまっているのが現状だ。
その海ごみの多くは、内陸から出た私たちの「生活ごみ」・・・しかも決してポイ捨てだけが原因ではない。更に海に流れ出たごみは、巡り巡って私たちに最悪の形で返ってくる恐れもあるという。
ならば海ごみをなくすため明日から私たちに出来ることはないのか?11月23日に開催した岡山経済同友会・教育フォーラムでの議論に加え、山陽女子中学・高校地歴部の活動への密着取材を交えて「海ごみゼロ」の未来を模索する。

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2020年06月02日放送

笑顔が咲く畑 〜人生を見つめる時間〜

制作:MRT宮崎放送

2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると言われる中、2017年に宮崎県都城市に、ある協議会が発足した。その名も「都城三股農福連携協議会」。
 「農福連携」は、主に障害者などが農業を通して社会参画を実現しようという取り組みだが、この協議会では認知症高齢者に農作業に参加してもらい、自信や生きがいを取り戻してもらおうと取り組んでいる。
 この「都城三股農福連携協議会」の発起人は、都城市で農業を営む、岡元一徳(おかもと・かずのり)さん(47歳)と弟の孝仁(たかひと)さん(45歳)。50年以上農業を営んできた母親がアルツハイマー型認知症を発症したことをきっかけに、農業と認知症を組み合わせることを思いついた。
協議会では、認知症など精神疾患の専門病院に畑を作り、認知症高齢者たちと一緒に農作業を行っている。病院内では感情を表に出さない患者たちも、我先に畑へと出てくる。数週間前のことは忘れていても、何故か畑で学んできたことは覚えているのだ。野菜や花だけではなく、認知症高齢者の笑顔も生み出す小さな畑の2年間の記録。

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