2020年01月28日放送
食の記憶を未来へ〜郷土料理コーディネーターのレシピ集〜
制作:南日本放送
【内容】
霧島市で15年前から毎年秋に開催されている食のイベント「霧島・食の文化祭」。
メインの企画「家庭料理大集合」は、霧島の人々が普段食べているものを持ち寄るというものだ。
立ち上げたのは、様々な食育活動を行なうNPO霧島食育研究会の代表・千葉しのぶさん。管理栄養士でもある千葉さんは、お年寄りから話を聞く中で、霧島の料理につまっている知恵に驚き、家庭料理は地域の食文化の宝だと気づきます。
千葉さんは、霧島のおばあちゃんたちからの聞き取りを続け、集めたレシピをまとめ、毎年レシピ集にしています。レシピには必ず、その料理への思いやエピソードを添えます。千葉さんが一番伝えたいのは、「食の記憶」だと語ります。これまでに集めが
レシピの数は1800を越えました。
料理の数だけ、作る人、食べる人の思い出があります。料理の背景にある「食の記憶」を伝え、ふるさとの食を未来へ繋ごうという取り組みを追いました。
2020年01月21日放送
笑顔の法則〜海人が生きた25年〜
制作:北陸放送
【内容】
去年12月11日、加賀市の三ツ出海人(みつで かいと)さんが呼吸不全のため、25歳で亡くなりました。全前脳胞症という先天性の障がいで、
話すことも体を動かすこともできませんでした。しかし、人が悲しい顔をすると悲しい顔に、嬉しい顔をすると笑顔を返してくれます。
両親は障がいがあっても地域の子ども達と一緒に学ばせたいと地元の小学校と中学校に通わせました。海人さんの通夜には海人さんの笑顔に励まされ、
勇気をもらえたと300人を超える人が集まり、
その死を悼みました。海人さんの「笑顔の法則」と言ってもいいほど、その笑顔に癒されながら、各々の問題に向き合う勇気を得ていたようです。
彼の存在が周囲の人々にどんな影響を与えたのでしょうか。25年間、家族が向き合い続けてきた障がい者への差別や偏見、家庭介護の困難さ、
教育現場の問題などを明るみにしながら、海人さんが教えてくれたことを考えます。
2020年01月14日放送
SING OR DIE
制作:中部日本放送
【内容】
愛知出身、
1年間に実に300回のライブを日本全国で行う
ロックバンド「絶叫する60度」に密着。
人生を賭けてライブステージに立ち続ける2人の女性ボーカルの
素顔に迫る!
「絶叫する60度」、愛知県出身のロックバンド。
日本中を飛び回って、年間300回ものライブをこなす。
ボーカルは2人の女性
魁 (かい)は発達障害の、元引きこもり。
もんてろは 、フィリピン人の元いじめられっ子 。
仲 が悪く、ほとんど口さえも聞かない2人のリードボーカル 。
そんな バンドの日常に密着する。
2020年01月07日放送
コイビト〜山里に育む美しき生命〜
制作:新潟放送
【内容】
新潟県発祥の文化・ニシキゴイ。今、国魚に向けた動きや、
2億円を超える高額な値がついたことで一気に注目されています。
その美しく優美な姿は、一体どのようにして生まれるのか。
番組では長岡市山古志のコイ生産者の一年に密着。
そこで見えてきたのは
生産者達のコイ作りに掛ける情熱努力と、ニシキゴイの希少性です。
血筋や系統を大事にし、観賞魚としての価値を高める日々の作業。
メディアでは報じられることのないコツコツと重ねた苦労の結果が
ニシキゴイの存在を可能にするのです。
また、山古志の自然にゆだねたコイ作りは、恵みを受ける一方、リスクも
免れません。2004年の中越地震で生産者達が守ったものとは…
表面的な華やかさだけではない、
先人達が育ててきた文化を受け継ぎ
次の時代につなげていくコイと共に生きる人々を
描きます。