JNNドキュメント

JNNドキュメント 毎週(火) 午後11:00〜12:00

地上波では、地域ごとにしか見ることのできない地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーをお送りします。

2019年10月放送

2019年10月29日放送

復興の青写真〜熊本地震の被災者たちは、いま〜

制作:熊本放送

【内容】
3年前の熊本地震で震度7の揺れを2度、記録した熊本県益城町。壊れて住めなくなった住宅の再建が進むなか、町が区画整理事業を実施すると決めた。地震の被害が大きかった町の中心部の28.3ヘクタールの区域で、道路や公園などを再配置して災害に強いまちづくりをめざすという。個人の土地も含まれ、事業の完成は10年後、それまで自宅の建て替えなどが制限される。
益城町の模型店主、小嶺隆さん(69)の自宅も区画整理の対象だ。小嶺さんは去年夏、自宅を再建した。建物は安全のために平屋に。区画整理が始まれば、この家も建て直すことになるかもしれない。それでも小嶺さんが自宅の再建を急いだのは次女・典子さん(42)のためだった。典子さんは事故の後遺症で右半身にまひが残っていて、車いすと家族の介助が欠かせない。
区画整理では住宅街の道路も見直される。小嶺さんたちの地区では、住民たちが話し合いを重ね、安全で利用しやすい道路を町に要望した。だが、示された計画にはその思いは組み込まれていなかった。被災した住民たちに重くのしかかる区画整理事業、彼らが地震前の落ち着いた生活を取り戻すのは、いつになるのだろうか。

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2019年10月22日放送

破天荒社長の型破りけ経営術〜楽しいTシャツの作り方〜

制作:北陸放送

【内容】
ストーリー性のあるデザインとメイドインジャパンにこだわった丈夫で着心地の良さが人気のTシャツ「「OJICO」。同ブランドを立ち上げたのが有限会社チャンネルアッシュの越原裕幹社長です。
とにかく見た目も言動も破天荒な越原社長、その経営哲学も
「百貨店催事が主戦場」「顧客第三主義」「全社員が売り場に立つ」
など型破りなものです。金沢発のTシャツメーカーが、今では
国内はもとより海外からも注目される人気ブランドになりました。
楽しいTシャツを生み出す破天荒社長の経営術に迫ります。

2019年10月15日放送

自立と共生〜それでも私は働きたい〜

制作:rkb毎日放送

【内容】
福岡市内の短大に通う日高美咲さんは、おしゃれが好きなイマドキの女子学生だ。しかし脊髄性筋萎縮症という全身の筋力が低下していく難病を患っていて、手や顔以外はほとんど動かすことができない。それでも、卒業後は就職を目指している。「働くこと」が自立につながると考えるからだ。
「障害者が働くこと」を「健常者」はどのように受け止めるべきなのか。幼いころに失明し、その後聴力も失った東京大学の福島智教授は「自分とは別の価値観があるということを身近に感じることは、障害のない人たちにとっても必ずプラスに働く」と語る。
「働いて自立する」という「普通」のことを実現するために葛藤する若者たちの姿を描く。

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2019年10月08日放送

キックオフ−この町と生きる− コバルトーレ女川 不屈の13年

制作:東北放送

【内容】

東日本大震災を乗り越え、
今シーズンから念願のJFL昇格を成し遂げた
女川町のサッカーチーム 「コバルトーレ女川」。

チーム設立初期からの独自、密着取材から見えた、
“地域に寄り添う”チームのありようを
余すところなく描きます。

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2019年10月01日放送

家族の肖像

制作:テレビ山梨

【内容】

2019年1月、甲府市は開府500年を迎えた。この記念すべき年を盛り上げようと、甲府市は開府500年記念事業の一環として、フェイスブックやインスタグラムといったSNSに、甲府のイベント情報や、大正期、昭和期の写真を掲載していた。
その1つに昭和50年代のお祭りや初詣などとともに、ある家族の懐かしい生活が写し出された8ミリフィルムがあった。
そのフィルムを所有する女性は、30年前に甲府から離れ、埼玉県で暮らしている。当時女性は、父を病気で、また兄を交通事故で失い、さらに母までも・・・。立て続けに肉親を亡くすという辛い思い出ばかりの甲府から背を向けて生きてきた。しかし、開府500年のフェイスブックを見たことで、父の8ミリフィルムの存在を思い出し、「役に立てば」と甲府市に送った。その映像が18分間に編集されフェイスブックにアップされると、反響を呼び、女性の心にも再生の灯が・・・。
当初、処分を考えていた実家にも、若い夫婦が居住を希望し、眠っていた家に再び灯がともり始めた。8ミリフィルムが導いた不思議な縁で、2つの家族の物語が動き出し、女性の甲府に対する想いを、そして人生までをも変えていく・・・。
 誰にも止める事が出来ない時代の移ろいの中で、家族の在り方も様変わりしている。しかし、ふとした時に気づく家族の「温もり」にはいつの時代も変わらぬ包容力があるのではないか・・・その「温もり」をもう一度見つめ直したい。

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