JNNドキュメント

JNNドキュメント 毎週(火) 午後11:00〜12:00

地上波では、地域ごとにしか見ることのできない地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーをお送りします。

2017年09月放送

2017年09月26日放送

おひさま家族〜色素性乾皮症を抱えて〜

制作:静岡放送

[内容]
色素性乾皮症(XP)は、遺伝子異常により、太陽の紫外線を浴びると火傷のような水疱ができ、やがて皮膚がんが発生する病気だ。患者は家の中に光が入らないようにしたり、外出の際には紫外線遮断のフィルムを張った宇宙服のような帽子をスッポリかぶったりする対策をとっている。国内の患者は推定500人。治療法は見つかっていない。加えて、この病気の深刻な点は、患者の殆どが年齢を重ねるにつれ重度の神経障害が加わり、30歳になる頃にはほぼ死に至る事だ。患者が「生きる事」とは、すなわち死に向かってのスケジュールを辿っていくことに他ならない。
色素性乾皮症の少年・清麟太郎くんを知ったのは7年前。3人兄弟の真ん中で、父の清 淳一さん、母の京子さんは日焼け止めクリームを一日何度も塗る事、外に出る時は紫外線カットの帽子を被ること以外、兄・龍太郎くん、弟・道太郎くんと同じ様に育てていた。
当時の「りんくん」(麟太郎くん)は外遊びが大好きで、自転車を軽やかに漕ぎ、お日様に大きな声で挨拶をする元気な少年だった。毎週末は祖父母の家で過ごし、新聞配達の手伝いをする。日差しの弱い朝夕の新聞配達の時間はりんくんが太陽と触れ合える時間だ。文子さんはりんくんの病気を知ってもらおうと、7年前に「りんくんとおひさまとしゃぼんだま」という絵本を自費出版した。
現在13才のりんくんは、7年前より歩行が困難になり、補聴器が手放せず、言語障害もひどくなった。中学は特別支援学校に変えざるを得なかったが、家族は手話を練習し、リハビリを続けている。父・母・祖父母、それぞれが麟太郎くんの将来を想いはじめている。祖母はりんくんの言葉を書き残そうと2冊目の本を作り始めた。
そんな矢先、家族の絆を確認する事件が起きた…。                   
初回放送:2017年5月5日(金)

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2017年09月19日放送

子どもたちの明日〜元教師がタイで貧困を考えた〜

制作:RKB毎日放送

2017年09月12日放送

水なしトイレ社長の挑戦〜アフリカ救うゴミの山〜

制作:北陸放送

石川県金沢市の明和工業。社員わずか51人の中小企業だが、自慢の技術と大きな夢がある。その技術の一つが家畜の糞や汚泥の「炭化」というニッチな技だ。栄養豊富な汚泥から作られる炭は「有機肥料」としての活用が期待されている。そして、この技術の販路として大きな期待を寄せているのがアフリカ大陸だ。2016年8月にアフリカ・ケニアで開かれた国際会議「TICAD」、安倍首相も出席してアフリカ諸国への支援を約束した。
都市部への急激な人口の流入に悩むケニア。河川から湖へと流れ込むゴミや汚泥は大きな環境問題となっている。明和工業ではこの国際会議に参加するアフリカ諸国の首脳や要人に直接働きかけ、アフリカを「緑の大陸」へと夢を語った。
北野滋社長の毎朝の日課は、会社の敷地内に密かに作った水を使わないトイレでの用足し、玄関わきの水槽には水質浄化のシンボル「ドジョウ」が飼われています。今、明和工業をアフリカや中央アジアなど途上国の企業や学生たちがひっきりなしに視察に訪れています。社員僅か51人の中小企業が持つオンリーワンの技術、そして広大な途上国の市場。その「底力」と「挑戦」は地方活性化のあるべき姿、地域企業で働く魅力を示します。
初回放送:2016年12月23日(金)

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2017年09月05日放送

証言ドキュメント『広島県警のいちばん長い日』もうひとつのオバマ訪問記

制作:中国放送

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