［内容］
ここ数年、首都圏を中心に全国に活動の輪を広げる「こども食堂」。
ひとり親など、生活に困窮する世帯への支援の一環で、地域で食卓を囲み、だんらんの時間を共有する場です。岩手県盛岡市でも、昨年1月にNPO法人が運営する「こども食堂」がスタートしました。
岩手県の「子どもの貧困率」は13．9％（2012年）で、全国平均とほぼ同じですが、前回調査（2007年）から深刻さを増しており、震災の影響が見て取れます。番組では「食」を通じてひとり親世帯の孤立を防ぎ、地域のセーフティネットを再構築する取り組みを追いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
制作：IBC岩手放送
初回放送：2017年2月28日（火）

［内容］
福岡県宗像市に浮かぶ小さな島、地島。ここでは14年前から島外の小学生を迎え入れ、1年間の「漁村留学」を行っている。2016年4月、島に5人の子供たちがやってきた。親元を離れ初めての共同生活、自然の暮らしの中で子供達はどう成長するのか？カメラは、子供たちが初めて島に来た日から島を離れる2017年3月まで、その成長ぶりを追った。
今村遥斗君(10)は熊本出身の小学5年生。しかし、留学が始まった10日後には熊本地震が発生し実家も被災する。心を痛める遥斗君だが、漁村留学を頑張ると決意。夏休みには消防署員の父と一緒に被災地を回り、それを自由研究としてまとめあげると、コンクールで見事優秀賞を受賞する。
ムードメーカーの田中洸心君（9）は、実家が料理店を営む大の食いしん坊。9月に行われた島の一大イベント「全島大運動会」では、乗れなかった一輪車で奇跡の演技を披露し、感動を呼ぶ。
留学前は魚が苦手だった水城里埜ちゃん（9）、内気な平原瑞樹くん（9）にしっかり者の瀬戸山円ちゃん（10）…。美しい島の風土に育まれながら、祭りやキャンプ、文化祭と数々の経験で少しずつ成長していく5人の姿。それぞれが目標をもって島での 暮らしに向き合い、日に日に違った顔を見せていく。仲間との絆を深め、不安な気持ちや困難に立ち向かい苦手なことを 克服していく子供たち。大人になって年をとるとついつい失いがちな“前へ進む勇気”を子供たちの姿に教えられるはず。
この番組は、実は大人たちへの大切なメッセージなのです。
制作：RKB毎日放送
初回放送：2017年5月6日（土）