JNNドキュメント

JNNドキュメント 毎週(火) 午後11:00〜12:00

地上波では、地域ごとにしか見ることのできない地方局制作のドキュメンタリー番組を毎週お届けします。
TBSの日本全国28局の系列局、JNN(Japan News Network)が誇る日本各地の取材班が、時間をかけて紡いだ秀逸のドキュメンタリーをお送りします。

2021年10月26日放送

コロナ禍の立山

制作:TUTチューリップテレビ

富山・長野両県にまたがる北アルプスを貫く立山黒部アルペンルート(総延長37.2キロ)。年間90万人近くの登山者や観光客が訪れ、このうち外国人客が24万人を占める。
2020年も例年通り4月中旬に全線開通したが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、たった3日間で営業休止に追い込まれた。
静寂に包まれた北アルプスの雲上の世界。立山から人の姿が消えた。ありのままの大自然がむき出しとなり、山小屋で働く人たちはこれまで見たことのない立山が広がっていたと語った。普段なら聞き逃していた山々を流れる風の音や雪解け水のせせらぎ。そして…。霊山・立山の「神の使い」とされる国の特別天然記念物「ライチョウ」の鳴き声が雪原に響き渡っていた。
そして2か月後、政府が東京との往来自粛を解除した6月19日以降、立山にも登山者が少しずつ戻ってきた。立山観光は夏から秋にかけピークを迎え、山小屋には大勢の登山者や観光客が訪れる。山小屋は登山者に宿泊や休憩の場を提供するだけでなく、登山道の整備や登山者への情報提供、遭難者の救助など幅広い役割を担っている。
そのため、多くの山小屋は感染防止のため、マスクや消毒液の配備のほか、定員削減などの対策を講じ、営業を再開した。
一方、水源がなく、手洗いなどの対策がとれない山小屋は今シーズンの休業を余儀なくなされた。
登山者・観光客の増加に伴い、増大する感染リスク。3密の環境がそろう立山の山小屋は感染者を出さずに無事シーズンを終えることができたのか…。新型コロナに翻弄された立山の山小屋を追った。

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2021年10月19日放送

音楽の灯よ 消えないで 〜福田廉之介 21歳〜

制作:RSK山陽放送

現在スイスに拠点を置く福田廉之介さん(岡山・赤磐市出身)は、若くして数々の国内外のコンクールで受賞し、世界を股にかけて活躍する新進気鋭のヴァイオリニストだ。そんな福田さんにとって2020年は大きく飛躍する年…のはずだった。
新型コロナの影響で次々にコンサートは中止となり、観衆を前に演奏する機会を半年もの間失ってしまった。
音楽を届けることが自分の「喜び」であり「使命」…それを果たせず悩み苦しみ、それでも前を向き続ける21歳の今に迫った。

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2021年10月12日放送

この手で、わが街を 〜熊本地震から5年 夢追う少女の記録〜

制作:RKK熊本放送

炎天下での仕事に汗を流す、藤川優茉さん。熊本県内で土木の仕事に就く、いわゆる土木女子だ。女性のなり手が少ないこの仕事を目指したのには5年前の出来事がきっかけだった。
2016年4月14日と16日、熊本地方を震源とする最大震度7の揺れが熊本県を襲った。一連の地震で2度の震度7の揺れを観測したのは史上初めて。県内では43000棟以上の住宅が全半壊、亡くなった人は関連死を含めると270人にのぼった。
地震発生から3週間。当時中学3年生だった藤川さんも、御船町にある自宅が一部損壊し、車中泊が続く。通学する中学校は避難所となり、自宅に帰れない多くの人たちが身を寄せ、不安な日々を過ごしていた。そんな地域の人を励まそうと立ち上がった藤川さん。吹奏楽部の仲間と避難所演奏会を開いたのだ。演奏を聞いた被災住民から貰った、たくさんの感謝の言葉に「地域のためにできることを今後も続けたい」と思うようになった藤川さん、将来の夢の出発点になった。「自分の手で、ふるさとの再生を手掛けたい」藤川さんは一歩を踏み出した。熊本地震から5年。二十歳になった藤川さんに小さな奇跡が起こる。

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2021年10月05日放送

ツレのハンバーグ

制作:CBCテレビ

名古屋市中区東別院。その交差点に、大きくて目立つ看板がある。 その看板の下にある小さなお店「パーラーペコペコ」。
シェフは黒田英利さん、35歳。クロちゃん。取材ディレクターの小学校時代からの友人(ツレ)です。 5年前から、奥さんの淳子さんと二人で、「パーラーペコペコ」を切り盛りしています。
お店の自慢はハンバーグ。和牛100%、良く焼きのウエルダン。特製デミグラスソースをかけたハンバーグは、お店の人気商品です。
ハンバーグが人気で、常連客もついて、順調に見えた「パーラーペコペコ」。しかし、2年前。クロちゃんに大腸癌が見つかります。手術は成功。しかし、世はコロナ禍。ただでさえ飲食店には厳しい状況下で、基礎疾患持ちのクロちゃんは、激減するお客にも負けず頑張っています。
取材の堀ディレクターが、そんなクロちゃんの姿を、友人ならではの目線で、静かに描きます。
ナレーションは、人気アーティスト、クリープハイプのボーカル尾崎世界観さん。こうしたドキュメンタリー番組のナレーションは初挑戦の尾崎さんの朴訥とした素直な語り口が、番組の魅力を一層引き立てます。

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