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2021年1月放送開始!井沢元彦「逆説の日本史/戦国覇王編」

井沢元彦「逆説の日本史/戦国覇王編」

作家・井沢元彦の人気シリーズ『逆説の日本史』から「戦国覇王編」がテレビ化される。その主人公は近世への道を開いた「破壊王」そして「第六天魔王」と呼ばれる、織田信長。当時の常識や、中世の壁を打ち破ろうとする実行力を持ち、なおかつ天才的な発想の持ち主であった。日本の歴史には様々な英雄が登場するが、信長こそ「世界史級の偉大な人物」とされる理由とは、一体何だろうか?
この番組では信長の生涯を6つのテーマに分けて解説する。「天下布武と平安楽土の戦略」「織田信長の変革」「信長vs宗教勢力の大血戦」「新しき権力の構築」「神への道の挫折」「『本能寺の変』の真相と果たせなかった夢」がテーマとなる。
ナレーションは前シリーズ『井沢元彦/日本史真髄』(4月~全12回 同チャンネルにて放送)に続き、TBSアナウンサー・長岡杏子、斎藤哲也が担当する。また、『コミック版 逆説の日本史』(小学館刊)シリーズで井沢とタッグを組む気鋭の漫画家・千葉きよかずが、迫力のイラストで番組をあざやかに彩り、テレビ版ならではの世界観をお届けする。
「生ける神」となることを目指していた信長。そして、その天才性と苛烈な生涯を、井沢史観に基づき、分かりやすく、かつ大胆に解説していくこの番組。 日本史好きの視聴者にとっては必見である!

■<井沢元彦コメント>

日本の歴史には様々な英雄が登場します。
その中でも私は、織田信長こそ世界史級の人物であると確信しています。それは彼が中世の古い扉を打ち壊し、近世への道を開いた革新者であったのみならず、「破壊王」かつ「第六天魔王」であったからなのです。それはどういうことなのでしょうか?
彼のマニフェストを反映した「天下布武」の印影や、経済活性化政策である「楽市・楽座」、「関所撤廃」などは良く知られていますが、実は彼が真に偉大なのは、宗教勢力による現実社会への干渉を打ち破ったことにあるのです。しかもそれは人々の「信教の自由」を認め、なおかつ狂信的な宗教団体のみを弾圧するという制限的・革新的なものでした。それゆえ彼以後の日本人は、宗教対立による血みどろの殺し合いから解放され、江戸時代を通じて近代的な市民社会の基盤を築くことに成功するのです。その反面、日本人が宗教というものに関して、あまりにも無知になってしまったという弊害は生まれたのですが・・・(笑)
今回の新番組『逆説の日本史/戦国覇王編』をご覧になって、日本の歴史学界が全く気づいていない織田信長の優れた宗教政策を理解して頂くと共に、既存の政治的・宗教的権威を超越するために、彼が本気で「生ける神」となることを目指していたことを認識して頂ければ幸いです。

【井沢元彦プロフィール】

1954年生まれ。1970年代末から80年代にかけて、TBS報道記者として勤務。ライフワークとして取り組んでいる『逆説の日本史/小学館刊』は総発行部数572万部のロング&ベストセラーとなっている。

放送情報

『逆説の日本史/戦国覇王編』

■放送チャンネル
CS放送 TBS NEWS

■放送日時
TV初 2021年1月10日(日)から
毎週(日)午後10時~10時15分 全12回

放送日時詳細はこちらのpdfをご確認ください。 放送日時詳細はこちらのpdfをご確認ください。
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■出演
井沢元彦/【ナレーション】長岡杏子、斎藤哲也(TBSアナウンサー)/【イラスト】千葉きよかず
※放送内容、放送日時は予告無く変更となる場合があります。

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