6月20日。
左利きの父が、左手を骨折しました。
1人で山に登り、下山している最中に、
5回転んだそうです。
1回目から3回目までは
ただ転んだだけだったそうですが、
4回目に転んだ時に、
左手首を岩に強く打ち付け、出血。
そして、
5回目に転んだのが致命傷となって、
完全に骨折したといいます。
父が骨折した時、
山内家の家族ラインには
母から
速報メッセージが連投されました。
「速報!」
「〇〇」←父の名前
「登山の練習に行き、下山で5回転び、左手骨折!」
「昨年の足の指骨折に続き、今年は左手!」
「今回はちょっと大きいです!」
「友人との利尻旅行はキャンセルになりそうです!」
「パンツも脱げません!」
「以上、現場からでした!」
…このように、母からのラインが
あまりにもポップだったので
文面を見て、私は大笑い。
昔から私の父はお調子者で、
プールでカバの置物に乗っていたら
滑って転んで腰を打ったり…
トイザらスのホッピングコーナーで
試し乗りをして
滑って転んで大けがをしたり…
スケート場で転んだ弟を助けようと
猛スピードで助けに行き、
滑って転んで股関節を痛めたり…
とまあ、昔から
いろいろなエピソードを作ってくるので
相変わらずドジだなあ、と思いました。
そんな父が骨折した次の日は、
6月21日。
そう、父の日でした。
今はとても便利な世の中で、
実家にわざわざ足を運ばなくても、
ラインのプレゼント機能で
相手に何でも送ることができます。
だから私は、お見舞いもかねて、
父が大好きなお酒を
ラインギフトで贈りました。
すると父から、すぐに返信が。
感謝のラインかと思い、
携帯を開くと、
「骨のくっつきが悪くなるから
しばらく禁酒なんだ…」という文字。
「ごめん」と思うと同時に、私はまた、
画面の向こうで静かに笑ってしまいました。
7月7日。
お仕事がお休みだったので、
久しぶりに実家に帰ることにしました。
父が骨折をしてから会うのは初めてで
骨折談義が繰り広げられるのを楽しみに
私はわくわくしながら電車に乗りました。
実家の玄関で「おかえり」という父。
腕を見るとがっつりギプス姿で、
いかにも骨折した人が
そこに立っていました。
母親からの速報ラインが
あまりにもポップだったので
そこまで重症ではないと思っていたのですが、
思った以上にしっかり骨折していたため、
「大丈夫?!」と、
反射的に心配の言葉が出ました。
案の定、
父はあまり大丈夫ではなさそうで、
「本当は今日まで、
北海道の利尻に行って
山に登る予定だったんだ…。」と
とてもげんなりしていました。
リビングで話をよく聞くと、
7月の北海道旅行のために
1人で登山の練習をしに行ったところ
前の日に降った雨によって
山道がぬかるんでいて、
何度も足を取られて転び、
骨折したそうです。
もちろん、北海道旅行はキャンセル。
趣味のジムにも行けなくなったと。
なんとも不憫な男でございます。
そんな不憫な男を見ながら、母は、
「な~んか今回、
大きなケガすると思ったのよね」
「だからね、登山の前日に、
パパの体の周りで
お香たいたの」と呑気に供述。
謎のお香をたく前に、
山に行く父を
止めてくれよと思いましたが、
そんな話を繰り広げながらも
私は一つ、
気になっていることがありました。
それは、
「今まで全く骨折していなかった父が、
去年あたりから
急に骨折するようになったこと」
そのことを二人に話すと
父も母も、「確かに…」と頷きます。
「去年、足の指を骨折したのって何で?」
と聞くと、
高いカメラを持って山口県に行き、
写真を撮っている最中に
そのカメラを落としそうになり
「これは高いカメラだ・・・!!」と
足で受け止めた際に
骨折した、と話す父。
「もしかして今回の登山にも
あのカメラ持って行った?」と聞くと
「…持って行った。」と。
父があのカメラを買ってから、
骨折する回数が明らかに増えた、
と思った私。
母も「絶対あのカメラが原因だわ」と賛成。
それから山内家の中であのカメラは、
「呪いのカメラ」として扱われています…笑
今では父の骨折もかなり良くなりまして、
先日、父・母・私の3人で、
夜に飲みに行けるほどになったので
もう左手の心配はなさそうですが、
あのカメラは、もう本当に、
どこにも持って行かないでほしいです。
【小さなご報告】
そういえば私も、
サウナですっころんで失った
左足の小指の爪がだんだん生えてきました。
(5月8日の私のコラム参照)
父の腕もそうですが
人間の再生能力って、凄いですねぇ。
皆さんも、お怪我には気をつけて下さいね。