宮城県の太平洋沿岸部に位置する
仙台市荒浜地区。
2011年3月11日に発生した
東日本大震災で
津波による大きな被害を受けた地域のひとつです。
津波の脅威や教訓を今一度学ぶため
仙台市立荒浜小学校の震災遺構を訪ねました。
校舎は震災当時のまま残され
被害の大きさをうかがい知ることができます。
津波は校舎2階まで押し寄せましたが
避難していた児童や住民らは
教職員の誘導のもと屋上に逃れるなど
全員無事に救助されています。
さらに印象的だったのは、こちらの展示です。
思い出を書き留めた記憶の旗を立て
震災前の荒浜の街を模型で復元しています。
自然とともにあった
人々の豊かな暮らしが想像できる一方、
一瞬にしてその生活を奪った
自然災害の恐ろしさも感じられました。
津波は必ずまたやってくる。
日頃から備え、災害を想定した訓練を続けることで
自分と大切な人の命を守ることにつながると強く感じた日でした。