先日、女性アナウンサーを中心とした
勉強会に参加してきました!
講師は
”伝説の記者”と呼ばれる清水潔さん。
「桶川ストーカー殺人事件」では、
警察より先に容疑者を見つけ、
捜査における
警察の不祥事をスクープしました。
また、栃木県と群馬県で
少女が相次いで誘拐・殺害された事件
「北関東連続幼女誘拐殺人事件」では、
既に「足利事件」の犯人とされていた
無期懲役囚の冤罪を疑い、
テレビを通してDNA再鑑定を提起。
再鑑定が行われた結果、無罪となりました。
清水さんは、「調査報道(※)」に
こだわって取材をされています。
(※報道機関が、犯罪や汚職などを
独自に取材・調査し報道する事)
著書も拝読しましたが、
メディアの可能性を改めて感じました。
そして、今回集まったのは
仕事に人生に迷える子羊達だったので・・・笑
話の中心は、
「何の為に報道するのか?」という
メディアの基本に。
若手向けの勉強会を開いて下さっている
私の尊敬する
原元美紀アナウンサーも加わり、
参加者の悩みを
バシバシ切っていきます。。。笑
ここからは私の考えですが、
結局、マスコミは「世の為」に
報道するのだと思います。
こんな事があった、と広く知ってもらい、
二度と同じ事を起こさない為に。
マスコミは幸せなニュースだけでなく
辛いニュースも放送しますし、
相手が聞いてほしくない事を
聞かなければいけない場面もあります。
そういう時に、
「私が聞き辛いから聞かなくていいや・・・」
と言い訳したり、
「聞いたら相手が可哀想だから・・・」と
思い込んで聞き逃したりしないように
しなければならない。
さらに、番組も
「視聴者の為になる」ように、
「時にまじめに時に楽しく、
番組を盛り上げる為」にやるもので、
決して
「“私”が目立つため」
「“私”が内輪に評価されるため」
にやるものではないんですよね。
そこを間違えずに続けていけば、
応援してくれる人が
増えていくのかな、と思います。
講義の中で、こんな話題があがりました。
「日曜の夜10時に、
知らないスーツの女がピンポーン・・・と
インターホンを鳴らしてきた。
出てみると
『近くでこんな事件があったんです。
何か知っていたら話を聞かせて
もらえませんか?』
と言ってきた。
この後に相手が何て言ったら
『しょうがないな、話してやるか』と
なりますか?
これが
" 相手の立場に立って考える" という事だ」
皆さんはどうですか?
もし私がメディアの仕事に
関わってなかったら、
「こんな夜遅くに・・・」とか
「面倒臭い・・・」とか
「今すっぴんだし・・・」とか
思ってしまうかもしれません。笑
私がインターホンを鳴らした時に
皆さんに出てきてもらえる、
そんな心ある人になりたいな、と
改めて思いました。