大好きな町、置戸町。
北海道・北見市の南西部に位置しています。
北海道の難読地名の1つですが、
読み方は「おけとちょう」。
東京からは、女満別空港へ行き、
そこから車で1時間半くらいの場所です。
3年前に取材に行った時に、
町で盛んな林業を生かした工芸品の
「オケクラフト」に魅せられ、
町の雰囲気や人も大好きになり、
それからお気に入りの町になりました。
先日、その置戸へ行き、
オケクラフト製作を体験してきました。
こちらが職人さんが作ったオケクラフト。
曲線が滑らかでとても美しいですよね。
温かみがあり、手に取ると
しっかりフィットする感じがとても好きです。
今回挑戦するのはマイ「箸」製作。
まずは、カバ、ナラ、サクラの中から
素材となる木を選びます。
私が選択したのは「サクラ」。
木目が素直にまっすぐはいっていて、
白すぎず、濃すぎず、
優しい色合いが気に入りました。
最初は四角柱の木の4つの角を
少しずつカンナで削って、
八角柱にしていきます。
油断をすると、あっという間に
面がなくなって六角柱に・・・
慌てて修正をしました。
もじゃもじゃの削りカスが
どんどんどんどん溜まっていきます。
このもじゃもじゃも可愛い。
職人さんに「もっと力抜いていいよ~」と
言われてしまいましたが、
少し削る場所がずれると
取り返しのつかないことになりそうで
どうしても力が入ってしまう私。
気がついたら2時間が経っていました。
ようやく、職人さんからOKがでて、
紙やすりパートに突入。
写真手前の目の荒いものから、
箸全体を再び削っていきます。
八角柱の面を残しつつ、
細く磨いていくのがなかなか難しい。
夢中になりすぎて
瞬きも息もするのを忘れていました。笑
荒い目の紙やすりで凹凸をすべてなくしたら、
細かい目の紙やすりでさらに滑らかに。
最初はざらざらしていた木片が、
ずっと触っていたくなるほど
さらさらになりました。
仕上げは、長く使うことができるように、
あまに油とミツロウを熱したものを
箸全体に染みこませ、コーティング。
コーティングを乾燥させて、
できあがったのがこちら!
自分の手のサイズに合わせて作った
世界に一つだけのマイ箸が完成しました!
本当はもっと先端を細くしたかったのですが、
タイムオーバーで断念。
でも長時間かけて必死に取り組んだので、
ぽってり感が愛おしく感じます。
ちなみに、こちらが
今回教わった職人さんのオケクラフト。
一度製作体験をすると、いかに均等に
まあるくするのが大変かがわかります。
それぞれの木の
特徴を活かしたお椀も素敵ですが、
カーリングのストーン型のキャンディポットが
とても可愛くて一目惚れしました。
職人技に脱帽です。
マイ箸ができあがったら、
集中力が途切れて、一気に腹ペコに。
置戸名物のタレかつ丼を食べに行きました。
卵で閉じていないのが特徴。
醤油ベースのたれがあっさりとしていて、
衣もサクサクしていて食べやすい。
お米も甘みがあっておいしかったです。
ボリュームもあり、大満足でした!
最後にお店を出ようとしたら、
3年前の自分の色紙を発見。
まだ貼っていただいていました!
ありがたい...
今回は短時間の滞在だったので、
またゆっくり置戸に来たいです。