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#23「ちぃ 答える」
脚本:大久保智康 絵コンテ:佐山聖子
演出:小沢一治 作画監督:斎藤雅和

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ちいの誘拐騒動も何とかおさまって、本須和にフツーの日常生活が戻ってきた。 新保は清水先生と一緒に暮らすために引っ越すこととなったが、相変わらず予備校では一緒でつるんでいる。よろこんでのバイトには相変わらず励んでいたし、ちぃもチロルでバイトを続けていた。

以前と変わらぬ日常――。

しかし、前と同じに見えるけれど少しずつ違っていることを本須和は感じていた。

「オレ、ちぃがどんなパソコンなのか、ゼンゼン知らない。今まではそれでいいと思ってたけど……この先、ちぃにまた何か起きて、ちぃがとんでもないことになった時……今のままじゃオレ、何も出来ない。だから今は、ちいの事、ちゃんと知っておきたいんだ。」

そして本須和は、稔に『Chobits』の調査を頼んでいたのだった。
稔の調査によると、パソコンの創世記の頃、パソコンの開発に関して、政府と開発者との間に何かしらの揉め事が発生してしまったのだという。そしてその時、開発者達が政府に隠れて、“ある目的”の為に作ったものが『Chobits』シリーズなのだという。
けれど、その“目的”が何なのかは、いまだ判らない状態であった。そして、その調査のために徹夜を続けた稔が、倒れてしまうのだった。
その事に責任を感じる柚姫。自分にもっとマシンパワーがあれば、稔にこんなに負担はかけなくて済むのにと、彼女は自分を責めるのだった。 そんな柚姫に、政府機関へのハッキングを小島はそそのかす。
そうして、思い詰めた柚姫は――。

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