#1 2025.10.7 On Air
都心で働くビジネスマンの海老原勝男(竹内涼真)は、「女の幸せは、家で料理を作って愛する人の帰りを待つこと」という古い価値観を持ついわゆる“亭主関白男”。好きな料理は同棲中の彼女・山岸鮎美(夏帆)が作る筑前煮。しかし、毎日手の込んだ鮎美の手料理を食べては、「しいて言うなら、おかずが茶色すぎるかな」など“アドバイス”として感想を伝え、一方の鮎美もそれに納得し、二人にとっては他愛もない食卓を囲んでいた――。
そんなある日、勝男は入念な準備の上、鮎美に完璧なプロポーズを決行する。しかし鮎美に「んー、無理」と、あっさりフラれてしまい…。
仕事も容姿も完璧、鮎美とも仲良くやっていたはずの自分がなぜフラれたのか。落ち込みながらも、新たな恋を求めて合コンへ出かける勝男だったが、話せば話すほど、自分を好意的に見ていたはずの女性陣が、自分から引いていくのを感じてしまう。
「世界よ、俺が鮎美と付き合っている間に変わってしまったのか!?」
思い悩む勝男は、会社の後輩からの提案で、いつも鮎美が作ってくれた筑前煮を作ってみることに。すると、自分にもできると思い込んでいた“料理”があまりに難しく手間のかかる作業だったことを知り…。
一方、別れた後の鮎美は、見慣れない仲間たちと何やら不穏な場所にいて――。
恋人ファーストがゆえに自分を見失った女・鮎美と、時代に取り残されたパーフェクト男・勝男。2人の別れから始まるラブストーリーの行方は!?