| カリラ | 「そのちゃんアメリカ行きかよ」 | |
| 八千代 | 「もしかしてC³部存続の危機じゃん?」 | |
| れんと | 「でも」 | |
| カリラ | 「ん?」 | |
| れんと | 「ゆらちゃん帰ってきましたし」 | |
| ほのか | 「そうね。きっといろんな事があってかえってきたんだと思う。だからC³部は大丈夫」 | |
| そのら | 「ああ。じゃ始めるぞ『よい子のためのサバゲー講座 第11回:知って誰得サバゲー用語』だ!」 | |
| カリラ | 「誰得なのかよ」 | |
| そのら | 「じゃわたしからだ。まず最初は『トリガーハッピー』! 初心者がまず最初に患って、希にそのまま進行する謎の病気だな。だろ? カリラ?」 | |
| 八千代 | 「確かにカリちゃん先輩撃ちっ放しじゃんね。ランボー戦とか」 | |
| そのら | 「とにかくフルオートで撃ちまくるとアドレナリンが出て快感だって気持ちはわかるけどな。多弾マグにハイサイカスタムで弾幕張るだけのゴリ押し勝利ばっかりだとゲームの戦略戦術の選択肢が無くなってつまんないんだ。だからベテランゲーマーはあんまりやらないな」 | |
| ほのか | 「だからサバゲーフィールドによっては1ゲームあたりの弾数制限してる所もあるのよね」 | |
| れんと | 「だいたい1ゲームあたり300発くらいです。ハイサイクル銃だと15秒でなくなりますね」 | |
| カリラ | 「でもM60みたいな分隊支援火器の軽機関銃は弾数無制限だったりするぜ?」 | |
| そのら | 「でもカリラはP90でも撃ちまくりだろ?」 | |
| カリラ | 「うぬぬぬぬ……」 | |
| そのら | 「じゃ次の誰得キーワード」 | |
| 八千代 | 「はい! 『武装解除』の話は?」 | |
| そのら | 「ああ、それいいかもな」 | |
| ほのか | 「フィールドではだいたい午前10時からはじまって午後4時でゲーム終了なのよ。最初のゲームでヘルメット、プレートキャリアにマガジンポーチめいっぱいとダンプポーチ、スコープやフラッシュライトでさらに重くなったエアガン、そしてサブウエポンのハンドガンと、とにかくゴテゴテとフル装備で出撃した人が、だんだん疲れてきてまずヘルメットをやめて、ハンドガンもプレートキャリアもオミットして、最後はBDUも脱いでTシャツとハンドガンだけで出撃するのよね」 | |
| れんと | 「フル装備は疲れます」 | |
| カリラ | 「で、開始直後に突撃して1分でヒットされてセイフティーゾーン帰って休憩。まさに逆ゾンビ?」 | |
| 八千代 | 「勝ち負けとかだんだんどーでも良くなっちゃうんじゃん?」 | |
| そのら | 「でも夏の炎天下で無理してフィールドでひっくり返ったらアホだからな。サバゲーはやってて楽しけりゃそれでいいんだ。はい次っ」 | |
| れんと | 「『対戦車戦闘』はどうですか?」 | |
| そのら | 「あるある。段ボールで作った『戦車』だろ?」 | |
| 八千代 | 「あれ、意外と面白いんだよっ!」 | |
| ほのか | 「たいていのフィールドではバリケード動かしたり何かを防弾盾にして遊ぶの禁止なんだけどね。でも特別ルールで『戦車アリ』みたいなこともやってるのよ」 | |
| そのら | 「水風船手榴弾投げて段ボール湿らせてそこに集中砲火とかな。貫通して中の人に当たったらヒットだ」 | |
| カリラ | 「まさにガールズ&パンツァーイェーガー(対戦車猟兵)だな。略してガル……」 | |
| ほのか | 「こらあっ。そういう事言わないっ!」 | |
| そのら | 「もうひとつくらい誰得用語解説してみるかな。セミオート戦とかリアカン戦とか」 | |
| ほのか | 「セミオート戦は文字通り、フルオート射撃禁止で単発射撃だけで戦うルールね」 | |
| 八千代 | 「サバゲー上手下手がもろにでるんだよね」 | |
| ほのか | 「リアカンっていうのはリアルカウントの略。エアガンのマガジンは多弾マガジンじゃないノーマルマガジンでも70〜90発装填できるんだけど、あえて実銃と同じ、20〜30発しかたま込めしないルール。ヒストリカルゲームとかでよくやるのよ」 | |
| そのら | 「誰も無駄撃ちしなくなるんだよな(笑)」 | |
| れんと | 「フィールドが静かになります」 | |
| カリラ | 「そんなのつまんないだろ? やっぱサバゲーはトリガーハッピーだぜ?」 | |
| 八千代 | 「あ、自分で認めたじゃん」 | |
| そのら | 「だな」 | |
| カリラ | 「(しまったっ)……!!」 | |
| ほのか | 「というところでオチがついたので今日はここまで」 | |
| そのら | 「来週のキーワードにもなったしな。じゃあな!」 |