SPECIAL 特殊

長月達平

祝! 『されど罪人は竜と踊る』アニメ放映目前!
すでに何度目になるかわかりませんが、改めて言わせてください。
アニメ化おめでとうございます! そして、ありがとうございます!
長月にとって、『されど罪人は竜と踊る』は本当に特別な思い入れのある作品です。自分の作品性に多大な影響を受けていることは言うまでもなく、そんな作品の応援コメントや公式アンソロジーなど、作家として関わらせていただけて夢のような気分です。
この覚めない夢見心地の気分で、醒めない悪夢のエリダナを舞台に、ガユスとギギナが飛んだり(手足が)跳ねたり(血飛沫が)するのが見れるなんて、最高です。
アニメ、本当に楽しみです! 応援してます!
され竜に関わる全ての皆様に、剣と月の祝福を!

PROFILE 2014年、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿していた『Re:ゼロから始める異世界生活』(MF文庫J刊)が書籍化しデビュー。同シリーズは本編15巻、短編3巻のほか、『Re:ゼロから始める異世界生活Ex 獅子王の見た夢』、『Re:ゼロから始める異世界生活Ex2 剣鬼恋歌』(MF文庫J刊)などがある。

ベニー松山

もし私が野球をやっていてピッチャーだったら、そして対戦チームの打席にラボ君が入ったなら、完全試合目前であろうとビーンボールを投げつける――そのくらい洒落が利いた親しき仲のつもりなのだが、アニメについてはイジるより先に盛大かつ繊細なネタ化がなされたので、ハイ、ここは率直に伝えます。おめでとう! 本当に放送されるまで油断はしないけどコングラッチュレイションズ!

PROFILE 1988年、コンピュータRPG『ウィザードリィ』を元にした『小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春』(JICC出版局刊)で作家デビュー。主な著作に『小説ウィザードリィⅡ 風よ。龍に届いているか』(宝島社刊)、『BASTARD!! 黒い虹』(集英社スーパーダッシュ文庫刊)などがある。「小説ウィザードリィ」シリーズは幻想迷宮書店より電子書籍版で復刻されている。

高殿円

待望のアニメ化、おめでとうございます!

実は同郷で歳も近い浅井先生は、つきあいもかれこれ10年以上。
駆け出しのころ、同じようなしんどさを味わった者、同志だと勝手に思っています。

浅井氏が覚えていらっしゃるかわかりませんが、昔私が仕事でしんどいこと続きだったとき、「これ、すごく効くんですよ」と宝船の模型を三つ、プレゼントしてくれたことがありました。その船は、いまでも仕事部屋のいちばん日当たりのいいところに飾ってあります。
不思議とその船をいただいたころから、しんどいこともありましたが、徐々に仕事がうまく回りはじめたように思います。

され竜は、どんなにシビアな展開になっても、パンドラの箱のように底に人のやさしさが敷いてあって、なるほどやはり作者の人格は作品に反映されるのだなあと感じます。
とはいえ、あの皮膚をはぎ取られたあとに塩をぬりこまれるような作風が、アニメにどんなふうに表現されるのか、アニメでされ竜にはじめて触れる若者が、あのヒリヒリ感にどう堪え、そしてその次の日に死んだ目で続刊を買いにいくこととなるのか、いまからとても楽しみです。

アニメも原作ともども、これからも長く続きますように。
ギギナの筋肉がぬるぬる動くのを楽しみにテレビの前で待ってます。

PROFILE 2000年、第4回角川学園小説大賞激励賞を受賞し『マグダミリア 三つの星』(角川ティーンズルビー刊)でデビュー。主な著作に『銃姫』(MF文庫J)、『プリンセスハーツ』(小学館ルルル文庫刊)、『トッカン 特別国税徴収官』(ハヤカワ文庫刊)、『上流階級 富久丸百貨店外商部』(光文社刊)などがある。

榊一郎

『されど罪人は竜と踊る』アニメ化、やれ、めでたし。
同業者としては悔しさと羨ましさと妬ましさでのたうちまわる日々ですが、一読者としては最近少なくなってきたドライでハードな話をがっつり映像していただきたいと期待しております! 特にアニメであるが故ににゅるにゅる動く咒式の表現とか、それから異貌のものどものまがまがしさとか、隠れヒロインたるヒルルカの類い希なる愛らしさとか、ジヴさんの柔らかそうなお尻と(手記はここで終わっていた)

PROFILE 1998年、第9回ファンタジア長編小説大賞を受賞し『ドラゴンズ・ウィル』(富士見ファンタジア文庫刊)でデビュー。主な著作に『棺姫のチャイカ』(富士見ファンタジア文庫刊)、『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾン』(GA文庫刊)、『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』(講談社ラノベ文庫刊)などがある。

カルロ・ゼン

「され竜」に応援のコメントをと言われました、読者のカルロ・ゼンです。浅井ラボさんに「浅井先生」と言うと『同業さんに~』と謙遜されてあれなんですが、読者なんですよねぇ……。

したがって、浅井先生の作品がアニメ化されることを浅井先生のファンとして浅井先生に大いにお祝い申し上げます。

『やめてください』と謙遜される浅井先生の渋い顔が脳裡に浮かびますが、浅井先生に対し一読者としてお祝い申し上げる絶好の好機ですので、遠慮なく。

浅井先生、この度は本当におめでとうございます。浅井先生の「され竜」、なんといっても『ライトノベル』という概念を一気にこじ開けてくれた偉大なシリーズです。

アニメの内容が分からないので、期待半分、怖さ半分ではあるのですが……

無邪気な一読者として、浅井先生の作品がアニメ化されるという喜びをかみしめるとともに、お茶の間に「され竜」を流してしまうのか……という恐怖におののく自分がいます。いいぞ、もっとやりましょう。

浅井先生、スタッフの皆様、僕らはこれを心待ちにしていました!

PROFILE 2013年、小説投稿サイト「Arcadia」に投稿していた『幼女戦記』(エンターブレイン刊)が書籍化しデビュー。主な著作に『銃魔大戦 怠謀連理』(エンターブレイン刊)、『約束の国』(星海社FICTIONS刊)、『ヤキトリ1 一銭五厘の軌道降下』(ハヤカワ文庫JA刊)などがある。

三雲岳斗

「されど罪人は竜と踊る」、アニメ化おめでとうございます!
膨大な設定、現代社会を風刺する毒を孕んだストーリー、凄惨にしてスタイリッシュな戦闘描写(あとエロス)などなど、生半可な映像化を拒むようなハイレベルな魅力を持つ作品だからこそ、満を持してのアニメ化に期待が高まりまくっています。
凡百のファンタジーとは一線を画す緻密な世界観と知的な駆け引き、魅力的なキャラクターたち(あとエロス)がどのように描き出されるのか、今から放送が楽しみでなりません。

PROFILE 1998年、第5回電撃ゲーム小説大賞銀賞を受賞し『コールド・ゲヘナ』(電撃文庫刊)でデビュー。主な著作に『ストライク・ザ・ブラッド』(電撃文庫刊)、『ダンタリアンの書架』(角川スニーカー文庫刊)、『絶対可憐チルドレン・THE NOVELS~B.A.B.E.L.崩壊~』(小学館ガガガ文庫刊)などがある

望 公太

「この作品の魅力はとても一言で言い表せるものではありませんが、それでもあえて一言で言うならば『人間臭さ』だと思います。架空の異世界を舞台としたファンタジーでありながら、私達の住む現実となんら変わらないことで苦悩し懊悩し、逃れ得ない悲劇と絶望にもがき苦しむ人間達がいる。誰もが英雄になれるわけでもなく、地べたを這いつくばって生きるしかない者達がいる。英雄と呼ばれる者達ですら常に死と堕落の隣り合わせ。人間以上に人間臭い化物もいれば、化物以上に醜悪で狡猾な人間もいる。人知を超えた領域で、許されざる罪と咎を背負いながら、それでも懸命に足掻き続ける者達は、まさしく『人』であると、私は思います。心から敬愛する作品のアニメ、本当に楽しみです。

PROFILE 2011年、第5回ノベルジャパン大賞金賞を受賞し『僕はやっぱり気づかない』(HJ文庫刊)でデビュー。主な著作に『異能バトルは日常系のなかで』(GA文庫刊)、『ラノベのプロ!』(富士見ファンタジア文庫刊)などがある。