お仕事のお話をいただいたときにゲームのキャラクター達をみさせていただいたのですが、
完成度の高いキャラクターだなと感じました。
そのキャラクターをアニメ化することに対してやりがいとともに、
何とか原作の良さを活かしてキャラクター作りができたらなと思いました。
今は大きなプレッシャーを感じつつ、楽しんで描くようにしています。
※TVアニメで初めて「フォトカノ」を知るファンも出てくると思いますので、「フォトカノ」の魅力をお答えいただければと思います。
今回、作らせていただくTVアニメ「フォトカノ」は、学園コメディ的な面や、ゲームのように恋愛の描写など
見どころを多く盛り込んでいます。
ほっこりとした優しい気持ちになって見れるアニメにできたらと思います。
元々はゲームの3DCGのキャラクターなので、2Dのアニメに落し込む際にはパーツの位置などのバランスを自分なりに調整しました。後はキャラクターがイキイキして見てもらえるように書いている、、、つもりです。
スタッフ一同がんばって作っています。
ぜひ楽しんで観ていただければと思います。
よいスタッフに恵まれて欲しい……ひたすらそう願いました。
その願いが通じたのか、横山監督、キャラクターデザインの嶋田さん、マッドハウスさん、皆さんプロフェッショナルな方々で、原作を活かした上で、いかにアニメらしい表現の映像にするか力を注いでくださってます。背景美術の美峰さんは昔、PS「トゥルーラブストーリー」の時にゲームの背景美術をお願いしたことがあって、久しぶりに美麗な背景を拝見しました。横山監督の演出で、嶋田さんのキャラと美峰さんの背景がどんな色彩を放つのか、本当に楽しみにしています。
「フォトカノ」は、ひとことで言うと「純愛」と「シャッターチャンス」です。誰しもデジカメやケータイのカメラで、想いを寄せる女の子を撮ってみたい……そんなことを思ったことがあると思います。教室の片隅、ファインダーの向こうでたたずむ彼女……その笑顔を自分に向けたい……こっそり写したい。まぁ、こっそり撮ると怒られると思いますけど、親しくなれば「もう……」って照れるだけで許される。いつか、自分に恋する彼女のまっすぐな瞳を撮りたい。そんな想いを形にしたのが「フォトカノ」です。まぁ、「純愛」だけじゃしっとりし過ぎなので、水泳の授業を偶然に……とか、ひるがえるスカートを……とか、ドキドキする「シャッターチャンス」も撮れるわけですけど(笑)。「純愛」を表現する上で、許されるギリギリのドキドキする表現を目一杯詰め込んであります。
横山監督の練りに練ったシリーズ構成がポイントだと思います。原作のシナリオは、ゲーム用なのでなかなか膨大な量なのですが、ビックリするぐらい読み込んでくださって、その上で、アニメという映像表現に合わせて、再構築してくださってます。おいしいシーンがいっぱいなので、原作を知ってる方も知らない方も、ドキドキしっぱなしじゃないかなって(笑)。
すでにティザーPVが公開されているわけですが、冒頭、遙佳の足下からじっくりとカメラがパンアップしていくところがすごく好きです。カメラを向けられ、戸惑い、身動きできず、ただまばたきを繰り返す遙佳。響くシャッターの音。がんばって慣れないモデルをやってる感じが伝わってきて、すごくドキドキします。窪田さんの音楽がまたいいんです。ピアノの収録に立ち会わせてもらったのですが、美しい調べに鳥肌が立ちました。本編の映像はさらにいいものになると横山監督もおっしゃってますので、PVを見ながら楽しみにしていただければと。
4月放送のTVアニメ「フォトカノ」を、どうぞよろしくお願いいたします。
過去に何回かキャラクター作品に携わってきましたが、アニメ化というのは初めてだったので一つ夢が叶いました。「フォトカノ」ではアートディレクション、キャラクターデザインという責任を持って取り組まなければいけない立場でやってきましたので、本気で取り組んだ作品をさらにたくさんの方に広められる機会を頂けるということで感謝感謝です。
ガッチリと作った恋愛ストーリーパートを軸に、3Dであることを生かした遊びを随所に配したゲーム性でしょうか。ただ写真を撮るゲームではなく、本筋があることによってフォトセッションが楽しくなる、という感覚的なシステムみたいな所が面白いのではないかなと思っています。
完全3Dで絵的な世界を目指してきた「フォトカノ」を2Dで、さらに映像で表現する。アニメの「フォトカノ」のキャラクター達がどんな活躍をするのか凄く楽しみです。あと、ゲームでのシーンを映像で表現されるということは、自分の関わった作品を違う角度で見られるという貴重な機会でもありますのでいろいろ勉強させてもらいます!
「フォトカノ」は大変な思いをしながらも楽しみながら取り組んだ作品です。アニメのスタッフさんとの打ち合わせでもそういったプラスの情熱を感じています。みなさんと一緒に放送日をドキドキしながら待ちたいと思います。よろしくお願いします!
初めて知ったのは監督の依頼がマッドハウスさんから来た時です。
「私でいいのかな」とも思い、とてつもないプレッシャーに襲われました。
そこからは、ゲームをしたり、シナリオを読んだり、ユーザーさんの意見を読んだりと作品の理解を深めるために努めました。
ごく普通に過ごしてきた青少年男子が妄想する健全なる背徳感を邪念無しで楽しめるところだと思います。
何よりも、ヤマザキさん(原作キャラクターデザイン・アートディレクター)の親しみやすいキャラクターと杉山さん(原作プロデューサー)の優しさが滲み出ているシナリオが、心を癒してくれます。製作者の人となりが作品を下品にしないのだと感じました。
主人公、前田一也が能動的に行動するきっかけになったのが、父親から貰ったカメラです。
ファインダー越しに写る被写体の最も輝いてる瞬間、それを切り取るシャッターチャンスが見せ場になります。
前田のそのドキドキする高揚感を上乗せして表現したいです。
「フォトカノ」ファンの皆さんにこれならアニメ化して良かったと思われるような作品を目指します。
玉鋼のごとく自己否定のハンマーを自分達に打ち続けながら純度を高め、
痒いところに手が届く美味しさてんこ盛りの「フォトカノ」を作ります。
ご期待ください。