まちカドまぞく

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まちカドまぞく
すぺしゃるイベント
~お菓子をくれなきゃ
いたずらまぞくです!!~

まちカドまぞく すぺしゃるイベント ~お菓子をくれなきゃいたずらまぞくです!!~

好評発売中のTVアニメ『まちカドまぞく』のBlu-ray&DVDシリーズ。そのパッケージの発売を記念したイベント『まちカドまぞく すぺしゃるイベント~お菓子をくれなきゃいたずらまぞくです!!~』が新宿・山野ホールで、昼の部/夜の部の2公演開催された。イベントに出演したのは、小原好美さん(吉田優子役)、鬼頭明里さん(千代田桃役)、高橋未奈美さん(リリス役)、高柳知葉さん(陽夏木ミカン役)の4人。

登壇するなり、ホットミールが美味しかったというゆるゆるなオープニングトークでスタートしたイベント。最初のトークコーナーでは高橋さんを進行役にして、全12話の中からキャストが自分のキャラクターのベストシーンをセレクトする『伝えたい想い!! まちカドの思い出』をお届け。

昼の部で、高柳さんは、なぜか桃の変身バンク(×3)をセレクト。行き違いで全体のベストシーンを選んでしまったとのことでしたが、最後は「ミカンの変身バンクも(今後)見たいです!」とうまく締めていた。

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続いて鬼頭さんは、7話の筋トレを勧めるシーンと12話のシャミ子が桃を見つけてからの会話をセレクト(どちらか選べなかった模様)。「あんなに目を輝かせているのは、筋肉の話をしてるときしかないなと思って…」と鬼頭さんが語ると、(桃が)怖かったと語る小原さん。全員で映像を見ながらそもそもタイヤがデカすぎない?と笑いながらコメントをする場面もあった。

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そして、桜井監督と伊藤いづも先生が選んだミカンと桃のベストシーンもご紹介。

ミカンのベストシーンは、桜井監督が「このシーンのあとにシャミ子が言う“普通の女の子だぁぁ…”に繋がる普通さがよく出ている」と8話のシャミ子とミカンの何気ない会話をセレクト。

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一方伊藤先生は、12話の「ミカンが桃の家でフルーツ盛りを作っているシーン」を選び、「謝る桃に、“んー?” “うん。”と短く返事をする二言の演技が大好き。ここで桃に目線をやらないところもすごく好きです」と大絶賛。キャストも、細かいところまで見てくれている先生からのコメントにジーンとしている様子。しかもここは演じていた鬼頭さんと高柳さんの関係性にも近いやり取りだったそうで、入り込んでお芝居ができたそう。

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桃のベストシーンでは、桜井監督が1話の「う~ん……セン…いやフォームが…」と言うシーンをセレクト。アフレコでタイミングが合わずに鬼頭さんが苦労していたところ、実はコンテにあったセリフが抜けていたという裏話を紹介。キャストも「あのとき、ブースに慌てて監督が入ってきたよね」とアフレコの思い出を語った。

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伊藤先生は、8話の「シャミ子を危機管理フォームにするため、ジーッと圧をかけるシーン」を選び、「桃の顔がよくないですか?」と、今度は作画をベタ褒め。さらに次点として、10話で小倉さんから「シャミ子、怖がってるから」と守る桃がカッコいい!と紹介。(※ちなみにBlu-rayのブックレットのテキストコメンタリーでも、先生は細かいツッコミを入れているのでこちらも必見!)

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夜の部では高橋さんが、シャミ子がいろんなところで「ご先祖~!」と叫んでいるシーンをセレクト。こちらも実は行き違いがあったようで、シャミ子のシーンとも言えるが、ご先祖も飛ばされていたから…と弁明。小原さんは、途中からこのセリフを言うのが楽しくなってきて、ごせん像の表情に合わせて言い方を変えていたそう。「これからも私が投げられたら、ご先祖~と叫んでおくれ…」と高橋さんが言うと「できれば投げられずに、傍にいてください」と小原さんが素でお願いし笑いを誘っていた。

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続いて、小原さんが12話の「シャミ子が桃を探すシーン」をセレクト。「シャミ子の中で、桃がより大事になってきていて、12話かけて作ってきた桃への思いが浮かびました」と、このシーンを選んだ理由を明かした。

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夜の部でももちろん、桜井監督と伊藤いづも先生がリリスとシャミ子のベストシーンをセレクト。

リリスのベストシーンでは、桜井監督が1話冒頭のリリスのシーンをセレクト。「アフレコで、高橋さんにおそらく唯一演技指示を出した場面。後のイケイケなリリスとは全然違う、“ザ・ご先祖様”という雰囲気が今となっては貴重なので」とのこと。

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伊藤先生は10話の「多少キュンと来てしまったが余に情けをかけるなど5000年早いシーン」をセレクト。「このシーンの長いセリフ、高橋さんの演技が全部好き」と、さらに細かい描写まで気に入っていた様子。かわいい依代と考えてることの腹黒さのギャップがかなり楽しいシーンだったが、高橋さんはご先祖の動きにアドリブを入れるのに本気だったと小原さんが証言した通り、いろいろなシーンで小さく聞こえてくるご先祖の声にはぜひ注目してほしい。

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シャミ子のシーンでは、桜井監督がこちらも1話から、ごせん像が転がっていき、シャミ子が電柱にぶつかったり犬に吠えられたりするシーンをセレクト。「アフレコで、小原さんに芝居っ気を抜いて、台本に書いてある通りに叫んでもらったら、シャミ子の可愛さを実感。予想以上でした」と絶賛。アフレコ中は愛ある厳しいディレクションも多く、二人三脚で作り上げていったキャラクターでもあったので、小原さんも感慨深い様子。

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伊藤先生は5話の「まぞく初めての変身バンク」をセレクト。「ここの流れは、すごく幼い頃に見た『りりかSOS』というアニメの主人公の変身シーンがすごくかっこよかったので、その影響を受けていると思うのですが、なんとアニメのシャミ子の変身コンテは『りりかSOS』の監督を務められた大地丙太郎さんご本人が担当。私が『りりかSOS』の影響を受けたとお伝えしていなかったので、メイクミラクルな偶然でした。絵コンテをいただいたとき震えました」と先生がコメントした通り、まさに奇跡が起きたシーンで、キャストもかなり驚いていた。

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そしてイベントはゲームコーナーへ突入。まぞくチームと魔法少女チームに分かれての対決。『心研ぎ澄ませ!! こころまっちんぐクイズ』では、質問にそれぞれの相方がどう答えるかを当てて、ふたりで同じ答えを出せば正解となるゲーム。ここでは事務所も同じで、付き合いも長い魔法少女チームが有利かと思いきや意外と大苦戦という流れでゲームは進行。

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2つ目の対決は、昼の部では「予算拡大!! 1日1,500円生活ゲーム」という、いろいろな商品の価格を予想し、それらを買い物かごに入れて1,500円以内にするというゲームをして、こちらはまぞくチームが勝利。夜の部では『新たなる試練!? 今日の私は宣伝まぞく』という、それぞれクジで引いたキーワードを用いて、『まちカドまぞく』のパッケージのPRをするというアドリブ力が試される対決を実施。これは勝敗と言うより、全員見事に力を発揮し、いいPRを繰り広げた。

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最後は、このイベントのために“わざわざ”作ったごせん像をハロウィンらしくデコレーションする『雷轟電撃!! やみとひかりの禁断の儀式!!』で対決。イベントグッズにもなったキャストデザイン複製Tシャツなど、ニコ生でさまざまなものを創作してきた両チーム。抜群のセンス(?)で、互いに譲らず、昼の部では、コウモリ風の髭ごせん像を作り上げた魔法少女チームが勝利し、夜の部では、目が飛び出した面白モヒカンごせん像を作ったまぞくチームが見事勝利。

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そんな楽しいゲームコーナーが終わるとイベント朗読劇へ。脚本はシリーズ構成の大知慶一郎さんがこのイベントのために書き下ろしたもので、未知の力によって受肉したリリスがシャミ子と共に魔法少女チームに勝負対決をするストーリー。途中昼の部ではメタ子や吠える犬を4人が、夜の部ではシャミ子の「これで勝ったと思うなよ~」をシャミ子以外の3人がモノマネをするなどイベント感満載の内容もありつつ、最後はみんなで仲良くたまさくら商店街のハロウィンイベントに出かけて朗読劇は終了した。

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そして、お待ちかねのライブコーナー。まずは小原さんと鬼頭さんの2人(shami momo)がOPテーマ「町かどタンジェント」をダンス付きで披露、そして4人揃ってEDテーマの「よいまちカンターレ」(コーロまちかど)を歌唱し、会場は大いに盛り上がった。最後にキャストから、今回のイベントを終えての言葉が贈られて、イベントは締めくくられた。

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「4人揃ってエンディングを歌う機会もないかなと思っていたけど、今回披露できて、いっぱい盛り上がってくれて嬉しかったです。こういうイベントも、他のキャストも呼んでやりたいなぁと思ってます。なのでいつかは2期! よろしくお願いします!」(高柳知葉さん)

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「この作品に携わっている時間は本当に楽しくて、いつまでも続けばいいのにと思うんですけど、ここで一応ひと区切りということなので、すごく寂しいです。でもみんなが応援してくれればまた会えると思います!」(高橋未奈美さん)

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「みんなで一緒に歌える時が来るなんて! まさに“時が来ました” 『まちカドまぞく』が大好きなみなさんと、大好きな気持ちをたくさん共有できて、今日は楽しかったです。またこんな機会があればいいなとずっと願っています。これからも私たちは『まちカドまぞく』を愛し続けて頑張っていきたいので、よろしくお願いします」(鬼頭明里さん)

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「『まちカドまぞく』として、みなさんの前で何かをするのはこれがひと区切りなので、楽しみだけど寂しさもありました。でもこれだけ愛してくれている方にお会いできて嬉しいです。みなさんのおかげでイベントなども実現できているので…。私たちも続きがやりたいという気持ちをずっと伝えてきましたけど、それは監督も同じで、何よりいづも先生からやってほしいと言ってもらえていることが幸せです。私たちも4人だけでなく、またみんなで『まちカドまぞく』として駆け抜けて行ける時を夢見ながら、今後も頑張っていきます。引き続き、応援よろしくお願いします」(小原好美さん)

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