Interview
—— 7話からは、魔法少女コンビにお話を伺いたいと思いますが、実際にアニメの映像を見ていかがでしたか?
鬼頭:絵がめっちゃきれいでした。
高柳:かわいかったぁ。
—— ミカンは、収録よりもED曲の収録が先だったみたいですね?
高柳:そうなんです。一度キャラを固める機会はいただいたんですけど、それも三言くらいさらっと録っただけだったので、どうしよう!って思いながら歌のレコーディングに行きました。ここでやったものがミカンになるんだと思って、ある意味開き直って、自分の中のミカンでやろう!と思ったんです。
—— その後、実際にアフレコに参加していくわけですが、ミカンが意外とお姉さんだなと思いました。
高柳:普通にしゃべってるときはお姉さんの印象が強くて、4人の中でも桃と一緒で落ち着いているほうなんですけど、パニックに陥るとわけがわからなくなってしまう子なんです。なので、そこのギャップは出せたらいいなと思いました。でも、最初にやったときはお姉さんになり過ぎていたので、高校一年生だということは忘れないでくださいと言われました。だからそこは気をつけています。
—— それでもかなりお姉さんっぽくて、いいんですよね。
高柳:確かにお姉さん感強いですよね(笑)。多くはまだ語られてないですけど、魔法少女として何年も前から戦ってきたということもあるので、普通の高校一年生よりは大人っぽくてもいいのかなと思いました。
—— 鬼頭さんはミカンの声を聞いていかがでしたか?
鬼頭:私も思っていたより大人っぽいと思って、桃も結構低めのトーンで大人っぽいので、魔法少女コンビはそれでバランスが取れてるのかなって思いました。でもあたふたしてるところはかわいいです。
—— 確かに二人の境遇が大人っぽさの秘密なのかもしれないですね。この作品はかなり設定が深いというのもあるので。そういう部分は原作を読んでいて気づきました?
高柳:桃のお姉さんの話あたりだと深刻さもあったりします。
鬼頭:ただの日常モノではないぞ!という感じはしました。
高柳:伊藤いづも先生のインタビューで、桃がダンプカーを止めたときに実は骨折をしていて、バレないように後ろに隠していたというのを読んで驚きました。
鬼頭:そうなんだ!
高柳:しかも編集さんにも言わずにこっそり描いたんだって。
鬼頭:言ってなかったの(笑)?
高柳:でも、読者の方に気づいた方がいたみたいで。
鬼頭:すごい考察!
—— アニメだと折れてるかどうかはわからない描かれ方でしたけど、漫画原作のほうがかなりはっきりと描いてましたね。
高柳:そういう話を聞くと、かなり細部までこだわりが詰め込まれている作品なんだなと思います。
—— 実は考察も楽しめる作品なんですよね。ちなみに、お二人は同期なんですよね?
高柳:事務所の同期です。
鬼頭:そして同い年なんです。
—— 役が決まったときはいかがでしたか?
鬼頭:めっちゃ嬉しかったです!
高柳:最初に決まりましたという連絡が来て、明里からも「本編にいるの?」って連絡が来ました。
鬼頭:そうそう。マネージャーさんから「高柳さんもいるよ」と言われて、やったー! 一緒じゃんって(笑)。
高柳:それで魔法少女仲間じゃんって話になってね。
鬼頭:めちゃくちゃ嬉しかったなぁ。
高柳:ちょこちょこ作品が一緒のときはあったけど、こうやってガッツリ一緒になるのは初めてだったし、嬉しかったです。
—— でも、最初はミカンの出番がなかなかなくて。
高柳:原作でも2巻から登場するキャラクターだから、最初から出ててもおかしいしと思ってたら、ちょうど半分のところからの登場でした。でも1話のアフレコは見学していて、温かい雰囲気の現場だと思いましたし、女性ばかりというのもあって、他作品でお会いしたことがある方が多かったので、そこまで緊張する感じもなく、明里もいるから何とかなるだろうって(笑)。
—— 確かに途中から入るのは難しいという話も聞きますしね。
高柳:雰囲気ができあがってるし、どこに座ろうかな?ってなるかもしれないですけど、私はいい感じの端っこをゲットしました(笑)。
—— ちなみに6話までで気になるシーンはありましたか?
高柳:6話で桃の血がシャミ子に取られちゃうところで、それまでギャグの要素が多かったんですけど、ちょっと変わったというか。
鬼頭:確かにここから、少しファンタジー色が強くなってきたかもしれない。6話では、桃が体調が悪くなったりしたけど、普段からダウナーだから差がつけにくくて、すごく大変でした。
—— 7話だと、どんなシーンが印象に残ってます?
高柳:私は本当に最後の「危ない!」って、たまさくらちゃんの着ぐるみを着ているシャミ子を助けるだけだったんです……。でも、1話のあとが7話だったので、リリスが普通にしゃべってる!って思いました。
鬼頭:しゃべれるようになってからのリリス、めちゃめちゃかわいいよね。ごせん像で話してるたかみなさん(※高橋さん)が、めちゃめちゃかわいい! 本当にイキイキしているなって思います。私がいつも抑えて抑えてっていう演技だから、楽しそうだなって思ってます。
—— 監督もブースで笑ったりしていますよ。
高柳:たかみなさんには、笑わないようにするのに必死ですもん(笑)。でも、そういう笑いが起こることも含めて、話数を重ねてきて、現場が出来上がってきているからなのかもしれないです。
—— 7話のアフレコ後に、小原好美さんの誕生日をみんなでお祝いしましたね?
高柳:ケーキも出てきてビックリしました!
鬼頭:翌週にリップをプレゼントしました(笑)。
高柳:アフレコが誕生日当日ではなかったので、誕生日当日の12時におめでとうってLINEを送りました。ちょうどLINEをゲットしたので。でもアフレコ期間中に、そういうお祝いができるのはいいですよね。私たちも2日違いなんです。私が10月14日で。
鬼頭:私が10月16日なので。
高柳:だから間でディズニーに行ったことあったよね。
鬼頭:まとめて祝ってもらおうってね。
—— もう1クールずれてれば、一緒にお祝いされていたかもしれないですね。