まちカドまぞく

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Interview

第6話放送後ミニインタビュー

第6話放送後ミニインタビュー

—— 6話は、前半の山場でした。

高橋:電波がつながって、魔法少女を倒してこい!という目標みたいなものを与えたものの、なかなか前に進めてなかったんです。でも、やっとここで小さな一歩を踏み出したので、作品の進行度が少しだけ上がった気がしますね。今までずっと足踏みしていたものが、6話にして一歩だけ前に進むという快挙を成し遂げた回でした。

——わりと偶然でしたけどね。

高橋:ホントに(笑)。でも狙ってないのに前に進むところもシャミ子らしいですよね。そこで始祖像も、夢の中だけではなくやっとしゃべれるようになったので嬉しかったです。4話のようにシャミ子としてではなく、リリスとしてみんなとしゃべれるのが嬉しいです。やっと動き出しました!

小原:ゆるいお話だけど、そのゆるさの中にキーとなるものが散りばめられているから、ある意味気が抜けないというか。シャミ子自体も自覚してなかったですし。

—— 自覚なく封印を解きましたからね(笑)。

高橋:封印が解けたから、新しいキャラクターも増えてくるかもしれないですしね!

—— それは一番初めに発表された魔法少女ですね?

高橋:そうです。多分ミカンちゃんもそろそろ出てくるのかなぁ、と。そこからどんな化学変化が生まれるのか、みたいなところは注目してほしいです。これからもゆるくいられるのか?っていうのも気になりますし。

—— そもそも6話は、最初体調が悪くなった桃というところから始まりました。

高橋:珍しい!

小原:本来いがみ合う立ち位置なんですけど、当の本人たちはその自覚はなく、桃はむしろ好意がありそうな感じですし、それを理由に看病してもらおうかなって感じもしたので、見ている側からすると「仲良くなっちゃえ」っていう方向に進んでいってるんですよね。だから演じている側も距離が縮まっていくからほんわかした気持ちでやれる。たこさんウインナーのとき(4話)に「魔法少女を倒して何がしたいんでしょう」ってシャミ子が言ってたので、その時から確かにそうだなって思っていたんです。たぶん彼女の中のどこかに、言われたからやっているけど、何でやっているんだろう?っていう思いがあるし、それを考える時がどこかで来るんだろうなって思うんです。だから、そうやって距離が縮まった姿を見ていると、ここからシャミ子の気持ちがどう変わっていくのかなと気になりました。たぶん倒しにくくなってきますよね?

—— あまり想像できないですよね。あと、メタ子ですね……。

高橋:「時は来た」! 衝撃でした…。

小原:ずるいですよね(笑)。

—— あのセリフのためだけに呼ばれた仲野裕さん。

高橋:本当にすごいです。ひとつのワードしかないのに、あんなに印象に残る、すべてを持っていかれた感があります。

—— 仲野さんは、ブースでこのセリフについてお話されてましたよね?

高橋:何かを言う前に音響監督さんのほうから、メタ子がどんなキャラクターなのかは聞かないでくださいと言われてたんですよ。だからきっと、仲野さんの感じるがままの「時が来た」だったと思います。

—— 誰も教えてくれなかったんですね(笑)。

高橋:何にもなかったんです。その分私たちもどう来るかわからなかったので、テストで聞いたときは声を出して笑っちゃいました(笑)。

—— めちゃめちゃ渋かったですからね。

高橋:なんかわからないけどメタ子の顔に合ってるなぁっていう。

小原:かっさらっていくキャラクターですよね。誰も想像してなかっただろうし。あと仲野さん本人も、今後も登場があるんだっていう話を嬉しそうにされてました。

—— アフレコでは、七瀬彩夏さんが普段のメタ子の声を担当されてて、それがまたすごくかわいいんですけど、そのふたつがどう重なるんだろうと。

高橋:食べては時は来て、食べては時は来て……って感じですよね。本当にどうなるんですかね。楽しみです。

—— では最後に、『まちカドまぞく』のファンへメッセージをお願いします。

小原:録り始める前は、スローリーな感じで行くと思ってたんです。きらら作品にそういうイメージがあったので。でもここまでのアフレコを通して考えてみると、このスピードだからこそ面白さが増すんだなっていうのを回を重ねるごとに実感できているのが嬉しいので、これからの展開も楽しみにしていてください!

高橋:『まちカドまぞく』って人を下げるような言葉があまり出てこなくて、それが台本を見ててもすごく気持ちいいんです。感謝すべきところでは、敵であろうとちゃんと「ありがとうございました」って言うのが、人間としてすごく好き。「これで勝ったと思うなよー」って言うけど、それ以上のトゲのある言葉って言わないんですよね。しかもそれを言ったあとに、ありがとうって感謝したりする。そんな所が、この作品の良さだなと思いました。見てくださっている皆さんは、癒やされて笑えてほっとする作品になっていると思うので、疲れているときもたくさん見てほしいなって思います。この先のお話も期待していて下さい!

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