まちカドまぞく

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Interview

放送直前インタビュー

放送直前インタビュー

—— 闇の力に目覚めた女子高生と魔法少女による日常系コメディーですが、この設定を知ったときは、どう思いましたか?

小原:私はオーディションをきっかけにこの作品を拝見したのですが、闇の力とか魔法少女とは言うものの、実際に読んでみたらゆるくて可愛らしいお話だったので、そのギャップが見る人の心を掴むのかなと思いました。

鬼頭:最初に読んだとき、キャラクターたちの性格と世界観がちぐはぐに見えて、少し理解できなかったんです。でも、そういう設定を理解してからはすごく面白く読めたので、これは新しい作品だ!と思いました。

—— キャラクターを見た印象を教えてください。

小原:シャミ子を最初に見た印象は、やっぱりツノと尻尾に目が行って、「あっ、人間じゃないんだ!」と思ったんです。しかも隣にいるのが魔法少女だったから、この2人がどこかから地球にやってきたのかな?って、物語を知る前は思っていました。

鬼頭:桃を見たとき、髪の毛はピンクだけど、ジト目で元気という感じではないし、身長が意外と高いのに、魔法少女でかわいい服を着ていたりしたので、そこがちぐはぐに見えたんです。だから、どこにイメージを合わせればいいんだろうという戸惑いは、最初ありました。

小原:主人公だけではなく周りのキャラクターの個性も様々で、ひとりひとりの良さが出たキャラクターのデザインだと感じました。このバラバラさがどうまとまるんだろうと思っていたら、良いバランスを保ったまま原作では物語が展開していくので、先生すごいな!って思いました。

—— それぞれ、自身が演じるキャラクターの「ここがかわいい!」というところはありますか?

小原:シャミ子はビジュアルからすると、一見普通の子に見えるんですけど、ツノと尻尾があることによる萌え要素がすごくあると思います! 魔法少女を倒すという目標があるけど、ずっとワタワタしてて、ちょっとおバカなところが、読者や視聴者にとって、かわいいと思うところなのかなと思いました。ちょっと……じゃないかもしれないですけど(笑)。私自身演じるときもワタワタしてることがほとんどなので、かわいいなぁと思いながら演じています。

放送直前インタビュー

—— しゃべり方も敬語が多かったりして、かわいいですよね?

小原:確かにしゃべり方に特徴はあるんですけど、アフレコだと結構テンポが速かったりするので、その特徴を出したいと思うと、すぐに次のセリフになるっていうことがよくあるんです。私もシャミ子を通してシャミ子と同じように、毎回修行をさせて頂いてます(笑)。

—— 桃はどうですか?

鬼頭:桃はシャミ子のことを構いたい構いたいと思っているところがかわいいです。しゃべり方や表情的には、そんなに感情があるように見えないんですけど、シャミ子を気にかけていたり、自分の好きな筋トレの話でメチャメチャ熱くなるところはかわいいなって思います。

放送直前インタビュー

—— 少しアフレコの話が出たので、アフレコはいかがでしたか?

小原:何度かお会いした方がキャストに多かったので、ガチガチの緊張感はなくて、すぐに打ち解けて入れたのはありがたかったです。それと、桃があかりん(鬼頭さん)だったのですごく安心したんです。同じ作品のレギュラーだったことはあっても、ずっと一緒とかではなかったので、どこかで一緒になれないかなぁと思っていたから、まさかここで一緒になれるとは!って。しかもキャストの名前を知ったのも直前だったので、あかりんなんだ!って、本当に嬉しかったです。

鬼頭:私も友達だらけの1話だったので緊張もせずにという感じでした。私もここちゃん(小原さん)と一緒にやりたいと思っていたから嬉しかったんですけど、ここちゃんが言うように、1話のテンポが速すぎて、そっちに一生懸命だったので、全然会話をするタイミングがなくて……。

小原:そうだったね。

鬼頭:だから、1話は全然しゃべれなかったなぁと思いながら帰ったのを覚えています。

—— では、ストーリーに戻ると、他に気になるキャラクターはいますか?

小原:シャミ子の妹の良子はしっかりしてましたねぇ。難しいこともさらさら言ってるから、この子が魔法少女を倒しに行ったほうがいいんじゃないかなと思います(笑)。あと、キャラクターではないですが、ナレーションもぜひ注目していただきたいです。物語はゆるいものの、そこをきゅっとまとめてくださるし、ナレーションによって、カッコいい感じで終われるというか、すごく特撮っぽく終われるというか(笑)。

鬼頭:あと、ご先祖様も結構アホなところがあったりするので、そこはすごくかわいいです。

—— 『まちカドまぞく』という作品の魅力を一言で表すとしたら?

小原:誰もがこのままであれ!と思える作品だと思います。倒すという設定ではあるんですけど、倒さずそのまま仲良くなってくれと。漫画の最終話がどうなるかはわからないですけど、どうかこのままであってほしいです。でもシャミ子には人として成長してほしいですけどね(笑)。

鬼頭:結局みんな良い人です! 敵味方とかいろいろな設定はあるけど、結局みんな良い人なんだなぁって思います。

—— では最後に、楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

放送直前インタビュー

小原:原作を読んでいる方にも、映像化を楽しみにして頂きたいと思いますし、原作を読んだことがない方にも気負わず楽しんで見て頂けると思います。伊藤先生が大事にされているものを、桜井監督がさらに膨らませて映像化してくださっているので、ぜひ楽しみにしていてください。まだこの時点では、私たちも完成した映像は見てないですけど、いろいろなところに工夫を凝らしているのはアフレコからも伝わってきます。それだけ熱量が伝わってくるから、私たちも頑張らなければ!と思ってアフレコをしているので、それが合わさった本編は絶対に素晴らしいものになっているはずです! あととてもカラフルな作品なので、大人からお子さんまで楽しめると思うし、個性豊かなキャラクターの誰かの推しになってくれたら、それも嬉しいなと思います。

鬼頭:原作からすでにかわいいんですけど、アニメになって動くことによって、また違う良さやテンポも生まれているので、アニメはアニメで楽しみにしていただければと思います。原作を読んでいない方も、読んでいる方も満足していただけるものになっていると思うので、楽しみにしていてください。

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