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『怪物王女』ドラマCD「放浪王女」アフレコインタビュー

●姫役:川澄綾子さん
みんながグループに分かれて行動するのですが、そのグループ分けが凄く絶妙で、それぞれが違う場所で違う事をやっていて、その組み合わせによって真面目な組、不思議な組、おかしな組があって、面白かったです。  
お気に入りのシーンは、劉劉とシャーウッドのやりとりです。
劉劉がかっこいい男の人だったらなぁ、と思いつつ……でも、パンダ(笑)。

(姫の口調で) 「聴くがよい!」
●令裡役:能登麻美子 さん
テンポが良くて、お話も面白くて、モグラツアーという事で色んな場所に行くという。演じていて面白かったです。  
リザと一緒のグループになって、なんだかんだ言い争いながら一緒に戦うというシーンがあるのですが、普段はなかなか無い事なので、新鮮でした。  
音声だけというのは、やっぱりその分、イマジネーションを掻き立てるというか、聴いていただいた皆さん、それぞれの物語を思い浮かべられると思うので、楽しんでいただけたら嬉しいです!
●紗和々役:皆口裕子さん
紗和々は、いつものようにみんなを「いってらっしゃい」と送り出して、みんなが苦労してやっと帰ってきた所に、「お帰りなさい」と、いつも何も知らずに終わるんですけれども、その前後で、ちょっとアニメでは、あり得ないような台詞もあったり(笑)。
後は、おまけCDの方で、いつも行くカフェの『ダンディ』でマスターとのやりとりのドラマをやらせていただいて楽しかったです。  
劉劉がおかしかったんです。日本語で一応、台詞が書いてある所をパンダ語で喋るんですけれども、CDを何回か繰り返して聴くと、絶対、日本語が聞こえてくると思います。それを推理しながら聴くのがいいと思います。  
収録している間「長くない?」と皆で言っていたりして、結構、たっぷりな分量があると思いますので、いろいろ推理しながら楽しんで下さい。
●リザ役:甲斐田裕子さん
リザに関して言えば、グループ分けで一番面白い組み合わせとなる令裡と組む事になって、いつも通りの犬猿の仲というか、犬と猿(笑)コンビで楽しく仲良く敵を撃退しながら、おさわりアリのちょっとドキドキな展開です。楽しみにして下さい。  
私も劉劉が面白いと思いますね。そこはもうオススメなんです……日本語じゃない言葉で、何を行っているのか推理して聴く、というドラマです(笑)。  
アニメでは、絶対に表現出来ないストーリーだと思うので、劉劉達の台詞や、姫のどこをまさぐってるのかとか、じっくり聴き入って、想像を膨らませて楽しんで下さい!
●ヒロ役:大浦冬華さん
アニメと同様で、相変わらずドタバタやっている感じはありつつ、アニメでは多分、表現出来ない描写というか、原作にある、血がブシュー!ドシャー!! みたいな描写が、リアルに描かれている感じでした。その違いとかも楽しめるんじゃないでしょうか。
あと、なかなか自分で行こうと思っても行けない世界一周旅行に、行ったような気分になれるので(笑)、そこも楽しめるんじゃないかな、と思います。  
ヒロ的には、姫と一緒に2人で監禁されていたので、「僕が守らなきゃ!」という風になったんですけれども、相変わらず役に立たないというか(笑)。全く守れない所が、相変わらずだな、と。
後は、令裡さんにからかわれるシーンがあるんですけれど、どんな想像してるんだろう、と思いながら演じていました。そこは皆さん、それぞれに想像していただければいいかなと思います。  
本当に聴き所がいっぱいあって、どうやら推理ドラマらしいので(笑)、皆さん名探偵になって、推理しながら聴いて下さい!
●シャーウッド役:清水愛さん
アニメの方では、姫様達とは別のお屋敷に住んでいるので、普段の生活がどんな風にやっているのかが見えなかった部分があったりしたのですけど、ドラマCDではシャーウッドが色んな事を喋っていたので、「いつもこんな事を思っていたんだ」と思いながら演らせていただきました。私も世界の名所旧跡を巡れて、さらに現在では絶対行く事の出来ない所まで行ってしまうことができて嬉しかったです(笑)。
しかも私、高校の修学旅行で万里の長城に行ったんですよ! 「なつかしいな~!」とか思いつつ、景色などを思いだしながら、演らせていただきました。楽しかったです!  
刺客が襲って来て、切り刻まれて血が飛び散るんですが、それを紗和々さんが「お部屋が真っ赤っか、ペンキ塗ったのね」みたいな感じの反応を示すシーンが印象的でした、アニメでは出てこないシーンなので、皆さん想像して楽しんで下さい。  
劉劉が喋っている所は、一つ一つを「こう言ってるのかな?」と考えながら、聴いて下さい。シャーウッドは全部理解しているらしく、普通に会話しているんですけれども、私にはもう途中から、「ボボボーボボーボボ」という風に聞こえました(笑)。
色々想像しながら、推理しながら、聴いてみてください。楽しんで下さい!
●フランシスカ役:森永理科さん
「ふが」しか言ってないんですけれど(笑)。 河原木さんと一緒に、「ふがふが」言ってました。印象的なシーンは、フランドルとフランシスカが一緒に寝ているシーンですね。アニメでも「ふがふが」言っていたのですが、ドラマCDでもそのネタが採用になっていて、私のアドリブの「ふがふが」は悪くは無かったんだな~、いいネタだったんだ!と。  
そして、私のお気に入りの台詞は「ふが」です(笑)。いつかはフランドルとフランシスカと他の姉妹達と劉劉達とで、幾つもドラマCDが出来たらなぁ、と思います。  
『怪物王女』はアニメーションも見やすいし、イイ意味でそこまで悩まなくても楽しめる良いアニメという気がします。ドラマCDを聴きながら、「多分、この時はこんな絵なのかな?」とかすぐに想像出来ると思いますね。普段無い血しぶきやバラバラになった人達を想像しながら(笑)、聴いていただけたらなと思います。楽しみにしていて下さい!
●フランドル役:河原木志穂さん
私も「ふが」しか言ってないんですが(笑)。
私とフランシスカは一緒のグループで、どうにも役に立たない2人組で、脳天気担当! みたいな感じで。 結局、「ふが」しか言っていないので、私達は一体、何をしてたんだろう? と(笑)。
台本には、「敵を倒したらしい」と書いてあって、“らしい”って!(笑) もう、「ふが?」「ふが!」で会話とかが出来て、一応、森永さんとはきちんと打ち合わせをして、「ここは、私、こういうつもりだから」「判った。じゃあこう言うね!」という素晴らしいものだったのですが(笑)、多分、誰にも判らない結果になっていると思うので、皆さん、想像して聞いていただけると嬉しいなと思います。  
これは想像して楽しむCDドラマという事で、リザが令裡のどこを触っているのか、などを推理していただければ、かなり萌えると思います。何度も触って、何度も怒られてるんですよね(笑)。  
凄い描写とかがあっても、何か、どこかにのん気というか、それぞれみんなのキャラクターが浮世離れしている感じが、理屈抜きで楽しめると思います。後、フランドルとしては、アニメの方、凄く可愛らしく描いていただいて、その絵に助けられていただいている分、CDドラマは恐ろしいです……(苦笑)。
顔が見えない分、皆さん、一生懸命想像して、可愛いんだ、この子は、と思い込んで聴いてくれると嬉しいなと思います。どうぞ、楽しんで下さい。
●マスター&劉劉役:加藤亮夫さん
いやぁ、今回、喋った、喋った! 
凄い長台詞があって、段々日本語が上手くなってしまって、音響監督さんにダメ出しを受けました。「それじゃ、丸判りだから」と(笑)。事前に、家で練習してる時も最高に楽しかったです。おまけCDでは、マスターと劉劉との会話もありまして、出来上がりが楽しみです。  
「あれはアダムスキー型だろう」って言う劉劉の台詞があったのですが、実は、あれが何か、音的にも凄くハマってて……(笑)。
家でもかなり、練習しました。  おまけCDも気合いが入っています。是非、楽しみにしていて下さい。
●脚本:ふでやすかずゆきさん
テレビの方では表現の問題もあって、若干、コミカルな感じになっているのですが、ドラマCDの方は、残虐描写等はシリアスに、ということなので、ギャグはなし、というハズだったんですが……シナリオが出来上がると、あれ?、という感じに(笑)。
最初に想定していたものとはちょっと違う方向に行ってしまいました。演じていただいた皆さんも、楽しんでいただけたようで何よりです。元々、全体の流れとしてはシリアスな話だったはずなのですが……。カットされることも覚悟の上で『ナインハーフ』ネタとかも入れておいたんですけれども、特に拒否反応というかリアクションも無く、スルーしていただいたようで、世代として、このネタは古いのかな、と少々ギャップを感じたり(笑)。  
フランドルとフランシスカが何をやっているのか、実は、書いた本人にもよく判っていいません(笑)。色々と想像を膨らませて頂ければいいな、と思います。 最後にヒロの台詞で「パンゲア超大陸土産」とか言っているんですけれど、あれはヒロのボケというか、世間擦れしているせいで。他の場所は一応、世界遺産とか世界の七不思議とかそういう所なんですが、パンゲア超大陸は、行こうと思ったら時空を超えるというか、タイムスリップしないと行けない場所なので(笑)、そういった所で、ヒロのとぼけた部分を「出せるかな~? 出せないかな~? 出してくれるといいな~」と思っていました。  
音的にもだいぶ面白いものになっていると思います。お楽しみ下さい!
2007.08.10