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令裡役:能登麻美子さんインタビュー

川澄(綾子)さんがやられている姫の妹(シャーウッド)という役ですが、前にも 川澄さんが姉、私が妹という、シチュエーションの作品があったので、何か懐かしい なぁ、と思いながら現場に来たんですが、前にやらせたいただいた姉妹とはゼンゼン 違って、2人の間にどこか殺伐とした空気が流れているので、その違いが面白かった ですね。
オーディションの時から、「もっと高飛車に!」「もっと高飛車に!!」と、傲慢な 感じを前面に出す感じを指示されていまして、可愛らしさをちょっと置いといて、嫌な女ぐらい高飛車さを出す演技に専念しました。
姫の妹という部分では、姉を策にはめようとするんですけれども、根底には愛情があ るのかなぁ、と。
急に姫に抱き寄せられたりしたら、ドキドキしちゃうというか。そ の後また、ちょっと強気になって皮肉っぽい事を言うんですけれども、その直前のド キドキはシャーウッドの素直な気持ちだったのじゃないでしょうか。
強がっちゃう けど、自分の欲望に素直な可愛い子なんじゃないかな、と思っています。
泣き真似をしてまでも、相手を自分の策に巻き込もうとする所が、「わぁ……こん なあからさまなことをするキャラは初めてだー!」という感じで印象的でした。
『怪物王女』は、キャラクター達がみんな、クールですよね。私が今まで一緒にお 仕事をさせて頂いた作品の中でも、皆さん、特に低めのところの声を使っておられ て、凄くスタイリッシュというか、キャラクターがみんな、カッコいいな、と。
そういう意味で“クール”ですよね。そういう人達の駆け引きというかやり取りが、ゾクゾクして、楽しいなぁ、と思いますね。
食人植物に食べられてしまったりと、結構激しい戦闘シーンがカッコ良かったりす るんですが、その中にも、やっぱりこう、殺伐とした雰囲気の中で神経を研ぎ澄まし て過ごしている女の子達も、たまにこう、ふっと気が緩む時がありそう、というか。 とても可愛い姿も見ることができる作品だと思いますので、期待して楽しみにしてい て下さい!

2007.05.04