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第7話「電撃王女」

その日もヒロは、同級生のパシリをやらされ、買い出しに行かされていた。
だが、何だかその様子はおかしい。走っているヒロの息は荒くなり、ドンドンペースが落ちていた。

そして突然力尽き、突っ伏すように倒れてしまうヒロ。
慌てた通行人に救急車を呼ばれ、病院に搬送されてしまうのだったが……
実は、姫から与えられた生命の炎が尽きかけているのだった。
このままだとヒロは死体に戻ってしまうのだが……
姫本人はヒロの事などすっかり忘れ、フランドルと紗和々のやり取りを眺めながら、ティータイムを過ごしている始末――

一方、病院の集中治療室で目を覚ましたヒロは、自分を縛りつけようとする見張りから、辛くも逃げ出し、その廊下を走っていた。

病院全体から奇妙な違和感を感じつつ、突き当りの出口から外に逃げようとしたその時、両手にメスを持ったままクルクル踊って現れた人物は、その病院の院長、蛹田方正だった。

彼は、ヒロの事を生きた死体だと指摘した後、こう狂喜するのだった。
蛹田や看護士達の異常な様子に、再び逃げ出すヒロだったが――
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