とらのあなトークイベントレポート
『「ガーリッシュ ナンバー」トークショー~原作者くるけど何か質問ある?』イベントレポート

『「ガーリッシュ ナンバー」トークショー~原作者くるけど何か質問ある?』イベントレポート

昨年の12月25日のクリスマス当日に、とらのあな秋葉原店Cでトークイベント『「ガーリッシュ ナンバー」トークショー~原作者くるけど何か質問ある?』が行われました。

開演前の影ナレから、烏丸千歳のやる気がなかったり、久我山八重があざとかったり、2人の息が合ってなかったりと、さっそく「ガーリッシュ ナンバー」独特の作品世界に引き込まれたところで、烏丸千歳役の千本木彩花さん、久我山八重役の本渡楓さん、そして、原作者の渡航さんが登壇してイベントがスタート。千本木さんと本渡さんはお揃いのイヤリングを付けていて、2人の仲の良さが伝わってきます。

イベントの目玉は、会場に集った皆さん&Twitterで募集した質問に答えるという「『ガーリッシュ ナンバー』ぶっちゃけトークコーナー」。
さっそく「この設定を思いついた経緯は?」という質問に「TVアニメの企画制作で経験した、辛いこと、悲しいこと苦しいことをコミカルな感じで、ライトに世に告発していこうというところから始まった企画です」と渡先生が答えると、「私たち、巻き込まれてる感じですね…」と千本木さん。

『「ガーリッシュ ナンバー」トークショー~原作者くるけど何か質問ある?』イベントレポート

「これでもまだこれ以上は……って思っていたところがあったので、2期が決まったら、そのときは焼け野原にしてやろうと思います!」と、なおも息巻く渡先生に「そしたらキャスト総入れ替えですね…」と千本木さんがクールに対応(笑)。「私は出たいな~、猫役でも」と本渡さんが答えていたのも面白かったです。

また「7話で八重が言った“ちーちゃん 死にたいの?”という台詞は本渡さんのアドリブですか?」という質問には、「(どっちだと思うか客席アンケートを取ったあと)台本通りだよ!」と本渡さんがしっかり否定。「そんなアドリブを言われていたら、死にたくなる」と千本木さんが解答していました。

「自意識過剰かもしれませんが、最終話に僕らしき人がいたのですが…」という芸人の天津向さんからのTwitterでの質問には、「脚本上ですでに指定が入っていた」と告白。ただ、本人には許可をとていなかったそうです。さらに「男性声優の話も考えていた?」という質問には「『ガーリッシュ ナンバー』にはもともと声優をやっていたキャラクターがいますから、そういう話も機会があったら書いてみたいですね」と、渡先生が興味深い発言をすると、「うちの兄(悟浄)の話ですね」と千本木さんがこたえていました。
そんなぶっちゃけコーナーのあとは「絵で伝えろ!お絵かきのコーナー」へ。現在、秋葉原の11店舗の飲食店で開催されている「『ガーリッシュ ナンバー』打ち上げパーティーin秋葉原」のコラボメニューを考えるなら?というお題に、卵づくしの料理と答える千本木さん、辛いものが大好きな本渡さんは、ホワイトソースの下にデスソースが入った“天使の腹黒パスタ”を考案。最後の渡先生は「ドンドンドーナツどーんと・・・・」とドーナツを提案、会場から笑いは取ったものの、「……『ガーリッシュナンバー』とコラボしてほしいですね」と、本渡さんにごもっともなツッコミを入れられていました。

その後、ぶっちゃけトーク番外編として、キャストと原作者同士での質問に。

まずはペンネーム『八重の中の人』から「千本木さんへ、お店でゆっくりしゃべるのはお好きですか? もしよければ私と行っていただけませんか?」という質問に「ファンの方なら事務所NGですね~。プライベートであればお店でゆっくり話すのはありかもしれない」と千本木さん。また「ちーちゃんの目玉焼き推しの理由は?」という渡先生への疑問には、「デザインに最初から入っていて、ボツにしたんだけど、最後までしれっと生き残っていた。こんなにしぶといのは千歳らしいから」という理由で採用したとのことでした。

『「ガーリッシュ ナンバー」トークショー~原作者くるけど何か質問ある?』イベントレポート

ペンネーム『千歳の中の人』からの「2期はあるのでしょうか?」という質問には、「やりてぇな~。皆さんの声援次第ですけど、多くの人にこの作品を広めてほしい」と答えていました。

最後にペンネーム『わたりん』からの「『ガーリッシュ ナンバー』という作品の嫌なところ、嫌いなところ、つらかったところ、許せないところがあったら教えてください」という質問には「7話の予告での八重と京のやりとりは許せないと思いました」と千本木さん。本渡さんは「怖かったのは、アフレコブースのシーンで、ディレクションサイドがしていた、これ以上はこの子は無理だからみたいなやり取り。あれは我々もいつも気になっているんです」と答えていて、声優さんあるある話も、この作品には散りばめられていたのだなぁと実感させられました。

告知コーナーでは、4月9日にEX THEATER ROPPONGIでイベントが行われることと、そのチケット優先販売申込券がパッケージに封入されることが発表されました。また、そのパッケージには、1巻同様、第2巻にもキャラクターのボイスサンプルが聴けるQRコードが封入されているとのことで(※1巻は烏丸千歳、2巻は久我山八重)、「6人でブースに入って、しゃべらない人は待っていたんですけどテストのときは笑っちゃって…」と、収録時のエピソードも語っていました。

『「ガーリッシュ ナンバー」トークショー~原作者くるけど何か質問ある?』イベントレポート

1時間が本当にあっという間で、作品にまつわるいろいろなぶっちゃけトークが聞けた本イベント。この話を踏まえて、もう一度『ガーリッシュ ナンバー』を見てみたら、さらに深く作品を楽しめるかもしれません。

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