TBS「アナウンスBoo!!(アナウンサー通信)」

高畑百合子の『ゆりの根っこ』

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魔裟斗選手・引退発表会見
ついに、これを聞く日が来ました。
魔裟斗選手の引退発表。
魔裟斗選手が、2009年大晦日ダイナマイトを最後に、引退します。

もうかれこれ7年間、魔裟斗選手を取材させて頂いている私にとって、魔裟斗選手は特別な存在です。

遡れば、私が入社する前の内定者時代、アルバイトとして格闘技中継の手伝いをしました。
その時、初めて魔裟斗さんの事を知り、それからずっとお世話になっています。
私が入社して、記念すべき初めてのスタジオ収録のゲストは、他でもない、魔裟斗さん。
2003年秋、世界王者になった直後で、ベルトを持って来てくれました。
その後私が格闘技をリポーターとして担当するようになり、それから今まで、たくさん取材をさせて頂きました。

…血ヘドを吐くような練習…表現が強烈ですが、この言葉が一番ぴったりくるように思います。
見ていて苦しくなるほどの練習をしている所を、何度も見ました。
試合当日は、控え室から入場まで、ほぼすべての試合で見せて頂きましたが、コンディションやメンタル的なものを上げていくその姿には、いつも感嘆させられます。
徐々に上がっていく緊張感と緊迫感に、胸が苦しくなったことが何度もあります。
一度「俺より緊張した顔してた」と、魔裟斗さんに言われた事があるほどです。
それだけ張り詰めた空気から一転、入場の瞬間には大歓声に両拳を上げて応える…その姿は、いつもとても眩しかったです。

語っても語っても語り尽くせないほど、魔裟斗さんにはたくさんの思いがあります。
少なくとも、今の私のアナウンサー人生に、すごく大きな影響を与えてくれた方です。
取材の仕方、インタビューの礼儀、選手の皆さんとの接し方…魔裟斗さんから学んだ事が、たくさんあります。
だから、そんな魔裟斗さんの引退は、複雑な形で胸に迫りました。

会見前に魔裟斗さんに会ったら、「まだ今年いっぱいやるんだよー!」と笑ってました。
そのすがすがしいお顔を見たら、なんだか私も笑顔になっちゃいましたが、
会見で改めて「引退」を口にしている魔裟斗さんを見ていたら、涙が出てきてしまいました。
辛いのでも寂しいのでも悲しいのでも無く…
何とも不思議な感情でした。
色んな思いがたくさん込み上げてきました。
会見の後、もう一度魔裟斗さんに会った時に「泣いちゃいました…」と言ったら「なんでだよー!」と、またまた笑われました。

…ですよね(^-^)
まだ今年9ヶ月あります!
魔裟斗さんへの感謝の気持ちを込めて、今年一年、精一杯魔裟斗さんを伝えます!
魔裟斗さんの格闘技人生最後の一年を、しっかりこの目に焼き付けて、リポーターとして少しでも多くの事を伝えていきます!
2009年4月1日(水)

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