第8話より:有馬 毅へのメッセージカード=白の王

明日美に理解を示していたような態度の有馬教授でしたが、実はその裏で磐台教授と繋がっていました。磐台が犯した数々の医療ミスを隠蔽していたという有馬は、「次の計画の話をしましょう」と磐台に呼びかけましたが、磐台に手を貸すことと引き換えに、自分の計画を実現するために、磐台をチェスの駒のように操っていたのでしょうか?
ついに馬脚を現した有馬教授に対して、明日美が送ったメッセージカードには、手術台に横たわる内蔵をあらわにした少年の前に、メモ帳を手にして立つ「白の王」が描かれていました。そこには「BLOODY HUNTER」=“残忍なハンター”というメッセージが書かれていました。自分の娘に適合する腎臓をハントするためには手段を選ばず、生きている患者さえもそのターゲットとする有馬の非道さを指したものです。
なお、「鏡の国のアリス」に登場する「白の王」は、ひっきりなしにメモを取っているキャラクターとして描かれていますが、それになぞらえて、有馬教授も頻繁にメモを取る姿がドラマの中で描かれています。