広場の中心にゼロ・ウェイストハブを設置
みんなで楽しく学びながらゴミを分別!

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「地球を笑顔にする広場」はのべ17,000人の方にご来場いただきました。
にぎわう会場の真ん中で存在感をはなっていたのが、お客さまがスタッフと一緒にゴミを分別する「ゼロ・ウェイストハブ」です。
徳島県・上勝町「ゼロ・ウェイストセンタ―WHY」を運営する株式会社 BIG EYE COMPANYの監修で、会場で出たゴミを紙・プラスチック・生ごみなど10種類に分別しました。イベント全体のテーマである”サーキュラー”を実現し、環境にやさしい、ずっと続けられるイベントにしていくための第一歩となりました。

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ご来場のみなさまには、スタッフの説明を受けながら、捨てようとしているゴミがどこに分類され、どう生まれ変わるのかを考え、分別に参加してもらいました。
プラスチックや紙などを分別せずに混ぜてしまうと「ただのゴミ」として、まとめて焼却処理するしかありません。ていねいに分けて集めることで、ゴミではなく「価値ある資源」に生まれ変わるのだと、体験しながら学ぶことができる空間になりました。

前回イベントから、リサイクル率が55%アップ!
ゴミの量と行き先を可視化する

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ゼロ・ウェイストハブで分別を行ったことにより、どうしても燃やさなければならないもの以外のすべてをリサイクルすることができました。リサイクル率は前回イベントの22%から、77%(生ごみとedishは含まず)と向上し、燃えるごみの量を大きく減らしました。

飲食ブースのお皿やカップには、プラスチックの容器ではなく「edish」というカカオの皮やコーヒーのかすで作られたものを採用。使用後のお皿はバイオ炭に加工して、農地にすき込みを行いました。
食べ残しなどの生ゴミは、コンポストを使って2ヶ月かけてたい肥化を行いました。TBS社内で植物を育てるために活用する予定です。

次回に向けて
もっと”サーキュラー”なイベントへ

リサイクル率がアップした一方で、パネルやフリップなど資源としてまだ活用できるものをうまく再利用できなかった部分もあり、次回に向けての課題も残りました。
また、出たゴミをリサイクルやリユースするだけでなく、今後はリデュース(無駄なものを作らない)も推進していきたいと考えています。
これまで慣例的に行ってきたことを見直し、そもそもごみを出さないように変えていくつもりです。

「ゼロ・ウェイスト ハブ」は解体・保管していて、次回のイベントでも設置します。
会場ステージなども、設計の段階から廃棄物をなるべく発生させないデザインで作っていて、傷ついたパーツを補修しながらこの先何年もリユースしていきます。

もっと”サーキュラー”なイベントへ。
それを達成するためには、ご来場のみなさまの協力も欠かせません。
使ったマイカップを洗ったり、ゴミをひとつずつ分けて捨てることは、ほんの少し手間のかかる作業かもしれません。
いやいやではなく、楽しみながらトライできる場所を作っていきたいと思っているので、みんなで一緒に「地球を笑顔にする広場」をもっとパワーアップしていただけたら幸いです。

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