これまで存在自体、表に出てくることはなかった「M」が日本に入国したという情報がもたらされた。破壊活動全般を行い、世界中で武器を取り扱い、さらにふだんなら銃とは無縁の一般市民にまで殺傷力の強い武器を送りつける「M」の目的とは一体何なのだろうか。
エントリー訓練に向かう人質役・科警研の横川主任を拉致し、神御蔵巡査を名指しで呼び出している。神御蔵巡査は先日、マスコミの取材に対し素顔、氏名を公表している。それを見た「M」は神御蔵巡査を指名したのだろうが、その真意はわからない。ただ、「M」の言う「自分はこの国の常識を食い破るピラニアの一匹目であり、神御蔵一號はその撒き餌」という言葉に何かヒントが隠されているようだ。
今回、逮捕できずに逃亡を許してしまったということで、この先も大掛かりなテロが起こることが想定される。「M」本人が使用していた弾はナイクラット弾といい、通称「COP KILLER」=「警官殺し」、着弾すると先端が裂けて内臓を切り裂くという凶悪なものだ。このようなものが出回り、万が一興津組のような輩が使用しようものなら、どんな恐ろしいことになるか想像に難くない。
「対テロ組織」として成立した「S」、日本の治安のためにも国際テロリスト「M」の逮捕、そしてその目的を明らかにしてもらいたい。
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