週刊Scoop[1月19日号]

NPS、SAT合同作戦!指揮は捜査権を持つNPS、新設部隊の実力とは?

(写真) 今回の銀行強盗および連続爆破事件は、まだ子どもとも言える年代の犯人グループという、蓋を開けてみると驚くべき結果となった。連続爆破事件から始まったこの事件、対応に当たったのはSAT、そして新設されたNPSだ。NPSは警察庁の直轄機関で捜査権を持つため、今回指揮権を与えられたが、その実力はいかほどだったのだろうか。未成年も含まれていたと見られる今回の事件、死者こそ出ていないものの、その犯罪規模から少年法でどう解釈されるのかは全くの不明だ。とはいえ、未成年犯罪者を万一殺害してしまえば、新宿銃撃戦の興津組殺傷以上の非難は免れないだろう。今回、面白半分での犯行で、犯人はじらすことで警察の反応を楽しんでいたため、死者を出す前に現場に到着することが出来、幸いにして人命が失われることなく逮捕することが出来たNPSは賛辞を受ける立場なのかもしれない。しかしSATが先頭に立てば、おそらくもっと早い段階での早期解決を見込めただろう。もし逮捕までさらに長引いたら、爆弾が爆破していたら…新宿銃撃戦の殺傷は行き過ぎとの批判はあったが、やはり人質の命を思うならば、早期解決の手法として、「制圧」という方法も選択肢に入れるべきなのかも知れない。

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