誘拐テロ事件解決に向けた作戦中に、正木たちの真意に気づいたSAT。それは、本来であれば地の利を生かした篭城戦のほうが威力を示すであろうに、あえて分散させる手法を取られたから。SATは特殊部隊としてこうした立てこもり事件などに対する訓練を受けているからこそ、そして相手がプロの正木だからこそ感じた違和感だったんです。
山中攻撃、この撮影も大変だったと聞きました。何故、「大変だった」と書かないのかと言うと。この撮影は都心部のA班とSAT山中作戦のB班との二手に分かれていて、SATチームの撮影にHPスタッフのわたくしが同行できなかったからなんです…
そして、そこでSATの上野隊員こと、淵上泰史さんがオールアップを迎えてしまわれました…最後、ご挨拶に行けなくてすみません!
上野隊員は、SATでは最年少に近い若手隊員でしたが、そのプライドはものすごくて、嵐さんと張るくらいです(笑)。第2話でNPSが挨拶に来たときに「何だお前ら!」と声を張り上げましたが、「SATはSATで解決できる!」という自信の表れなんです。NPSに出向した蘇我さんに対して「先輩」と気さくに声をかける当たりは「力」というものを絶対視しているからこそなんだろうな。
…というようなレポートを入れようと思っていたのに、なかなか入れられず。うう、上野くんファンの皆さますみませんでした…
そしてさらにSATであることに誇りを持っていた嵐さん。オールアップは「SATはこの国最後の砦」とさっそうとNPS救出に来てくれたシーンでした。あああ、なんて嵐さんらしいんだ!
嵐悟役:平山祐介さん
「まさかの子持ちで、まわりの子どもたちからも笑われてました(笑)。SATには中丸隊長はいますけれど、嵐が実質的に引っ張っていく人でした。SATという仕事に誇りを持っている人で、熱い役で楽しかったです。」
冷静な副官・山中さん。でも演じていらした本宮さんは現場では常に明るくて、ムードメーカーでした!
山中一郎役:本宮泰風さん
「あんなに早くからやっていたので、終わると言われてもピンと来ません。でも終わるんですね。長い間ありがとうございました。」
そして、上層部の意向よりも何よりも「国民のため、仲間のため」という自分の任務をまっとうした中丸隊長、最後の最後に人気がうなぎのぼりです。(これまでも人気でしたが)
中丸文夫役:高嶋政宏さん
「まだ映画もありますし、最後の言葉は言えません。言うとふぬけてしまいそうです。また映画で会いましょう。」
秋さんは、中丸さんと香椎さんに同じチームで活躍して欲しかったようですけれど、それぞれの道を選んだお二人は「また現場で会おう」と再会を約束しまいた。同じチームでなくても、共に闘うことが出来る。憎みあっているわけじゃない、それぞれの道を見つけ、そしてお互いの道を認めただけ。香椎さんの襟元から覗く白い包帯、仲間が傷ついていれば心配して当たり前。今度、また出動することがあったら、SAT、NPSが協力してこの国を守ってくれる。この二人が率いる部隊なら安心して任せることが出来る。
「S」の次の舞台はどこになるのか、大きなスクリーンで描かれる「S」の戦いはどのようなものになるのか。皆さんに初披露された試写会でのご挨拶で「全米公開」とおっしゃっていた高嶋さん、皆さん高嶋さんの言葉を真実にすべく、映画版も応援よろしくお願いします!!