「S-最後の警官-」は、警察を舞台にしたドラマですけれど、一號くんや蘇我さんたちの所属しているNPS、SATは特殊部隊ですから、一般の警察のように捜査本部での捜査会議に参加して…ということが基本的にありません。
NPSには捜査権がありますが、誘拐、強盗などといった事件には「捜査一課」というところが当たりますし、担当セクションがそれぞれ違うんです。
第8話のNPSは、誘拐事件の捜査に当たるSITの指揮下に入りますので、今回は捜査本部での会議にも参加します。
初の警察官役に挑戦中、向井理さんと綾野剛さんにとっても、こういうところは新鮮に見えるらしいです。
綾野さん「いかにも『捜査本部!刑事もの!』っていう感じですよね!」
そういえばNPSの皆さんが着ているジャケット、出演者皆さんお気に入りで「買い取りたい!みんなお揃いで着よう!」と言うくらい☆
そういえば、NPSは本部でも私服のときがあるけれど、SATにはないなあ、と思った皆さま、その感想は正しいです。SATは基本的に出動=即現場になりますので、本部に来たらまず着替えて、常にアサルトスーツでの待機になるんですが、NPSは事件の際、捜査に出ることもあるので命令=即現場出動ということではないんですね。ですからその都度着替えなければいけないので、結構忙しいんです…
私服といえば!以前の合コンや歓迎会で梶尾さんが着ていたシャツやネクタイ、犬の模様入り☆いつかこのことが書きたくて仕方なかった!今回捜査もあるし、また見られるかな?梶尾さんの私服姿にも注目!
捜査本部では、私服ではありませんが装具はありません。ただ、すぐに動けるようにいつものツナギ(って言うのかな)です。うーん、SITの皆さんはスーツですから、やっぱり目立つなあ…
速田さんの恋人の優子さんに誘拐の疑いがかかってしまっている、誰に何と言われても信じることなんて出来ない、優子さんがそんなことをする人じゃないのは、かつて疑ったことのある速田さんが一番よく知っている。しかし、SITのかつての上司・当(あたり)さんはそうは見てくれないようで…
絶対に違う、何としても疑いを晴らそうと決意を新たにする速田さんを蘇我さんがはげまそうとしているのか、単純に綾野さんが平山さんにじゃれているだけなのか。捜査本部の撮影は1日がかりでずっと続いていくので、皆さんちょっとお疲れなのかも。
そうかと思うと、一號くんも隊長にじゃれる!このドラマは全体に出演者がベテラン揃いで、向井さん、綾野さんも始まる前から「いい意味で大人の方が多い作品で、ぼくたちが最年少に近いくらいですから、先輩に胸を借りながら演じていきたいです。」とおっしゃっていたことが思い出されます。思い出したんですけれど、「胸を借りる」というよりじゃれてるから!!なんだこの子どものような光景は!大人の男性に向かって失礼かも知れませんけれどかわいいなあ、もう!
連行されていく優子さん、止めようとする速田さん。NPSのみんなも、いつも冷静な速田さんがこんなに取り乱すのを間近で見て、驚きを隠せません。
当さん役・小木茂光さん、ちょっとこわもてですけれど(すみません)、とても優しくて穏やかな方です。
連行されて、取調べを受ける優子さんに会いにくる速田さん。取調室というのはマジックミラーになっていて、被疑者からは外の様子は見えませんが、向こう側からは中の様子が見えます。信じている速田さん、何としても糸口を見つけようと必死に優子さんに問いかけ、手を握りますが
平山さん「これって、当さんから見えてるんですよね…」
そう、見えているんです。撮影はそれぞれのパートで行いますので、取調室内の速田さん、優子さんのシーンを撮影している間、小木さんはスタジオの外の「前室」というところでモニターをご覧になって、ご自身のリアクションを考えています。
速田さんの愛情、手を握るところを同じく前室で見ていたHPスタッフとほかの女性スタッフ、あまりのうっとり加減に身もだえしまくり!!何て素敵なんだ、こんなに信じてもらえるなんて女冥利につきる!
小木さん「…(苦笑)」
しししまったーーーー!あまりに興奮しすぎて笑われてしまった!
小木さん「いいんですよ、女性はこういうの好きですからね。」
気を使っていただきました。ありがとうございます…小木さんは刑事ドラマにも数多く出演されていて、こうした捜査本部、取調室の撮影雰囲気は馴れたものです。必ずと言っていいほど登場するホワイトボード、地図。いろいろ見ているのが楽しいのですが、この地図を見ながら
小木さん「ここら辺、こういうところがあって」
ロケ馴れしている…きっとお店とかも詳しいんだろうなあ、SITの上層部の皆さん、何気に楽しそうに地図を見ていらっしゃって、どこの地点のことなのか気になって仕方ありませんでした。
小木さん「警察ものって一言で言っても、事件は人が起こして、そこには恋愛とか怨恨とかいろいろあって、本当に『人間ドラマ』だね。」
平山さん「出来上がりどうなっているかなあ。「S」だけどこれまでの「S」じゃない空気で演じてましたから、気になります。」
そうか、そうですね…第8話はこれまでの「S」とはちょっと違った雰囲気かも知れませんが「刑事もの」の王道あり、特殊部隊アクションあり、恋愛要素あり、事件の謎解きありと見どころ満載です!
生きているから、そこに生活があって事件があって、愛する人がいれば憎む人もいる。
誘拐事件の裏に潜むものとは、そこにある「人間ドラマ」とは。明日の第8話はどうぞ大切な人と一緒に見てください。